2012年2月18日土曜日

英語教師は安く買い叩かれる?

日本に来て、「英語教師」という未経験の境地に足を踏み入れた夫ですが、なんだかなーと思うことがあります。

それは・・・お給料が安いこと。
正しく言うと、お給料が安いのが嫌なのではなく、自分が安く買い叩かれている気がして、自尊心が傷つくこと、です。

現在、夫は定期的に英語の先生のアルバイトをしていますが、それ以前は、不定期で個人的に英語を教える家庭教師のようなことをしていました。サイトに登録して、個人的にアルバイト契約を行い、カフェ等で教える、それです。

もちろん、それだけではなかなか生徒さんも集まらないので、私の知り合いで英語を勉強したい人も、何人か紹介したりしました。

ところがこの方式、個人契約なので本当に何でもアリで。。。

レッスン一時間○○円、ということを明示して、合意の上で契約をしたはずなのに、いざレッスンを始めると、値切られたり、生徒さんの希望で2時間レッスンを行ったのに、1時間分しか支払われなかったり。

個人契約ですし、「なんでこんなに高いの?」と言われると、値段を下げざるを得なかったり、ましてや知り合いだと、無理な要望でもはっきり断れなかったりして、なんだかなー、と思うことも多々。それでも、生徒さんにはレッスンを続けて欲しいし、多少のサービスはのんで、やってきました。

でもそこまで頑張っても、突然連絡が来なくなって、自然消滅、、、というのが、レッスン終了のパターン。レッスンが気に入らなくなったのか、飽きただけなのか、真相はわかりませんが、とにかく数回の後、続かなくなる(きちんとした連絡無しに)というのが大体のパターンです。

もちろん、レッスンはお金を払っている側の自由だし、夫も収入のために続けざるを得ない部分もあったのでやっていましたが、値切られた上にドロンでは、少し悲しい思いをするのも事実です。※全員がそういうわけではないですが。

正直、定期的なアルバイトが決まったときは、「もうこういう思いをしなくてもいいんだー」と嬉しくなったものです。

また以前、夫は英語学校ではない別の会社から、英語教師のオファーをもらいました。今度はアルバイトではなく正社員、将来性もある仕事、ということで、とても楽しみにしていました。

ところがこちらもふたを開けてみると、正社員のオファーではないことがわかりました。その会社では、英語教師の正社員は必要ないので、待遇はアルバイト契約と同じ。そして、お給料は今のアルバイトで稼いでいる(よりも少ない)ものでした。交渉もしようにも、英語教師としてのポジションでは、これ以上の価値はつけられない、ということでした。

こちらの方は、楽しみにしていた分、がっかりの気持ちが大きかったです。英語教師にはこれだけの待遇しか用意できません、とはっきり言われてしまったので。この仕事には、将来性がないのかしら、と不安になりました。

私達は、とにかく夫が安定的に働ける仕事を探していて、基本的にオファーがあれば選択の余地はありません。安定的な職に就くまでに、何もしないよりも少しでも経験をしておいた方がいいし、無収入よりも少しでも収入があったほうがいいからです。

全く無職のときから比べれば、ずいぶん状況は良くなっているのですが、足元を見られがちな就職の交渉に、ちょっと気がめいる時があります。特に、英語教師は、「えー」っていう待遇を提示されることが多いからです。
※夫の場合は、日本に来て未経験からこの仕事を始めたからだと思います。もともとプロとして英語の先生をされている方は、また違うのだろうと思います。誤解を招いたら、すみません。

やっぱり英語教師ではなく、経験ありの専門職として就職できるのが一番気持ちが楽なんだけどなー。正社員への道は、まだまだ遠そうです。

※仕事が決まらないシリーズは、こちらにまとめています。

2012年2月4日土曜日

I love youと言われたとき

夫はよく「I love you」と言います。夜寝るとき、朝出かけるとき、電話を切るとき、その他そういう思いが高まったとき、いつでも「I love you」と言ってきます。

そして、私が約8年、夫との交際期間も含めてずっと克服できていないこと。それは、この「I love you」に正しく(?)答えることです。私は「I love you」と言えない女なのです。。。

誤解のないように言うと、私は夫のことを愛していないわけではありません。ケンカをして、I love youとは言いがたい気分に陥るときもありますが、基本的に、夫のことはI love youです。

では、なぜ言えないのか。

結局、恥ずかしいんですよね。そもそも、自分の気持ちをそう何度も言葉に出して表現することに、私は慣れていません。加えて、母国語ではない英語で、このような「感情」を表現するというのは、私にとっては難しいのです。(でも、日本語で「好き」と言ってるわけでもないので、英語だから言えないというのも言い訳がましいですが。)

夫と家族のやり取りを見ていると、「I love you」「I love you too」のやり取りが普通。
私達の場合はと言うと、私が「うん」とか「I know」とか言って、流しちゃう・・・。他の人からすると、かなり非難されそうな対応です。ごめんなさい!

夫は、結婚して初めのころこそ、「一体自分のことをどう思っているのか」と何度も聞いてきたのですが、今は私の対応に文句を言うこともなく、そのままです。あきらめたのか、言葉に出さずとも気持ちがあることがわかったのか、それはわかりません。

というわけで、あまり疑問に思わずそのままきたのですが、最近ふと、本当に突然、「私のこの行動ってかなり失礼?」という考えが沸いてきました(遅い??)。夫は、アメリカ人のくせに(?)不満に思っていることを自分の中にとどめる癖があり、このことに関しても、大いに不満に思っている可能性はあります。今さら怖くて聞けませんが。

恥ずかしいとは言っても、本当に愛しているのなら、I love youに答えない必要はないわけで、勇気を出して声に出さなくては!と、やっと最近、思ったのでした。

でも、できるでしょうか・・・。「思っていても好きとは言わない」なんて、超古典的日本男児(?)みたいですね、私。