2012年10月31日水曜日

ハワイで結婚式(3)―ホテルで写真撮影―

これまでのハワイの結婚式記録はこちら

夫のタキシードがないまま、迎えた結婚式当日。不安な気持ちのまま朝ごはんを食べ、タキシードショップへ行く準備をしていると、電話が。タキシードショップからでした。留守電を聞いて連絡してくれたらしく、「いやー、取りに来ないから心配してたんだよー。今からお店開けるよー。」ですって。いやいや、心配してたのはこっちですよ・・・15時閉店って、早すぎですから!(もとはと言えば、夫が全部悪いのですが。)

というわけで、夫とグルームズマンみんな揃って、無事タキシードを借りることができたのでした。これで何とか、体裁は整いました。本当に、本当に、良かった。。。。

結婚式は夕方からなのですが、挙式の前に、まずホテルで写真撮影。「あまり安いホテルには泊まらないでくださいねー」と言われていた、アレです。

パンフレットで見たときから、雰囲気のいいホテルだなーと思っていましたし、実際に着いてからも、イメージと違わぬ素敵なホテルだったので、写真撮影はとても楽しみにしていました。が、考えることはみんな同じなようで。。。

実はこのホテル、ロビーに座って人を数分待つだけで、何十組というウェディングのカップルを見ることになるのです。それはもう、次から次へと沸いて出る感じ!到着初日にそれを目の当たりにした私は、「ここでウェディング撮影ってすごく特別な気がしていたけど、私達もあれの一部になるのか・・・」と、少しテンションが下がってしまいました。

しかも驚いたことに、そのほとんどが日本人なのです。これが日本人のハワイ婚好き、と言えばそうなのですが、他の国の人って、あんまりホテルとかで撮影しない・・・のかな?夫にこの話をすると、「まず、式の前に二人で写真撮影とかありえない」と言われてしまいました。まあ、そうだよね、教会でファーストミートってのが、あるべき姿なんだよね、アメリカでは。

私達の場合、アメリカ式にすると色々面倒なことも多かったので、このあたりの段取りは完全に日本式で行いました。夫はこの点は全くOKだったのですが、彼にとってこの写真撮影は、日本っぽいなーって思ったみたいです。

さて、いよいよ自分達も日本のウェディングカップルのone of themになったわけなのですが。

結論から言うと、テンションが下がるとか、全く関係なかったです。いざ写真を撮り始めると、自分達しか見えません!ごめんなさい!

お部屋での準備の様子とか、メイン階段やロビーでの撮影、ルーフトップや廊下や窓際、エントランス・・・ありとあらゆる場所でたくさん写真を撮りました。ホテルで出会う知らない人にも、「おめでとー」なんて声をかけてもらい、とっても良い気分でした。

気分も盛り上がってきたところで、迎えの車に乗り込み、教会へ向かいます。

余談ですが、ハイな気分もすっかり落ち着いたこの翌日、全く同じカメラマンさんが同じ場所で違うカップルの写真を撮っていたのは、少し気分が萎えました。。。さすがの流れ作業です。

それでもやっぱり良い思い出。。。

つづく

2012年10月30日火曜日

ハワイで結婚式(2)―タキシードがない!―

これまでのハワイの結婚式記録はこちら。

結婚式にハプニングはつきもの?なのでしょうが、私達のところにもしっかりやって来ました、予想外の出来事。

私のウェディングドレスは、結婚式の何ヶ月も前から準備して、日本からハワイへ持ち込んでいました。しかし夫は、体も足もアメリカンサイズなので、日本でレンタルするよりも、現地で借りる方が良いと、私のドレスとは全く別で準備していました。

そもそも、なかなかタキシードを予約しない夫に腹を立てて、「そろそろ決めてよー」とお尻をたたいたのが一ヶ月前。ネットでハワイのレンタルショップを見つけて、夫とグルームズマンのサイズを測って、国際電話で予約して、一件落着と思っていたのです(でも予約はほとんど二週間前・・・)。

が!甘かった。

グルームズマンをつとめてくれる夫の友人がハワイに到着するのが、結婚式の前日の午後。借りに行くのがぎりぎりになるけれど、試着もしたいし、人数が揃ってから借りに行くということで、お店にはその日の午後に行く予定を立てていました。

午後はまず、ウェディングプランナーさんとの打ち合わせ。とてもてきぱきした方で、一時間ほどで打ち合わせは完了。

さて、時刻は午後3時半。私はホテルのお部屋でリハーサルメイクがあるので、夫は友人とタキシードショップへ・・・と思いきや、ショップへ電話をした夫の手が止まりました。「土曜/日曜は、午後3時までの営業です」受話器越しに聞こえるボイスメッセージの音。。。

「ちょっとー!だから早めに行っとけって言ったじゃない!」
「週末に営業が3時までの店なんて聞いたことないし!!」
「つーかさ、明日結婚式で予約してるのに、連絡もなく閉めちゃうお店って・・・あなた、本当にちゃんと予約できてるんでしょうね???」

罵倒し合ってみたけど、もちろん何も解決せず。

とりあえず、留守番電話にメッセージを残し、明日の朝一番でお店に出向くことを伝えました。「最悪、デパートで黒いスーツを買うよ」という夫でしたが、せっかくお気に入りのドレスを準備しているのに、夫がそこらへんのデパートで買ったあり合わせのスーツだなんて、悲しすぎます。。。

とまぁ、考えていても仕方ないので、残りの午後は、それぞれの予定をこなしました。私は、リハーサルメイク、その後、両親と友人とディナー。夫は、ハワイに来る友人を迎えに行き、そのまま友人とディナー。

いやね、私も大概失敗を笑いに変えるほうですけど、メイクさんにも、両親にも、まさか「夫の明日の服がまだないんですよー、ハハハ」なんて、言えませんでしたよ。

一抹の不安を抱えたまま、迎える結婚式当日・・・。

ドレスは報われるのでしょうか。。。

つづく

2012年10月26日金曜日

ハワイで結婚式(1)―ハワイに到着!―

いよいよ待ちに待った結婚式!
夫の実家への帰省を除くと、まさに結婚以来ほぼ4年ぶりの海外旅行。それも初ハワイとなれば、結婚式でなくてもウキウキしてしまいます。

前日にシェービングとエステに行き、朝方までパッキング、さらに出発日の午前中にネイルを済ませ、空港でドレスをピックアップ。。。かなりバタバタの出発となり、イライラで夫婦ケンカも勃発しましたが、一度飛行機に乗ってしまえばハワイはすぐそこ!いや、本当に一瞬でした。夫の実家へは、飛行機で12時間、さらに国内線に乗り換えて2時間ですから、ハワイへの7時間弱のフライトは、大げさではなく一瞬に感じました。

私達のハワイステイの予定はこんな感じ。
1日目 到着
2日目 結婚式の打ち合わせ&リハーサルメイク
3日目 結婚式
4日目~8日目 自由行動(今回は、オアフ島のみ)
9日目 日本へ

私の家族や友人は、結婚式の翌日や翌々日に帰るため、結婚式までは私の友人や家族と過ごし、後半は夫の家族や友人と過ごす予定を立てました。さて、二人の時間はどれだけ取れるかな・・・一応新婚旅行も兼ねているのですが、とは言っても、はるばるハワイまで来てくれた人たちと一緒に時間を過ごす必要もありますからね。まあ、夫側の家族/友人と私側家族/友人でうまく予定はばらけたので、もうあとはなるようになるわ、という気持ちでいました。

さて、到着しましたホノルル国際空港。予約していたレンタカーをピックアップし、宿泊先のホテルに向かいます。今回、私達が宿泊したホテルはここ、モアナサーフライダー(http://jp.moana-surfrider.com/)。
いやー、ここがもう、本当に素敵なホテルでして。

もともと、「結婚式の日にはホテルのお部屋でも写真を撮りますので、あまり安いホテルには泊まらないでくださいね」とプランナーさんから言われていた私達。うーーん、と言われてもハワイのホテルなんて何も知らない。というわけで、めったに行かない旅行会社に出向き、おススメしていただいたのがここだったのです。

余談ですが、この旅行会社が全く使えなかった!「結婚式をする」以外はノープランだった私達に、「ハネムーンならこのホテル」と(希望も聞かず)決め打ちで4つのホテルをごり押し。そしてパンフレットをただ朗読したあげく(読むだけなら、自分で読みますって)、私達が「9泊したい。途中で宿泊ホテルを変えたい」といった要望を伝えたところ、「そのようなプランは存在しませんので、お見積もりには5営業日頂きます」ですって。普段から旅行は個人手配が基本の私達は、ネットの方がよっぽど融通きくねー、、、、という結論となり、そのままパンフレットだけ頂いて帰ってきたのでした。

が、しかし、その彼女のごり押しホテルのうちのひとつが、ここだったわけです。いろいろ言いたいことはあるけれど、彼女の唯一で最高のファインプレーでした☆

話を戻して、ホテルに到着。見た目もさることながら、ロビーはオープンエアーで、ビーチからの風が吹き抜けて超さわやか~。チェックインはまだできなかったのですが、これは幸先がいいぞ。ということで、夢の膨らむ私達でした。

この後、一日目は、先に到着していた私の友人と合流し、ブランチ&(なぜか一日目から本気の)ハイキング&ショッピングでビキニ購入~♪夜は、他の日本からの友人とも合流し、友人おススメのレストランで、にぎやかなディナーとなったのでした。

つづく

2012年10月22日月曜日

レセプションで何をするか?(2)

一ヶ月以上ご無沙汰をしてしまいました(毎回これを言っている気がしますが)。
ご無沙汰している間に、ハワイでの結婚式を終えて、日本に帰ってきました。
今でも、思い出してはニヤニヤしてしまうくらい、素敵な時間を過ごしてきました。

結婚式のことは、記録も兼ねてまたぼちぼち書いていきます。

今回は、レセプションの計画の話が中途半端に終わっていたので、その話を(本当に今さらですが)。前回の話は、こちら

レセプションの前半のメインが、乾杯、ケーキカット、スピーチだとすると、後半のメインはダンス。

これ、最初はどうしようかすごく悩みました。というのも、日本の披露宴でダンスをするという習慣はありません。でも、夫の話や、ネットで調べたところによると、アメリカのレセプションのメインはダンスだと言ってもいいくらい、踊るらしい。新郎新婦のファーストダンスに始まり、新婦と父のダンス、新郎と母のダンス、あとはみなさまご自由に踊って・・・という感じで。

ファーストダンス、日本の招待客にとってはどうなのかしら、と思いつつも、結局行うことにしました。恥ずかしいなー、という気持ちも多少ありましたが、みんなの前で二人でダンスをするなんて、こんなの自分の結婚式でしかできないわ!というミーハーな気持ちもありまして。

ただし、私と父のダンスはやめました。一応話はしてみたのですが、父は案の定、恥ずかしがって拒否しましたし、還暦を迎えた父に人前で(おそらく)初ダンスを強要するのも何なので。。。そのかわりに、夫と母のダンスはしてもらうことにしました。事前には伝えなかったのですが、きっと義母は、レセプションで息子と踊ることを嬉しく思うだろうなーと思いました。

さて、ファーストダンスをするとなったら、考えるのが曲目。
相変わらず、思い出の曲もない私たちなので、演奏をお願いしていたバンドにいくつか候補を出してもらいました。

候補として上がってきたのが、クラシックの有名どころ、有名なラブソング系、いくつかの知らない曲でした。クラシックは音楽の授業で習うような、本当にポピュラーなものだったので、なんとなく特別感がなくて却下。ラブソング系は、どれも「絶対に男友達が笑う!」と夫が断固拒否だった(小学生か!と私は思いましたが)ので却下。

というわけで、知らなかった曲の中から気に入ったものを一曲選びました。
で、めでたしめでたし、のはずだったのですが、後日談が。

選んだのは、「Somewhere in Time」という曲。これ、同名の映画のテーマソングらしく、「せっかくだし結婚式の前に二人で映画を見ようよ」ということになったんです。映画は、80年代のラブストーリー。タイムトラベルがテーマになっていて、予告編を見る限り、とてもロマンチックな話っぽい。ということで、「いい思い出の曲になるわー」とウキウキしていました。

ところがどっこい、映画のエンディングが(私にとっては)「なんじゃそりゃー!」な終わり方で。ロマンチックというか、とても悲しい。別に嫌いではないけれど、ファーストダンスの曲としてはどうなのよ、と思ってしまいました。一方で夫は、「ロマンチックなラブーストーリだ」なんて横で感動してるし、反応が真逆ー!!

同じタイムトラベルなら、「Back To the Future」(何気に一番好きな映画です☆)のテーマソングにしとけば良かったよ!とまで思ってしまった私でしたが、曲そのものは気に入っているし、夫は映画にも感動していたので、結局このままこの曲でファーストダンスをすることにしました。

さて、色々悩んだレセプションも、一通り流れを決めて、とりあえず一安心。気の緩んだ私は、ダンス未経験にもかかわらず、全く練習もしないまま、ハワイに突入してしまいました。

※もし興味のある人がいらっしゃったら・・・この映画です。