2011年6月29日水曜日

ちょっと気になる

おそらく日本限定の、かなりくだらない話です。

私たちは、外国人が珍しくない地域に住んでいますが、
それでも、二人で歩いていると、なんとなくチラ見されることがあります。
夫は声も大きいし、英語だし、なんか「あれ?」と思われるんでしょうね。

仕方のないことですが、そんなに気分のいいものでもないので、
自分は、国際カップルが周りにいようと気にしない・・・

と、言いたいところなのですが、実は気になるのです。

夫と結婚してから、日本にいる外国人/国際カップルに興味津々になってしまいました。
一人で歩いている人なら、
「この人、どんな理由で日本にいるのかな。」
背広を着ている人だと、
「どんな仕事してるのかなー」(夫が求職中のため)
なんてことが気になって、そっとチラ見。

これがカップルになると、もう、意識せずにはいられません。
「何語でしゃべってるのかな?」
「日本に住んでるのかな?」
「結婚してるのかな?」
全く気にしてなさそうなフリをして、耳はダンボなんてことがよくあります。

以前、私の誕生日にちょっとお洒落なバーに行きました。
有名ホテルの最上階。
ある映画の舞台にもなったところで、半分は外国人客でした。
Jazzバンドの目の前のいい席に通されたので、「やったー」と思い、席に着くと・・・
両隣とも、私たちと同じように、外国人男性×日本人女性のカップル。
さすがに、こういうことは珍しいです。

むむむ、こういうカップル用にあつらえられた席なの?(まさかね)
なんとなく気付かないフリをして普通に着席。
もちろん、音楽もお酒も楽しんでいたのですが、
両隣のカップルも、心の中でちゃっかりチェックしてしまいました。
(どうやら恋人同士みたい。もうすぐ結婚するのねー。)
(左の彼、アレはダメだな。言ってることが軽薄すぎる。遊びだな。)
等々、本当に余計なお世話なんですが、、、すみません。

国際結婚、とひとくくりにするのはおかしいかもしれないですが、
自分で得られる情報って限られているので、
どうも周りの似たようなカップルが気になってしまいます。
もちろん、話しかけたりするわけではないのですが。

いやー、でもおかしいよね、こんなの私だけだよね。。。
とひそかに思い悩んでいたら、なんと夫もよくそういうことがあるのだとか。

向かい側から、似たような組み合わせの男女が歩いてくると、
「お、お前の奥さん、日本人かよ。日本に住んで長いのかよ。」的な
「どっちが日本に慣れてそうか大会with目線だけ」が繰り広げられるそうです。
本当かどうか知りませんが。

みなさんは、周りのカップル気になりますか?

2011年6月25日土曜日

婚約指輪がしたい

みなさんは、婚約指輪を日常的に着けてますか?

私の経験では、
アメリカでは結婚指輪と婚約指輪をセットで
着けている人が多く、
日本では、一部の人がセットで着けているかなー
という印象です。

私自身は、婚約指輪も日常的に着けたいなーと思っています。
せっかくもらった大事なものだし、毎日着けて眺めたい。

しかし、私の婚約指輪はジュエリーボックスの中です。
登場するのは、お友達の結婚パーティーくらい・・・。

なぜ、こんなことになったのか。
実は、セットで着ける結婚指輪がないからです。
私たち、結婚して3年目なのに、
結婚指輪をしていないのです(泣)

そもそも、結婚式は二人の生活が
落ち着いてから、と考えていました。
落ち着く=夫の仕事が見つかり、
日本に二人の生活基盤ができる、だったので、
結婚式をしないまま、今まで経ってしまったのです。

結婚指輪を買うかということは、
夫が日本に来るときに考えました。
が、私たちは、結婚式は後日と考えていたため、
「指輪交換は新しい物でしたいよね~」
ということで、式をするときに買おう、ということに決めました。

結婚当初は、婚約指輪だけを着けていたのですが、
不思議なもので、婚約指輪だけを着けていると
「We've got engaged, yay!!(私たち、婚約したの!!はぁと)」的な
キャピキャピ感が漂う感じがして。。
結婚した後も、単品で着け続けるのに違和感があったのです。
※私個人の感覚です。

というわけで、さっさとはずしていまい、
「無事に結婚式ができたら、またお目見えね!!」
と、夫にプレッシャーをかけつつ、
ジュエリーボックスにしまったわけです。

夫の就職に、ここまで時間がかかるとは、
見立てが甘かったの一言です。。。
でもそもそも、結婚式は二人でするものだし、
私が面倒見るとかご勘弁!なので、
ここまで来たら、夫の就職まで待つことにします。
(何年後になっても、結婚式は挙げたいのです。。。)

私の婚約指輪の日常着けは何年後になるでしょうか。
近い未来でありますように!

2011年6月21日火曜日

夫と父

日曜日は父の日でしたね。

私は、実家の父にカードを添えて贈り物をしました。
夫にも一筆書いてもらいました。
「Thank you for being my family in Japan」
と言いたかったようで、どう書けばいいのか悩みました。
結局、「日本の家族でいてくれてありがとう」にしましたけど、
もう少し自然な言い回しがあったかな。。。

さて、夫側の父の日は、なかなかストレスフルです。
と言うのも、夫と夫の父はあまり折り合いが良くないのです。

2011年6月18日土曜日

夫の人間ドック(実践編)

前回の記事はこちら

さて、準備万端で迎えた人間ドック当日。
さすがに初病院で一人では不安でしょうということで、私も一緒に行きました。

待合室で待ってるので、困ったら呼んでねー、
ぐらいのつもりだったのですが(甘やかしすぎると良くないし!)、
実際の検査と待合室は階が違うということで
結局検査するところまで一緒についていくことに。

夫は、説明はだいたい理解できていたよう。
ちょっと細かい部分とか、間違えたら困るところだけ、補足で説明しました。

ただ病院で使う英語って、普段使わないため、私には全くなじみがなく、
通訳としてほとんど役立っていませんでした。。。

例えば、腹部の超音波検査。
「これ、何の検査?」と聞かれ、
看板の「エコー」という文字を見た私は、「echoだってさ。」と伝えたのですが、
あまり通じていない様子。
検査を終えた夫に、「ultrasoundだったね」と言われて、
あー、そうなんだー(よく考えたらそのまんま)、なんて勉強したり。

また、問診のなかで腰の手術について説明したとき、
「ヘルニアですか?」と聞かれ、
ヘルニアって英語でなんて言うんだろう・・・。
それっぽく発音してみたものの、夫に通じず撃沈。
ヘルニアの手術でないことは知っていたので、「違います」
と独断で返答。
※でも、今調べたら英語でも「hernia」みたいですね。私の発音・・・。

とある検査では、検査員の方が「私、英語ダメなんで、奥さんよろしく!」
と私が呼ばれて、一通り日本語で説明。
その後、「通訳よろしく」と期待のこもった目で私の方を見つめる。
これ、人間ドックに限ったことではないのですが、この手の期待って、
かなりプレッシャー。
英語が若干喋れるくらいでは、通訳は無理なんですよ、すみません。
と思いながら、身振り手振りも交えて説明。

そして最後は、検査の結果を先生が説明してくれるのですが、
これが一番難関だー!と緊張していたら、
なんと、先生は英語が堪能で、すべて英語で説明してくれました。

横で聞いていたのですが、臓器の名前をほとんど知らなかった。。。
勉強になりました。

結果は、ちょっと脂肪肝だけど、概ね大丈夫だよ、とのことでした。
脂肪肝って大丈夫??と若干不安にはなったものの、
特に対応は不要と言われたので、とりあえずそれを受け入れることにします。

・・・・・・

医療周りは、国によってだいぶ違うので、異国だと不安になる気持ちも
あると思います。
私は、アメリカで医者にかかったことはないのですが、
なんとなくアメリカの方が進んでいるのかなーっていうイメージがありました。
(実際は知りません。たぶんドラマ等の影響(笑))

そういう意味で、夫が今回(検査とは言え)日本の病院にかかって
きちんと安心できるかどうかが不安でした。
が、検査を受けて、夫も「しっかりしてるね」と安心していたようなので、
良かったです。

次の難関は歯医者だな。。。

2011年6月17日金曜日

夫の人間ドック(準備編)

先日、夫の人間ドックに行ってきました。

昨年は、あまり日本語が話せなかったので、病院は無理だよなー
と思い、申し込みを見送った人間ドック。
今年は、夫の日本語も上達したことだし、丸2年メディカルチェックしてないし、
ということで、申し込みました。

ところが、行く準備段階から一波乱。

事前に、アンケートや検便キットなど、必要書類が一式送られてくるのですが、
まず、名前が違う。
さらに、性別が違う。
ご丁寧に婦人科検診の案内まで。。。

慌てて病院に電話し、名前と性別が間違っている旨を報告。
ひとしきり謝られた後、
「では、申し込みはご本人様ですね?」と言われました。

私は自分の会社で、扶養家族として夫の人間ドックを申し込みました。
ですが、あちらは、男性である=(扶養家族ではなく会社員)本人の申し込み
だと思ったよう。

「あ、いえ、本人ではなく(扶養)家族です。」
「え、奥様のことではなくてですね・・・」
「あ、ですので、夫が私の扶養家族なんです。」
私が代理で電話したものですから、事を余計ややこしくしてしまい、
ひと悶着。

最後は何とか話が通じて、電話を切りました。
思い込みの力ってすごい。
※ちなみに、同じやり取りを当日の病院の受付でも行いました。

ここからは検便の話。お嫌な方はスルーを・・・。

2011年6月12日日曜日

脳みそまで筋肉

私は、「the 体育会系」が、少し苦手です。
いわゆる、精神論命!なのが駄目なんです。

中高生のとき、「体調が悪いので休みます」と言うと、
「体調なんて悪いと思うから悪いんじゃ。運動すれば治る」とか言う先生、
ああいうのが、苦手なのです。

というわけで、私の好みのタイプはすらっと背の高いメガネ男子。
中身はもちろんインテリジェンス。
・・・結局、それとはちょっと遠い夫と結婚したわけなのですが、
とりあえず、夫は少なくとも「the 体育会系」ではないと思っていました。

が、それは間違いでした。

夫はランニングが好きで、週3回くらい、近所の河川敷を走っています。
私も走るのが好きで、最近あまり運動していなかったこともあって、
一度夫と一緒に走ってみようと、声をかけました。

「私、走るの久しぶりだから、ゆっくり走ってね。」
「わかったよー。」

走るペースは良かったんです。
ただ、相当運動不足の私は、すぐ疲れる。。。
今回のランニングは、別にトレーニングでもなんでもないので、
疲れて歩こうとした、その時。

「止まっちゃ駄目ー!」

え?

「歩くと余計に体に負担がかかるんだ。ペースを落としても止まっちゃ駄目だ。」
「とにかく、あのポールまで走ろう!You can do it!!」
コイツ、、、熱すぎる。。。気づいたときには時すでに遅し、でした。

何とか往路は、夫の言うままに走り、復路に入るところでやっと歩くことができました。
私:「じゃあ、次はあの橋を越えたところから走るよ」(←すでに夫のペース)
夫:「そんなに歩くと次がつらいよ。あの手前の看板からだ。Yes, you can.」

いやいや、イエスユーキャンって言われても・・・。

結局、途中で吐きそうになりながら、
最後まで夫の言うままにランニングさせられたのでした。
その間、夫が横から、「やればできる」「君ならできる」「自分を信じろ」とか
なんやかんやの精神論応援メッセージ付き。

負けず嫌いの性格が出て、思わず完走してしまった私でしたが、
帰ってきて夫に、
「あなたが脳みそまで筋肉だったとは知らなかったよ!!」
と言っておきました。

イジワルのつもりで言ったのですが、夫はこのフレーズがお気に入りみたいで、
最近事あるごとに、
「でもー、私の脳みそは筋肉ですからぁ」
と言われるので、ちょっとイラっとします。

2011年6月11日土曜日

家計の管理

全く気が早いのですが、共働きになったらどう家計を管理するのが良いか、
とよく考えます。

私たちは、結婚をする際に、銀行口座をひとつ開設しました。
私名義の口座です。
私は結婚後、お給料のうちの決まった金額(ほとんど全額ですが)を
新しく作った口座に入れるように変更し、我が家の生活費はそこから出ています。
夫は、お小遣い制です。

結婚前は、夫婦名義の口座を開設しよう、と思っていて、
もちろん日本にも共同名義の口座があるのかと思っていたのですが、
どうやらあまり一般的ではない様子。

自分のイメージでは、夫婦の口座はひとつ。
そこに全額入って、家計の支出/収入が一目瞭然、というのを想像していました。
しかし、夫婦の口座が私名義だと、そうはいきません。
(他人名義の口座にお給料は振り込めなさそうなので。)

そこで、「主な収入源は夫で、妻が家計を預かる」という、典型的な(?)日本家庭で
育った私は、一度、夫の財布を握る、こともやってみようと試みたのです。

と言うのも、夫は不定期ですが派遣で働いたりもしており、
一応日本に自分の口座があるんですね。
ですので、「あなたの通帳も私に預けて」、と言ってみたのです。

すると、夫、断固拒否。

「なんか、身包みはがされるようで嫌だ」と。
そのうえ、「二人の関係が壊れるようなことになって、通帳まで取り上げられていたら、
異国の地で不安だ。」と。
!!!

たとえ離婚ってことになったって、人の通帳取り上げて返さないほど鬼じゃないわ!
と言いたくなりましたが、まあ何事も可能性は0ではない。。。
夫の言い分を聞いて、結局、通帳は各自で管理、ということになりました。
まとまったお給料が入ったときは、二人の口座(私名義の)に入金する、
ということで、落ち着いています。

私の周りの共働きの同僚に聞くと、
結構このパターンの夫婦が多いです。
お互いの口座を持ちつつ、決まった金額を二人の生活費口座に入れる、
というパターンです。

これだと、へそくりし放題なんだよなー。
※かく言う私も、二人の口座にお給料全額入れているわけではなかったり(汗)。

家計は全部妻に預けて、お小遣い制って、日本特有のものなのでしょうか。
(それとも、私たちの信頼が薄すぎるのか。。。)
何か、もう少し家族として一体感の沸く管理のやり方はないものか。
悩みどころです。

・・・まあ、まだしばらくの期間は悩み続けられそうですが。

2011年6月4日土曜日

カタカナ姓

夫がアメリカ人だという話を人にすると、「あー、じゃあなんていう苗字になったの?」
とよく聞かれます。

私は自分の姓を変えていません。

戸籍のない国の外国人と結婚すると、
パートナーの戸籍に入る、もしくは、パートナーが自分の戸籍に入る
ということがないので、自動的に同じ苗字になることはないです。

もちろん、希望して姓を変えることは可能です。
(婚姻届日から6ヶ月以内なら簡単な申請のみでOKです。)

ですので、アメリカ人と日本で結婚した私は、
1)旧姓のままでいるか(夫婦別姓)
2)夫の姓に変えるか(カタカナ姓)
3)夫に姓を変えてもらうか
のいずれかの中で選択をすることになります。

3)については、妻が常に夫の姓になるのか、という一般的な議論があると思いますが、
とりあえず我が家の選択としては、なし。

というわけで、1)か2)の選択肢が残ったのですが、
私は期限ぎりぎりの6ヶ月まで悩みました。
(ちなみに、6ヶ月を過ぎても、家庭裁判所に申請をすれば改姓は可能です。
ちょっと面倒くさいだけです。たぶん。)

自分の家庭観としては、夫婦は同じ苗字であることが自然でした。
ただ、選択肢を与えられると、迷ってしまうのもまた事実。

実は、迷っていた最大の理由・・・
それは、夫の苗字をカタカナにするとすごく変、ということです。
すみません、つまらない理由で。

音的には、日本語の単語を二つ組み合わせたような苗字になるんですね。
しかも、どちらも微妙な単語。
言うなれば、「ラッパンツ」のような感じです。
子供が生まれたら、絶対「ラッパ」とか「パンツ」とか呼ばれるんだろうなーとか。
変に日本語っぽく聞こえるから、「どんな漢字ですか」とか聞かれそうとか、
色々と妄想が止まりません。
夫の家族にも、Family Nameが「ラッパとパンツ」って意味なんですよ、
って言ったら笑ってたしなぁ。。。(言うなよって感じですが。)

つまらない理由、だけど名前となると、小さなこととも片付けられません。
ですので、結局私は旧姓で行くことにしました。
もし、子供が生まれたら、日本では私の姓になるけど、
夫はそれでも良いとのことでしたし、私の両親も(一人娘なので)結果的に
喜んでくれているのではないかなーと。

・・・・・・

ところが、この前大きな発見をしたのです。
カタカナ表記なんて、どうとでもなったんだ、ということを。

夫の日本における申請は、ほとんど私がしています。
婚姻届の提出、ビザの申請、外国人登録証・・・
ことあるごとに、夫の名前をカタカナで書く必要があります。

私は、夫のFamily Nameのスペルを元にして、いつも「ラッパンツ ○○」
のように書いていました。
よって、夫の身分証明書である外国人登録証にもカタカナで
「ラッパンツ」の記載があります。

ところが、この前、夫がハローワークの紹介状を家に持って帰ってきた日のこと。
カタカナで記載された名前を見ると、「ラッパンツ」じゃない!!

おそらく、ハローワークの方は、夫が発音する音を聞いて、
それをカタカナ化して書いてくださったのだと思います。
「ワーパーツ」のような記載になっていました。

目からうろこでした。
確かに、mやnを「ン」と表記する必要もないし、wrappaをワーパと書いてもいいわけです。
そうか、、、自分で笑えるような名前にしてしまっていたのか。。。

あの日、婚姻届に「ラッパンツ」とカタカナ記載してしまったあの日から、
夫の苗字を「ラッパンツ」にしてしまったのは私だったんだなー。
ごめんよ、夫。

夫婦別姓で2年間過ごしてきましたので、それに慣れてしまって、
今さらどうこうしようとは思っていません。
ただ、もしパートナーのお名前で迷ってる方がいらっしゃったら、
こういうこともあるんだよーということで。。。

※「ラッパンツ」は仮名です。あしからず。