2013年12月10日火曜日

名付け(2)

名付け(1)の続きです。

名前の音が決まったら、あとは私が漢字を考えるのと、夫がミドルネームを考えること。

まず、ミドルネームについて。

ミドルネームって私にはまったくなじみがなく、使うシチュエーションもよくわからないので、夫に好きなように選んでほしいとお願いしたんですね。すると夫、ミドルネームは尊敬する家族の名前をもらいたいと。実際、ミドルネームは、誰かにちなんで付けられることが多いと聞きました。日本でいうと、家族から一字もらう、とか、そんな感覚でしょうか。

実は、夫の家族のほかにも、私の(亡くなった)兄弟の名前をミドルネームにしてはどうか、とも言われました。夫がそのように大切に思ってくれたのは嬉しいのですが・・・兄弟の名前をそのまま、というのは、色々な思いもあり、私は少し抵抗があったりして。性別次第ですが、そこはもう少し考えたいと思います。

次に漢字について。

これは、夫に頼るわけにもいかず、孤独にリサーチです。名前の音を考えた時、私の中にはこの漢字を使いたいという思いがすでにあったのですが、自分の苗字との相性をすっかり忘れていました!考えていた漢字は、自分の苗字と合わせると、ある芸能人の名前にそっくり(音は違う)。これはいかん、と一から考え直すことにしたのですが、どうも気に入る漢字がないのです。

さらに、画数。私の両親は、「名前の画数などまったく気にしなかった派」だったので、私も気にしなくていいやーと思っていたのですが・・・今って、インターネットで一発でわかっちゃうんですよね。試しに名前を入れてみて、「幸が薄い」なんて出てくると、どうもいい気分がしません。そのうえ、画数など全く気にされなかったはずの私の名前、実はすごくいい画数で。自分の幸せは決して画数のおかげではないと思うんですけど、ますます気になり始めました。

と、いうわけで、もはや素敵な漢字が思い浮かばず、名前を変えなきゃいけないんじゃないか、という危機に直面しています。でもせっかく二人で気に入った名前を見つけたのだし、なんとか漢字も納得いくものを見つけ出したいのですが。。。皆さん、どこから漢字を見つけてくるのでしょう。

ここまで書いて、性別は分かってるの?と聞かれそうですが・・・8割方女の子みたいです。でも、何か見えて女の子なわけではなく、何も見えないから女の子でしょうね、と、そんな程度。

焦らされつつも、気持ちはすっかり娘を迎える気分ですが、名前だけは一応二通り考えておこうと思います。

2013年12月8日日曜日

名付け(1)

気が付けば、産休まであと少しになりました。妊娠中のこともいろいろ記録に残しておこうと思ったのですが、なかなか難しいですね。。。出産まではもう少し時間があるので、仕事が休みに入ったら色々思い出して書いてみようと思います。

さて、パートナーが外国人で悩むことの一つが、子供の名付けではないでしょうか。夫の国の名前?妻の国の名前?名前は二つつける?どちらでも通用する名前を1つにする?・・・等々。

私たちの場合、私が日本で苗字を変えていないため、子供の日本の苗字とアメリカの苗字が異なります(日本では、私の戸籍に入るため日本姓になり、アメリカでは夫の姓を名乗るつもり)。ですので、名前だけは両国共通で一つにしたいなーと思っていました。ファーストネームが日本もアメリカも共通で、日本では私の姓、アメリカでは夫の姓とミドルネームが付く感じですね。

じゃあ、日本でもアメリカでも通用する名前って・・・と考え始めると、意外と難しい。実は私にはもう一つこだわりがありまして。私はどうしても、発音が二か国で異ならない名前が良かったんです。というのも、私の名前、スペル的にはアメリカでも呼びにくい名前ではないのですが、英語で発音されるととても同じ名前には聞こえない。自己紹介するとき、最初は日本の発音で伝えていたのですが、次第に面倒くさくなって、英語発音で自己紹介することに。。。結果、夫ですら私の名前を本来の日本語の発音で言えません。

違う言語なんだから、呼び方が違ってもいいじゃない、という意見も最もなのですが、名前ってアイデンティティーの一つだし、親である私がアメリカで自分の子供の名前を(アメリカ的に)正しく発音できないのも嫌だし(夫にとって逆もしかり)。。。ということで、私は「発音も両国で同じ」にこだわりたかったのです。夫はそんな名前ないでしょーってことで、こだわりはなかったのですが。

でも、発音にこだわると、本当に選択肢が限られてしまって。

まず、LやR(日本のラ行とか)が入る名前は、基本的に発音が異なるので×。
また、3音以上の名前は、ほとんど強調点が違うので×。たとえば、イチローの場合、日本だと音の抑揚がないですが、アメリカだと「イ」が強調される。
あと、そもそも漢字が使えなさそうな名前は×。いい歳した夫婦なので、子供がバリバリ当て字のキラキラネームになるのはちょっとね。

最初は、アメリカの名前からアプローチしていたのですが、そもそも漢字で表現できる名前が少ないため、日本語名から英語でも発音できそうな名前を探すことに。

考えた名前を夫の家族に発音してもらって、挫折すること数回。なんとか上記の条件に当てはまり、二人が気に入る名前をいくつか考えることができました。

でもわかったことは、アメリカは人種もルーツも色々だから、日本みたいに「これは変わってるなー」っていう名前はないんですね。すごく日本的な名前でも、夫にとっては「日本のルーツがわかっていい!」みたいになるんです。だから、考えた名前はアメリカ人にとって発音しやすい名前ではあっても、結局日本の名前なのかも。私はできれば、どちらにも普通に存在する名前が良かったのですが・・・まぁ、今はアメリカに引っ越す予定もないし、いいかな。正直、色々条件に合わせて考えるのも疲れてきてしまったし。

で、ここからのそれぞれの仕事は、私:漢字を考える、夫:ミドルネームを考える、こと。

長くなったので、次回に続きます。