2011年12月30日金曜日

入国審査

ちょっと時期がずれてしまいますが、今年夫の実家に帰省したときのことを少しずつ書きます。

恋愛期間を含めると、アメリカには何度も行っているのですが、今回の帰省であらためて、
「結婚してから、アメリカの入国が楽になったなー」と感じました。
※あくまで、気分的にですが。

遠距離恋愛をしているとき、一番憂鬱だったのが、アメリカに行くときの入国審査でした。

私の夫は、とくに観光地ではない土地に住んでいました。なので、私が夫を訪ねてアメリカに行くとき、入国審査で目的地を確認されると必ず、
「こんな(何もない)ところに、一人で何をしに行くのか」
と聞かれるのです。

一、二週間の観光だからビザ免除で入国するわけで、入国管理官が心配するようなやましいことはひとつもないのですが、アメリカの入国審査についてネットで調べると、出るわ出るわ。「恋人に会いに来たと言ったら、別室送りになった」とか、ひどいのになると、「そのまま強制帰国になった」とか、等々。

結局最後は人の判断なので、「コイツは何か怪しい」と思われたら、事実はどうあっても終わりだよなー、なんて考えると、入国審査はいつも戦いを挑むような気持ちでした。

幸い、私はその土地に短期間住んでいたので、
「以前留学していた土地で、また遊びに来た」
ということを話すと、深く追求されることなく入国できたのですが、「何か困ることを聞かれたらどうしよう」というドキドキは、いつもありました。

さて、結婚後。

今回が2回目の帰省になりますが、入国審査は一瞬です。結婚してからは、入国審査の窓口に家族一組で一緒に行けるので、私への質問は、「いつまでいるの?」「はい、指紋」だけ。逆に夫の方が、「日本で何をしているのか」などの質問をされていました。

ただ、いつも悩むのが、並ぶ窓口。夫はアメリカ国籍、私は訪問者(ビザ無し)なので、どちらの列に並んでも、相手方が違う窓口に並ぶことになるからです。

一回目の帰省時は、訪問者側に並んだため、今回も訪問者側に並んだ私達。しかし、明らかに訪問者の方が多いのに、対応する管理官がアメリカ国籍側より一人少ない。もちろん、訪問者側のほうが各人の時間も長いため、列が全く進みません。乗り継ぎの飛行機の時間も迫っているのに・・・。

そこで、係りの方に「アメリカ国籍側に二人で並んでも良い?」と聞くと、「片方がアメリカ国籍ならOKです」とのこと。さっそく反対側の列に並んで、事なきを得ました。

結局、私達のような組み合わせの場合、どちらに並んでも良いようです。

帰省話といいながら、特に面白みのない話になってしまいましたが、疑問に思っていたことが解決したので、ご参考に。。。
※あくまで個人の経験ですので、その点はご了承ください。

2011年11月27日日曜日

日本でアメリカの食材を買う

夫と結婚したとき、夫の母が手作りのレシピブックをくれました。夫の婿入り(?)道具です。

義母は料理が上手なので、いわゆる「おふくろの味」レシピがたくさん。
さらに義母は、趣味でスクラップブッキングをしているので、一ページ一ページ手の込んだ、愛情たっぷりのレシピ本です。
見ているだけで楽しくなります☆☆

さて、私達は、たまにそこから料理やお菓子を作るのですが、使う食材はもちろんアメリカのもの。近所のスーパーでは見かけない材料を使っている場合もあります。

一人暮らしのときは、全く縁のなかった外国食材。もちろんどこに何が売っているのかなんて知りません。ですので、夫と結婚してからは、ずっとインターナショナルスーパーで有名な明○屋に行っていました。でも、、、ちょっと値段が高いんですよね。あるときなんて、チリを作るだけで、材料費が○千円。。。手間を考えると、外食した方が安いのでは、という値段でした。

というわけで、お義母さんの料理を作るときは、気合いとお金のあるとき(苦笑)、という感じになってしまっていたのですが・・・最近いいお店を見つけました!

その名も、「KALDI COFFEE FARM」!!

・・・普通に有名なお店ですか?私は、恥ずかしながら知りませんでした。
以前、夫と遠出したときに、たまたま見つけたのですが、外国の食材が安く売っていたので、「いいねー。だけど、ちょっと遠いから頻繁に来られないし、残念だよね。。。」なんて話していました。

ところがある日夫が、「そう言えば、(バイトをしている)学校の近くに、同じスーパーあったよ。」と言ってきたのです。「えー、チェーン店だったんだ!」とインターネットで検索してみると、うん、確かにチェーン店だね。しかもかなり全国規模の。知らなかったの、私達だけだったんだー。。。

こうして、地元から3駅先にKALDIを発見して、一件落着したのでした。

今週末は遅めのThanksgivingディナーで、パンプキンパイを作ろうと思い、早速KALDIで食材調達。日本のスーパーではあまり見かけない「パンプキン缶」を手に入れることができて、満足でした。ついでにレンジでチンするポップコーンまで買ってしまいました。。。

別にこのお店の回し者ではないのですが、割と良心的な値段で外国食材が手に入るので、おススメですよ。※生鮮食料品はないですが。

2011年11月23日水曜日

ハゲ日記(2)

だれも楽しみにしていないと思いますが、ハゲ日記。

8月に美容院にて突然のハゲ発覚。その後、皮膚科で円形脱毛と診断されました(前回の話はここ)。できたときはショックだったものの、全く見えない場所にひっそりと生息しているし、自然に治るようだし、考えすぎないようにして、楽しく過ごしてきました。

しかし先月、「とにかくこれ以上増えないでね」という私の願いむなしく・・・新たにもうひとつ、できました。そして今度は、おでこの真上=隠せない場所に!!

最初のハゲができてからというもの、美容院に行きにくいなーと思っていた私(まあ、見つけてくれたのは美容師さんなのですが)。私はカラーリングをしているので、2,3ヶ月に一回美容院に通っています。そろそろだなーと思いつつも、やっぱりハゲが気になって、躊躇していました。そんなとき、おでこの上部、分け目ど真ん中に大豆大の(小さい)ハゲを発見!

慌てて横分けに変更するも、もともと真ん中分けの髪型なので、無理やり隠している感じがして、とても違和感がありました(たぶん自分だけなんですけど)。こうなったら、躊躇なんてしている場合じゃない!早く美容院に行って、自然な髪型にしてもらわなきゃ!

ということで、美容院に行ってきました。

事情を説明し、分け目も変更してもらって、自然な髪型に落ち着きました。やっぱりプロは違う!というか美容院こそが、私にとって癒しの場所になってきた。。。皮膚科に行くより、よっぽど気持ちが落ち着きました。

実は、おでこ上部のハゲは大きくなったら隠し切れない、と思い、前髪のウィッグも買ってみました。最近は、オシャレウィッグがいっぱいあるので、たくさんの選択肢の中から安く手に入ります。「ありがとうギャル文化!」って感じです。とは言え、休日に、ウィッグ(って言っても、所詮はハゲを隠すためのヅラ)を探しまくる自分は、ふと我に返るとちょっと悲しくなりましたが。。。

ただ、ストレスと思われる状況は好転してきていて(たぶん自分の仕事と、夫の就職まわりのダブルパンチだったのかなーと思われます、今から考えると。)、ハゲが大きくなる様子はありません。なので、ウィッグの出番もなさそうです。良かった・・・。治るのにはもともと半年から一年と言われているので、もう少し気長に付き合っていこうと思います。

まあ、なぜこんなブログを今日書いたかというと、今朝「もっとでっかいハゲができて、やばいーーー!!!!」という悪夢を見たから。早く抜け毛の恐怖から解放されたいです。。。

2011年11月19日土曜日

フードをかぶる男

私が昔住んでいたのは、冬はかなり寒くなる州でした。そこで初めて迎えた冬、「(洋服の)フードはかぶるためにあるのだ!」ということを知りました。寒くなると、耳が痛く、帽子が必須になるのですが、いつも帽子を持っているわけではありません。そこで、スウェットのフードや、コートについているフードなど、帽子になるものは全部かぶります。もちろん、紐もぎゅーっと締めて。

私は、フードはオシャレのためについている、と思っていたので、最初は男女ともフードをかぶっているのに、とてもびっくりしました。でも自分もやってみると、とても暖かいし便利。違和感はすぐになくなりました。

さて、同じ州から日本にやってきた私の夫。もちろん、パーカーのフードは、かぶるためにある、と考えています。そして、秋口からパーカーのフードをかぶりだします。もちろん、紐は締めて。

あるとき、傘を忘れて夫に駅まで迎えに来てもらったのですが、そこには、グレーのスウェットのパーカーをすっぽりかぶってただずんでいる、デカイ外人が一人。「どう見ても怖い・・・。」

「なんかその見た目怖いから、フードはかぶらないほうがいいよ。」とアドバイスするも、
「なんでー。寒いのに。」と納得のいかない夫。
「日本では、フードかぶってるのは変質者なの!」・・・って事もないのですが、とにかくあんまり普通ではなく、それゆえに女性は怖いと感じてしまう、ということを伝えました。

しかし、そんな私のアドバイスは無視して、フードをかぶり続けていた夫。
この前、夜、家に向かって歩いていると、前を歩いていた女性に・・・逃げられちゃったそうです。あからさまに。

「ほらー、言わんこっちゃない。」という私に、やっぱり納得のいかない夫でしたが、、、、
確かに、良く考えると、なんでフードかぶってたら怖く見えるんだろう。。。
アメリカみたいに、みんながかぶってたらそうでもないのでしょうか。

2011年11月17日木曜日

クリスマスの憂鬱

クリスマスが近づくと(と言ってもまだ一ヶ月以上先ですが)やって来るこの憂鬱・・・。そう、夫の家族へのクリスマスプレゼント準備です。

家族によって色々ルールはあるのでしょうが、夫の家族の場合、クリスマスのプレゼントは絶対不可欠。特に夫のお母さんにとって、プレゼントを渡すのは、とても大事なクリスマスイベントのひとつです。

で、何が憂鬱かって、用意するそのプレゼントの数。
夫の家族、クリスマスに集まる数が半端ないんです。

まず、夫の家族は、だいたい近くの町に住んでいて、クリスマスは大集合。
さらに人数が多い理由は、夫の両親が離婚・再婚しているため、義理家族が単純に二倍。
さらにさらに増殖している理由は、夫の弟がいわゆる里親をしていて、毎年毎年子供達がたーくさん。学校か!という勢いなのです。

夫は、一応自分の兄弟(大人)とはプレゼントを買わないということで協定を結んでいるのですが、兄弟を抜いても、大人は6人。
・お母さん、お父さん(再婚相手)
・お父さん、パートナー
・おばあちゃん × 2人
そして、子供達には必ずプレゼントを、、、となると、プラス20人弱!!

そして数もさることながら、頭を悩ませるのが、プレゼントのチョイス。
ここでは、夫はまーったく役に立ちません。「何がいいかな?」と聞いても、「何か日本的なものがいいんじゃない」と。日本的なものって・・・、私が夫の実家を訪れるたび(&その他イベントのたび)にお土産にしていて、もうネタも尽きましたヨ!!

それでも、大人たちには知恵を絞って何か買うのですが、もっと頭を悩ませるのが、子供達へのプレゼント。

よみがえる昔の記憶。。。「○○おじちゃんは、私のほしいもの全然わかってない。」なんて、心の中で呟いていた小さい頃の(ひどい)私。そう、大して付き合いのない親戚なんて、所詮子供の本当にほしいものなんてわかりっこないのです。

それでも必死で家族に事前リサーチをし、何とか希望に沿うものを探そうとするも、アメリカと日本って、おもちゃ文化が違う。

去年は確か、ハムスターのロボットみたいなのが人気だ、と言われました。で、私はてっきり「ハム太郎」だと思って、「それなら日本発祥じゃない」と意気揚々としたのもつかの間、メールで送られてきたのは、ハム太郎とは似ても似つかない、リアルなハムスター人形(全然かわいくない!アメリカの人形って、なぜあんなにリアルなんでしょう。。)。もちろん、こちらのおもちゃ屋さんには並んでもいませんでした。
結局買ったのは、トランスフォーマーのプラモデル(?)。でもこれ、アメリカでもっと安く買えるよね。。(しかも買った後よく見たら、逆輸入版だった。。)

何度かこんなクリスマスをやって、改めて、日本のお年玉文化はすばらしいと思いました。

こんなにプレゼントを買う人数が多いと、一人ひとりにたくさんの予算はかけられません。心の中で、「こんな安物いらないだろうなー」とか「きっと2、3日で飽きちゃうんだろうなー」とか思いながら物を買うのは、「THE消費文化」という感じで、かなり心苦しいのです。

その点お年玉なら、たとえ小額でも、自分が本当にほしいものを買う時の足しにしてもらえます。お小遣いを貯めて自分で買ったものなら、きっと大事にもするでしょう。そうすれば、あげる側も本望ってものです。

でも、アメリカで現金を渡そうものなら、きっとどん引きされてしまうので、今年も憂鬱なクリスマスショッピングに出向くことになりそうです。

ツリーの下にプレゼントを並べる、あの感じは大好きなんですけどね。なんだかなぁ。。。

※ちなみに、去年はダンボールいっぱいのプレゼントを郵送しました。

2011年11月12日土曜日

仕事が決まらない・・・ちょっと好転

夫のアルバイトが決まりましたー!
今まで、ちょこちょこ派遣の仕事はしていたものの、いつも単発。
今回は初めての定期的なお仕事なので、アルバイトですが・・・とても嬉しいです。

仕事の内容は英語の先生。英語の先生なら、なぜ今まで決まらなかったのだろう、と不思議なんですが、決まらなかったのです。他の職種に比べると、先生の求人はいつも山ほどある(ように見える)し、それに応募もしていたのですが、なかなか機会に恵まれませんでした。

今回、同時に2つのアルバイトが決まったのですが、実はどちらも夫が応募した仕事ではありません。二つとも、知り合いを介して紹介していただいた仕事です。あれだけ色々応募してもなかなか実を結ばず、結局最後はコネクション。人とのつながりって大切ですね。本当に、ありがたいです。

夫は先生を今までやったことがないのですが、もともと人当たりが良く社交的なので、仕事は性に合っているようです。生徒さんは、小さな子供と社会人なのですが、特に小さな子供達と戯れていると毎日いろいろな発見があるようで。

「日本の子供は、すごくボディタッチが多いんだよ。足とかにまとわりついてキャッキャ言うからびっくりする。」とか、(夫いわく、アメリカでは小さな子供と言えど、先生にタッチすることはあまりないそうです。)
「手に負えない子供の親は、やっぱり子供を全然しからないんだよね。僕はああいう親にはなりたくないね。」なんて生意気発言も。(まあ、言うのは簡単だよね・・・。)

そういうわけで、楽しくやっているようです。

さて、こうなったらちょっと気が早いけど、私達も次のステップを考えたい。
そう、二人で貯金できるようになったらやりたかったのが、結婚式。(そこらへんの思いは、ここにちょっとだけ書いてます。)
本当は夫が本職を得てから、と思っていましたが、これから先もっと考えなければいけないことがあるし、くだらないプライドで先延ばしにはしたくない!

で、この前、その話を夫としていたところ、
「そうだねー。僕のお給料は、一ヶ月だと○○円くらいかな。」
※○○円 → 一般的な会社員の平均収入より多い額。もちろん私の収入よりも上。

あんたー、そんなわけないやろ!!!一般常識(&算数能力)なさすぎ。

先が思いやられますが、とにかく、小さな一歩です。

※仕事が決まらないシリーズは、こちらにまとめています。

2011年10月29日土曜日

ボンゴレ

我が家の晩ご飯担当は夫なのですが、たまに超手抜き料理が登場します。
それは、パスタ&市販のソース。麺をゆでて、市販のソースを温めるだけです。

夫は、瓶詰めのトマトソースをかけて食べますが、私はそのトマトソースがあまり好きではありません。なので、夫が「ソース何がいい?」とメールをしてきました。
私は、「クリームで、きのこが入ったやつ。メーカーは忘れました。」と返答。

そして、スーパーから夫のメール返信。

件名:is that it?




















うーーん、おしい・・・くない!
きのこでもないし、クリームでもない。まったくかすってない!!

ボンゴレ・・・clam sauce pasta; vongole
「ボンゴレ」は読めたけど、英語ではあまりメジャーな単語ではなかった模様。

2011年10月27日木曜日

仕事が決まらない!(ハローワーク編)

最近めっきり触れることが少なくなりましたが、まだまだ続いています、夫の就職活動(悲)。
今回は、おなじみのハローワーク。愚痴も入りますが、あくまで個人ブログなのでご容赦ください。

ハローワークで尽力してくださる職員の方には申し訳ないのですが、ハローワークでは仕事が決まらない!これが概ね夫の経験です。近くに外国人専用のハローワークがあり、夫はそこへ通っていました。しかし、実際の就職につながるような経験はほぼナシに等しいです。

まず、書類を出した企業からの返答率が半分よりかなり下。

ハローワークで紹介してもらった企業への応募は、紙の履歴書を郵便で送るように指定される場合がほとんどで、かなり手間がかかります。履歴書を印刷して、写真を貼って、郵便局へ行って・・・もろもろですね。

就職活動をしていれば当たり前だ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、他の就職活動では、一回目の応募はほとんどオンラインです。また最低限、「応募を受け付けた」「今回は残念です」の連絡は(e-mailですが)あります。

ハローワークでは、一度行くと5、6件の就職先を紹介してくれますが、すべての書類を準備して、応募して、返答率が5割に満たないと言うのは(何度やっても結果が同じ)、やる気の下がるものです。

夫の能力が足りないからだ、と言ってしまえばそうです。しかしそれ以前に、紹介されている仕事が外国人向きでない(日本人前提)、という理由もあると思います。

夫は、アメリカで専門職に就いていたので、紹介してもらうのも専門職で、英語を使う仕事がほとんどです。しかし、募集要項をよく読んでみると、「TOEIC800点以上」とか、「英語日常会話以上」とか、どう読んでも日本人を前提にした記述のみ。
ハローワークでは、応募する前に「これから○○さんが応募しますけど、良いですか」みたいなことを事前に確認してくれるのですが、電話口では企業はOKというのです。しかし、案の定、応募後の音沙汰はないのです。

夫だけでは埒が明かないので、一度一緒に行ったことがあるのですが、そのときに、「事前にデータベースで申し込みたい仕事を探してくるといいですよ」とアドバイスをしていただきました。早速、家に帰ってデータベースをチェック。そこでわかったのは、いくら外国人専用のハローワークとは言っても、データベースは他のハローワークと共通。あの場所は、外国人向けにオペレーションをしてくれるだけで、紹介する仕事はあくまで「日本人を前提」にしたものが多くなってしまうのだなーということです。

第二に、応募する前から断られるケースも多々あるということです。

先に述べたように、仕事のほとんどは日本人を前提としたもの。紹介を受けようと、ハローワークから応募の可否の連絡をしたとき、「外国人はダメです」と(信じられないのですが!)言われることが結構あるようです。

ハローワークに通い初めてすぐ、「外国人」であることを理由に、応募することすら断られた夫は、怒り心頭でした。それを大っぴらに本人に言うのもどうなのよ、と思いますが、その後も応募を断られたのは一度や二度ではないようです。
就職活動で企業に拒否されたことにいちいち傷ついていたら、前に進めません。でも、自分でどうにもならないことを理由に、応募すらできないなんて、やる気が下がる以上に、自尊心が傷つけられます。

実際は、「外国人だから」ではなくて、「日本語が流暢ではないから」が理由(それを詳細に説明しないで、外国人はダメと言っている)と信じたいですが、こういうことがあって、夫は、ハローワークへすすんで行こうという気が起きなくなってしまいました。

他にも、いつ行っても待ち時間がバカみたいに長い、とか、色々理由はあるのですが、結果的に、ここで仕事を見つけようとするのは最も非効率な方法だ、という結論に至りました。
残念ながら、ワガママを言える立場ではないので、今でもたまーに行っては紹介を受けていますが、私がお尻をたたいて渋々向かう、という感じです。

ハローワークで仕事を探せれば、それが一番いい気がするのですが(何しろ数は多いし)。やっぱり、夫の活用の仕方が良くないのでしょうか。。。疑問です。

※仕事が決まらないシリーズは、こちらにまとめています。

2011年10月22日土曜日

だらだらhanging out

前回、アメリカに帰省する話を書きました。夫の実家へ行くのは嫌ではないと言いましたが、ちょっと憂鬱なことがあります。それは、夫の友人たちの集まりへ行くこと。

夫とその友人たちの集まりって、本当にただ目的もなく、「何する~?」が100回くらい登場する、だらだらーっとしたhanging outなんです。

例えば、ある一日。
夫の友人の家へ。そこで、一通り新しいゲームやなんやを楽しむ。

それに飽きると、「他に遊べる人いないかなー」って、別の友達に電話。
「今ちょうど○○と家で遊んでたから、おいでよ」ということで、みんなで別の友達の家へ。

買ってきたビール等を飲む。そのうち飽きてくる。
「なんかやることないかなー」「そういえば△△でイベントやってるみたいだよ」

ということで、近くのバーへ。

大してイベントが面白くないため、一部はそこで、「もう帰るわ」。
残りは「じゃあ、何しようか」で、最後は結局もとの友達の家に戻り、だらだら。。。

とにかくノープランで、気がつけば一日が終わっているという感じなのです。

私の仲の良い友達であれば、これでも気にならないのかなーとは思うものの、私は、目的もなくだらだらするのって苦手なのです・・・。
お友達の家に行くなら、それが目的だし、お家に行って何をしようとか、お昼や晩ご飯はどうしようとか、ある程度事前に話して計画します。メンバーも事前に大体決まっている感じ。

ですので、次に何をするのか良くわからない状態で(提案しようにも、夫の地元のことなんて大して知らないし)、行き当たりばったりで一日が終わるなんて、とってもストレス!
でもアメリカでは、自分の友達ともこんな感じだったかもしれません。もしかして、メンバーをきっちりFIXして、予定を決めて一日を過ごすって、とても日本的?

先日、日本で夫の友達と出かけることがあり、そのときは半分以上が外国人だったのですが、全員そろったのは待ち合わせ時間の1時間半後。ランチを食べる場所を求めて(意見が多すぎて決まらない)さまようなど、なんとも行き当たりばったりな会でした。
でも、そのとき、「なんだか懐かしい、この感じ」と、記憶がよみがえりました!

久しぶりの帰省なので、夫の好きなようにして、どこでもついて行こうと覚悟を決めている私ですが、前回の反省を踏まえて、「ここに行く、とか、これをする、とちゃんと決めて、日本的に(?)hangoutする日もちゃんと作ること」を約束しました。

私も下調べしておこうっと。。何もない田舎だとしても、ね。

2011年10月17日月曜日

モデルデビュー

就職活動中の夫は、時々単発で、変な(?)アルバイトを頼まれたりします。アメリカ人(もしくは英語が第一言語の人)が必要だ、、みたいなアルバイトです。

今までは、英語のマニュアルを見て実際使ってみる、とか、不自然な英語を修正する、とか、そういうアルバイトだったのですが、この前「モデルやらない?」とのお声が!

自慢ではないですが、私の夫はとてもモデルになるような容姿ではありません。
夫がアメリカ人だ、と人に話すと、「いいなー」と言われることがあるのですが、たぶん相手の頭の中の「王子さま的欧米人」とは全く異なるタイプです。いや、愛嬌はありますけどね。

というわけで、話はもらったものの、私は「夫がモデルなんてさー」と軽く聞き流し、一方で夫は、「でも写真を送ってくれ、と言われたから送るよ」とその気。
ところが驚いたことに、写真を送った先から「じゃあ明日よろしく」との連絡が来たのです。私もこれにはびっくりしてしまって、でも写真を見ていいって言ってるんだからいいのかー、明日来て欲しいって事はたいぶ切羽詰ってるんだろうなー・・・と、なんとなく納得しました。

そして迎えた当日。
なぜか前日にシャワーを済ませ(いつもは朝シャワー派)、当日の朝もシャワーを浴びようとする夫。
「昨日シャワー入ってたじゃん。」と言うと、「いや、髪の毛がクレイジーだから、濡らさないと直らない!」・・・あなた、いっつも髪型なんて超適当ですやん!と笑う私。でも、そうだよなー、夫にとってはBig Dayだもんねー。
ということで、私も、どんな撮影なのか、楽しみにしながら仕事に行きました。

で、結果、何のモデルだったかと言いますと、新作の医療器具の業務用コマーシャルで、
「どんなに大きな人でも入れるMRI(的なもの?)」
の宣伝でした!!

夫はもちろん患者役。そりゃあアメリカ人が必要だったわけだ(夫はそこまで太ってはいないのですが)。ちなみに、お医者様役の人は本物のモデルさんだったようです。

詳細のメールを仕事中に受け取った私は、笑いをこらえるのに必死でした。普通のエキストラならともかく、「どんなに大きな人でも○○」のモデルなんて・・・。でも夫の方は超ポジティブで、「楽しかったー」とご満悦でした。

業務用ということで、自分たちの目に触れることはなさそうですが、どんなコマーシャルになっているのか、すごく気になります。

2011年10月16日日曜日

帰省する

今年の冬は、夫の実家に帰省しようと思っています。
私は、一年に一度、一週間の休暇を取ることにしているので、今回はその休暇を使って。

国際結婚されている方は皆さんそうかと思うのですが、「休暇は相手の実家への帰省」になりがちじゃありませんか?仕事をしていると、そう何度もお休みできないですし。
付き合っていた頃は、相手の国へ行っても、二人で色々国内旅行をして楽しんでいたのですが、結婚した後は、相手の家族や友達と会うことが優先で、どうしても実家に張り付き・・・。

もちろん、夫の実家に行くのが嫌なわけではないのですが、やっぱり気を遣うし、一年に一回しか休めないと思うと、これからそれが全部夫の帰省になるのは嫌だー!

というわけで、私たちの中では、2年サイクルで一回は二人で旅行、もう一回は夫の実家へ帰省という風に大まかなルールを決めました。
(自分がアメリカに住んでいる側だったら、当然飲まないルールなのですが。。。まあ、夫が納得しているからいっかー、と。)

ただ、このルール、すでに守られてないのです。

私たち、結婚して3年目ですので、
1年目は夫の実家へ、2年目は海外旅行へ、そして3年目の今年はまた夫の実家へ・・・
のはずなのですが、2年目がなかったのです。
これはある意味不可抗力だったのですが、2年目の旅行は、ちょうど今年の3月に予定していて、地震の影響で行けなくなりました。

ですので、私はかれこれ丸二年、旅行らしい旅行をしていないのです。
しかも2年前のそれは、夫の実家への帰省。。。
海外旅行は私の趣味のひとつでもあり、独身時代は大小合わせて年に二回は行っていたので(そのうち一回はアメリカなのですが)、もう、、、これはストレス溜まります。
今回も、私は本当はどこか違う国へ旅行に行きたい。しかし、夫も丸二年帰っていないので、ホームシックも限界。
ということで、今年はおとなしくアメリカへ行きます。

ようやく休みの日程を調整して、チケットを探し始めたのですが、ここでまたびっくり。
チケットが高いー!と思ったら、燃油サーチャージが5万円台。。。
一番安いチケットだと、一人5万円台からあるのですが(もちろんこれらはもう売り切れ)、それに5万円の燃油代がかかり、結局10万円台という・・・。なんだか騙されたような感じですね。
しばらく待ってみたものの、これ以上安くはならなそうなので、そろそろ覚悟を決めて買うしかなさそうです。チケットって、どれくらい前から買えばよかったのかなー。今回はかなり出遅れた感ありです。

それにしても、燃油サーチャージ、2年前はもう少し安かったような気がするのですが、これからも上がり続けるのでしょうか。帰省も楽ではないですね。

2011年9月25日日曜日

夫のファッション

私は自分の服や小物をあれこれ考えるのが昔から大好きなのですが、男性のファッションとなると無頓着・・・というか、よくわかりません。夫のファッションについても、「あり得ない」レベルではないので、特にあれこれ言うこともなく、お付き合い時代はそうやってやり過ごしてきました。

ですが、結婚してからというもの、口出しする回数が増えてしまいました。なぜって、一緒に暮らしてみて初めて、夫のファッションについて驚くことが結構あるからです。

驚いたことその1:
西洋人(=洋服の国から来た人)のくせに、ジャケットを持っていない!

あるとき、ちょっとしたラッキーで、ホテルの豪華ディナーに行けることになった私たち。
老舗ホテルのレストランのフレンチコースなので、それなりにオシャレをして出かけるつもりでした。私は、お出かけ用のワンピースに、髪もきっちりセットして、さあ出かけようと夫を見ると・・・チノパンにシャツ&セーター。
完全に「休日のお父さん」ルックでした。

休日だから、ビジネススーツは何かが違う。でも、ホテルのレストランでディナーとなったら、ジャケットでしょ!と思った私は、「ちょっとー、なんかもうちょっとかっちりした服持ってないのー?」と尋ねたのですが、出てきたのは、ジップアップのブルゾン(超カジュアル)。
・・・もういいよ。
仕方なくその日は、夫=お父さんルックと私=気合の入ったワンピという、よくわからんカップルでお出かけとなったのでした。なかなかない機会だったのに、かなり無念!!!

その後、夏用と冬用、それぞれジャケットを揃えました。ええ、揃えましたとも。

とは言え、予算は限られてしまうわけで(夫は無職)、結局UNI○LOとG○Pで、それっぽいものを買いました(本当はBANANA REPUBLICで買いたかったみたいですけど。。。)
でも、夫は体格がいいので、安物のジャケットでもそれなりに着こなせるのですね。
私なんかは、体が薄くて、どうも着られてる感じがしてしまうのですが、さすが西洋人(=洋服の国の人)!と変なところで感心してしまいました。

おかげで、次の結婚記念日のディナーはそれなりにオシャレをして出かけられました。一張羅ですので、たぶん今後も全く同じ格好をして出かけるんだと思いますが。。。

驚いたことその2:
同じ服ばっかり買う

夫は、とにかく「アーガイル柄」が好きなんです。あの、ひし形がいっぱい重なっているような模様ですね。タンスを整理していて気づいたのですが、本当にアーガイル柄のセーターが多い。

先日、一緒に買い物に行ったとき、お店で(私が)アーガイル柄のセーター発見。
「きっと、夫は欲しいと言うだろうな・・・」と思いつつ、様子を伺っていると、セーターの前を素通り。
「はぁー、良かった。」と安心したのもつかの間、どうやら単純に目に入っていなかっただけのようで、振り返りざまにセーターを発見、「これいいね」と私に。。。やっぱりー!
「もう、同じようなのばっかりでしょ。」と伝えて、何とか違う感じの服を勧めるも、「うーん、イマイチぴんと来ない」と拒否。

とりあえず、「もうちょっと考える」ことにして、その場は買わずに去ったのですが、なんなんでしょう。放っておくと違うパターンのアーガイルセーターが、どんどん増えていく・・・。こんなの、アリですか?

男性のファッションって、なんとなく「こういうのがいいな」というのはあるのですが、具体的に何と何を組み合わせるか、となると、とたんにボヤーっとしてしまう。
結果、服屋さんのディスプレイをそのままを揃えてみたり、勧められるままに買ってしまったり・・・「何か違うー!」の繰り返しなのです。
アメリカに比べると、日本の男性の方が遥かにオシャレに敏感で(・・・すみません、アメリカの人)、夫もそれを微妙に感じ取り、「ファッションのアドバイスをしてくれ」と言ってくるのですが、イマイチ役に立てません。しかも、アドバイスを求めつつ、微妙に頑固な夫!

君は君のままでいいよ、と優しくなだめ、アーガイルのセーターを買い続けるべきなのか、それなりに男性のファッションも研究するべきなのか、悩ましいところです。

2011年9月3日土曜日

真夏の争い

今年の夏は節電だったので、我が家の真夏の争いがひとつ減りました。
それは・・・エアコンの温度対決。

私の夫は暑がりで、放っておいたらエアコンの温度を18度か、それ以下に設定するのです。
私はというと、28-29度設定が最適設定です。

去年の夏は、クーラーの効きすぎた寒いオフィスから帰宅すると、自宅も底冷え・・・なんて事がしばしば。「何でこんなに寒くするのー!?」「でも暑いんだもん。」体感温度が違うのですね。夫の体に触ると、確かにいつも熱があるのかと思うくらいあったかいんです。夫は、「僕は寒い土地から来たから、夏に向いてないんだ」なんて言ってましたが、なるほどと思わせるくらいの体温(実際測ったわけではないのですが、私よりは確実に暖かい)。

とは言え、電気代もばかにならないので、なんとかお互い歩み寄り、我が家の設定温度は27度になりました。

が!それでも私の目を盗んで、こっそり設定温度を一度か二度下げてみたり、無駄な努力を続ける夫。私も常にエアコンの設定温度に目を光らせる・・・しょうもないバトルが続けられていたのでした。

でも、今年の夏は違いました。節電の影響で、毎年いつからつけるかで揉めるエアコンも(ちなみに去年は6月からつけたがっていた)、今年はぎりぎりまで我慢。7月も末になってから初めてつけました。しかも寝るときだけつけるようにして、設定温度は驚きの29度です。なんて快適なんでしょう~。なにより、いちいち揉めなくていいから嬉しい☆

夫も、無理をしているのかと言うと、そうではなく、暑さにある程度慣れてしまったそう。
人間はある程度適応能力が備わっているのでしょうか。日本に来て一年目の夏は、この蒸し暑さにすっかりやられていて、2年目はちょっとマシになって、3年目の今年は、エアコンなしでも過ごせるように。すごいですね。

代わりと言ってはなんですが、夫は冬の寒さにとことん弱くなってしまいました!
夫の地元は、雪こそそんなに降らないものの、冬はマイナス20度の極寒地帯。私も留学して初めて、「コートのフードってオシャレじゃなくて、かぶるためにあったんだ!」(じゃないと耳が凍る・・・)と発見した土地です。
以前、夫の地元の友達が日本に遊びに来たのですが、彼が真冬にフリースのみで外に出かけるのにもかかわらず、夫はダウンコートとマフラー完備。「なんだよ、こんなにあったかいの、冬でもないぜ」と言っている友達をよそに、「もう僕の体は日本に適応しちゃったんだよ・・・」と夫。今年の冬は夫の実家に帰省する予定ですが、どうなることやら。。。

夏のしょうもない争いが減って嬉しい私でしたが、冬が来ると「シャワーの温度」争いが始まります。夫はバカみたいに熱いシャワーが好きなのです。しかも無駄に長風呂(もとい、長シャワー)!!
夏は快適になりましたが、冬に向けて、すっかり寒さに弱くなった夫と、仁義なき戦いの始まりです。。。

2011年8月28日日曜日

ハゲ日記(1)

国際結婚とあまり関係ないのですが、人に大っぴらに話せる話でもないので、私の10円ハゲについて、引き続き書きます。前回の話は、こちら

先日、重い腰を上げて、病院に行ってきました。
インターネットで調べたところ、円形脱毛症は皮膚科に行くのが良いらしい。

ストレスでハゲたのであれば、やっぱり都会の病院の方がいいなー(きっと同じようなサラリーマン、OL患者がいっぱいいるはず)と思って調べてみたのですが、
「円形脱毛を治療します」と表立って謳っているような病院は、発毛のための治療が主で、イマイチ保険が適用されるのかもわからない=病院かどうかすらよくわからない、ところが多かったため、結局近所の皮膚科を受診することにしました。

私は、小さい頃から何かと皮膚に関する問題を抱えていて(どれも深刻なものではありませんが)、皮膚科には何度もお世話になっています。
でも、もちろん頭皮問題で行くのは初めて。

別に恥ずかしいことではないのですが、やっぱり女性で「ハゲがあって」ってなかなか言葉にしにくいものですね。
まず、受付で「診療する部位を書いてください」と言われ、「頭」と書いた紙を提出するときの、あのなんとも言えない気まずい感じ・・・。
そして診察室に呼ばれ、先生に「頭ですかね」と言われ、「ええ。ハゲまして。」と答えるときの、恥ずかしい感じ。なんでしょうね、ハゲって言っちゃうからダメなんでしょうか。
でも、この切羽詰った困った問題をただ「脱毛」と表現するのは、何か違うのです。やっぱり「ハゲた」というのが、問題を端的に表していると思います。

結果は、やっぱり「円形脱毛症」でした。自分ではなかなか見にくいのですが、2.5センチもあるみたいです。。。しくしく。
ただ、おそらくストレス性のもので、他の病気から現れたハゲではなさそうということで、一応安心しました。

美容師さんに発見されるまで、全く気づかなかったため、もしかすると、数ヶ月前には発生していて、今は治り中・・・なんて淡い期待を持っていたのですが、先生いわく、「絶賛進行中」のハゲだそうです(頭皮がちょっと炎症している)。

一通り抜けたあと、少しずつ産毛が生えてきて、その期間が終わるとしっかりした毛が生えてくるそうな。
「完治は6ヶ月から1年ですね。他の場所にも円形脱毛ができないとも限りませんし。まあ、一ヶ月ごとに見せてくださいな。」
って、先生ー、、、簡単に言いますね。。。とりあえず、塗り薬を処方されました。
というわけで、少なくともあと半年は、ハゲを気にして生きていかなくてはいけないようです。ああ、本当に、これ以上増えないで欲しい・・・祈るのみです。

でも、結局気になるのが原因。
どのレベルまでストレスが溜まればハゲるのか、それはもちろん人によって違うのでしょうが、自分の過去と比較して、ここ2、3ヶ月で特別ストレスがあったかと言うと、ないのです。
でも、6月から仕事で少し変化があったのと、夫の無職による将来不安が重なって、募り募った結果なのかな・・・と思っています。まあ、ストレス皆無!は私の現状では無理ですので。
今回、思ったより自分がダメージを受けていたということがわかったので、もう少しストレスを溜めないように工夫して、生活をしていこうと思います。頼むぞ、夫!

最後に、処方箋を手にして向かった薬局では、受付の方と薬剤師さんの両方に2回も(!)「頭皮の円形脱毛ですね!」とロビーで大音量で繰り返されました。。。もうちょっとプライバシー尊重して欲しい。

あいまいな地図

夫が、日本で好きではないもの・・・それは地図です。
パンフレットやWEBサイト、看板などに出ている、ちょっとデザイン的な道案内の地図、アレがどうも好きになれないそうです。

事の始まりは、日本に来たばかりの頃、とある面接にて。
会社のHPに載っていた地図を参照し、面接に向かおうとした夫は、その地図のあいまいさに、会社の場所がわからず迷ってしまい、結果、面接に遅刻してしまいました。

「地図上では、道路は二本しかないのに、実は間に細かい道路がいくつもあるんだよ!」
「地図上では、駅から距離的にいくらもなさそうなのに、実際歩いたら20分もかかる。縮尺が全然違う!!」
と、かなりご立腹でした。(数分の遅れだったので、面接はさせてもらえましたが・・・。)

それ以来どこへ行くにも、もとから付いてくる地図に頼るのは一切やめて、自分でGoogle Mapで検索して行くようになりました。

先日も、雑誌で目的地を探していたとき、ページの左端にオシャレな地図が載っていました。「ここを曲がって・・・」と私が言いかけると、「いーや、この地図は信用できない。ちゃんとしたMapで調べます!」と、雑誌には見向きもしない夫。

確かに、言っていることはわかるのですが(道の本数が足りていないとか)、私はそのあいまいな案内図で、とくに苦労したことはありません。
地図の縮尺なんて見ていないし(徒歩10分とか書いていたら、それを信じる)、細い道だったら、勝手に頭の中で地図からはずします。
よくよく考えると、そもそも地図にそこまでの正確さは求めておらず、「あ、そっちじゃなかった、こっちだ。」とか「あ、曲がるのもう一本先っぽい。」なんて、考えながら行くことを、すでに頭の中で期待(覚悟?)しているような・・・。

「君は日本で育ったから、このあいまいな地図に慣れてるんだよ。ストリートにわかりやすく名前の付いているアメリカならいざ知らず、こんなに道の入り組んだ日本で、こんなにあいまいな地図で、どうやってみんな目的地にたどり着くんだ・・・ぶつぶつ。」なんて言われましたが、私は苦労したことないからなぁ。。。

最近は私も、GPSのケータイで、居場所から目的地まで、全く迷わずにたどり着くのですが、とは言え夫とは違って、あいまいな案内図でも、さほど苦労しない私です。
これも、お国柄の違いでしょうか(なんとなく、男女の違いのような気がしないでもないですが)。

2011年8月18日木曜日

10えんハゲ

10円ハゲができました。。。夫・・・ではなく、私に!!

先日、美容院に行った際に発覚したのですが、これがもう、最悪のタイミングでした。
私は、生理前のとても精神不安定な状態(毎月PMSがひどいのです。。。)、そんなときに、こんな未経験なショックな出来事!!

「何かストレスがありましたか?」と美容師さんに聞かれて、考えてみたけど、うーーん。。。
仕事はいつでもストレスフルで、今に始まったことではありません。
さらに、無職の夫を抱えての将来不安はあるし、ストレスにもなっています。でもこれも、最近起こったことでもありません。
突然ハゲるほど悩んでないハズなんだけどなぁ。。。

笑顔で美容院を出たものの、一人になると悲しくて悲しくて、とりあえず夫に話そうと電話。
でも、これもまたバッドタイミング。
夫の方も何やら取り込み中で、きちんと話を聞いてもらえそうになかったため、「あとで大事な話がある」とだけ伝えました。

そして、夜、夫が電車の中で、「で、大事な話って?」と聞いてきたので、「いや、ここでは無理」みたいなやり取りをしているうちに、大喧嘩に。。。
※だいぶ端折ってしまいましたが、要は、お互いすでに別のことでイライラしていて、一触即発状態だったのです。

私のイライラは次の日になっても収まらず(たぶん夫も)、話し合いを持ったものの、結局、「私がハゲたのはあんたのせいだ!!」「そんなわけない!」みたいなやり取りになってしまい、またまた大喧嘩。。。
もう、最悪の週末でした。

私たち、一度ケンカになると、なかなかその場で冷静に話せるようにならないのです。
ただ罵倒し合う、みたいな状態になってしまって。結婚して時が経つにつれて、そこまでのケンカはあまりしないようになったのですが、一度スイッチが入ると、かなりバトルしてしまいます。困ったものです。

でも今回は、夫が反省して(?)仲直りのしるしに花を買ってきてくれました。
が、それがちょっと笑えました!

家に帰る私に、ちょっと照れた様に花を差し出す夫。
その花束は・・・菊の花束でした。そう、お盆用のお花だったのです。

「・・・(言おうか言うまいか悩む私)。」
「(やっぱ言おう。)これ、お供え用のお花だよ。」
「ほんとにぃー?!」

面白さも手伝って、今回のケンカは丸く収まりました。いつも花さえあればOKってわけじゃないですけどね☆

ちなみに、ハゲの方は、原因がストレスだけじゃない場合もあるそうなので(体のどこかが悪いとか)、ちゃんと病院に行こうと思います。あー、、こっちは本当に憂鬱です。。。。。

2011年8月7日日曜日

海はないけど

先日、夫と海水浴に行ってきました。

私は、ビーチと言えば、砂浜でゴロゴロしているのが好きなのですが、夫は海に入ってガシガシ泳ぐのが好きです。

先日も、しばらく海で泳いだ後、私が疲れて戻ろうとすると、夫が「えー、もう戻るのー?」と残念そうに言うので、仕方なく海に留まる。。。の繰り返しでした。
泳ぐと言っても、私は浮き輪でぷかぷか浮いているだけなのですが、夫は顔をつけて本格的に泳ぐのはもちろん、時には潜水して海草や海底の砂を取ってきたり、まるで少年のようです。

でも、待てよ・・・夫は内陸の州出身で、実家の近くに海はないのです。
なのに、なぜ海で泳ぐのがこんなにうまいんだろう。

夫と初めて一緒に海に行ったのは、カリブ海でした。
私が日本に帰国して初めての夏休みを、カリビアンクルーズで過ごすことにしたのです(夫が会社員をしていた時代・・・)。
そのとき私は初めてシュノーケリングに挑戦したのですが、結果、惨敗。二度とやりたくないマリンスポーツのひとつとなりました。

ちなみに、私は人並みに泳げます・・・と思っています。でもなぜか、あの色々道具をつけて、うまく呼吸しながらというのが、全然うまくいきませんでした。
結局、海の表面に死んだ様に浮かびっぱなしで、遠く下の方を泳ぐ魚を遠目に眺める・・・というなんとも残念な結果に。

しかし、その横で夫は、浮かんだり潜水したりしながら楽しく魚と併走しているではありませんか。
大げさかもしれませんが、この人、魚だ!と思いました。

と言うわけで、今回あらためて、泳ぎをどこで習ったのか、ということを聞いたのですが、
「近所のプールで覚えたよ」とのこと。
「いや、でもプールで潜水まで習わないでしょう」(→私も昔スイミングスクールに通っていたので)と聞くと、
「プールの水深は5メートルくらいあったからねぇ。」と。
水深5メートルのプールで泳ぐ子供・・・すごい。

さらにしつこく、「でも海とプールって違うじゃない。波があるし、塩水だし、プールでできることが海でもできるとは限らないと思うんだけど。」と聞くと、
「あんまりそう感じたことはないよ。」と答えました。「シュノーケリングも、初めてやったときに苦労なくできたよ」と。

結局、運動神経の差かぁ。

私の方が海で泳いだ回数は多いと思うし、なんとなく、あんなに広い国で、海のない州で育った人だから、「海を見てびっくりする」くらいの感じなのかと思っていましたが、私の偏見だったようです。。。

2011年8月4日木曜日

会話のない夫婦

私の週末の楽しみは、夫とカフェに行ったり、ディナーに行ったりすることです。
何にも邪魔されず、二人向き合って会話をする時間が、すごく大切なのです。

と言うのも、私たち、普段は本当に会話のない夫婦なのです。。。

夫は、ゲームを含め、テクノロジー大好き人間。
情報を得るのもほとんどインターネットからなので、放っておいたら、一日中パソコンデスクの前でも苦にならないタイプです。

私も、一人で時間を過ごすのが好きです。
特に平日は、帰りが遅いため、家に帰ってから寝るまでは、自分の好きなことをして過ごしたいのです。
好きなことと言っても、テレビを見たり、インターネットしたりと、大したことではないのですが・・・とにかく一人でゆっくりしたい。

そういうわけで、平日の私たちといったら、帰宅→夕食→各々ばらばらに過ごす→寝る、という感じで、とても淡白なのです。

もちろん、夕食時に、今日あったことなどゆっくり話せばいいのですが、これもどうも盛り上がりません。
私は、仕事の愚痴を夫に話したくはないし、夫も就活中の身で、そうそう毎日新しいことが起こるわけではありません。今日は一日家事をしていたよ、なんて日もありますし。
ですので、「今日どうだったー?」「まぁ、ぼちぼち」なんて、中身のない言葉を交わした後は、各々の机へ・・・という具合。
そして、たまに二人で何かしようか、というときも、映画やドラマを見る(=結局会話なし!)ことが多いです。

あるとき、二人で背中を向けて会話をしない毎日に嫌気が差して、
「テレビやパソコンというデバイスに頼らなくても、楽しく過ごせるカップルになりたい!!!」
と言ってみました。
「そうだねぇ」と、なんとなく同意する夫。
ですが、やっぱり家だと、気づくとまた背中合わせに・・・。

こんな私たちなのですが、不思議と外に出ると、真っ当に会話ができるのです。
特に、外食して二人で向き合っていると、話したいことが色々出てくる・・・。
やっぱり、テレビとパソコンって、会話をするには害なんだなー、と思います。特に夫のようなパソコン中毒の人には。

このことに気づいてからは、何かと理由をつけては外に出かけて、お茶なりご飯なり、二人で過ごす時間を持つようにしています。
本当は、家の中でもこんな風に過ごせるといいのですが、そこはどうも意志の弱い二人です。。。

ちなみに、パソコンとテレビがなければ、絶対大丈夫かと言うとそうでもなくて、ケータイ電話も立派な妨害要素。
一緒に食事をしてる横で、写真を撮ったりSNSのチェックインしたり、「アナタは私と過ごす時間より、どこかの誰かに自分の食事や居場所を伝えることの方が大事なわけ?!!」とケンカになることもよくあります。
とりあえず、二人でいるときに電話をいじるのは禁止です。
ほんと、小学生みたいなルール。。。

みなさんは、旦那さんとたくさん会話しますか?

2011年7月28日木曜日

難しい発音

夫が日本語を学ぶのを見ていると、こんなことが難しいんだーと、びっくりすることがあります。

意外だったのが、日本語の発音です。
日本語の音って、母音がはっきりしているし、単純明快なのだと思っていたのですが、
それはあくまで、私が日本人だからだったのですね。

ちなみに英語だと、私が苦手なのは、「l」と「r」が重なって出てくる単語。「jewelry」とか。
あとは、shとsの違いが苦手だったりします。「sit」とか、単純なんですが、うっかり言い間違えたりします。。。

夫は、「す」と「つ」、「ど」と「ろ」がうまく言い分けられません。

「す」と「つ」は、必ず反対の方を言います。
「私のすま(妻)は日本人です。」
「日本につんで(住んで)います。」
みたいな感じ。

違いを伝えようとするのですが、自分でもどう言い分けているのかよくわかりません。
結局「す」と「つ」を何回も繰り返し聞かせることになり、論理的な説明ができないので、
夫もそのときは私のまねをして治るのだけど、また元に戻る・・・の繰り返し。

「ど」と「ろ」の方は、どうも「ど」がうまく言えない模様。
「ど」と言いたいときは、いつも「ろ」になっています。

夫が日本語学校に行っていた頃、「今日は「ケロ」を習った」と言われ、「け・・・ケロ??」となってしまった私。
「ダケロ」「ダケロ」と連呼され、それが、「○○だけど、△△した。」という例文なのだと気づくまでにしばらく時間がかかりました。

夫は今でも、「そうなんだケロ」とか言ってくるのですが、こっちはちょっと面白いので、そのまま放置しています。いけない妻ですが。。

文法を聞かれるときも困るのですが、発音ってもっと意識せず発しているものなので、改めて聞かれると本当に難しいですね。
もう少し、論理的に教えてあげられるといいのですが。

2011年7月23日土曜日

仕事が決まらない!(日本上陸編)

※前回までの話は、「仕事が決まらない」カテゴリからどうぞ。

夫の日本への転職が駄目になって約二年後、色々あって、私たちは具体的に結婚へと動き出すことにしました。

私の「まずは遠距離を解消して、自然に結婚する」という理想は結局叶わず、二人で日本に住むために、最初に結婚をする、という選択肢を取ったのです。
つまり、夫はアメリカでの仕事を辞めて、日本に引っ越すことになりました。

夫はアメリカで数年社会人をしていましたし、仕事を変えるのは、結婚のために必要なこと。
これは前向きな無職である、と私たちは考えていました。

とは言え、決断の後も、どうしても「無職の人と結婚」という事実が受け入れ難かった私。
いいか悪いかは別として、今までいわゆる「普通」の線路の上を進んできたため、夫になる人が無職だなんて、何よりここまで育ててくれた親に悪いなぁ。。。という気持ちが抜けませんでした。

そういうわけで、最後の悪あがき。
何とか日本上陸前に、仕事を見つけよう!作戦です。

私たちの結婚は、下記の方法で行いました。
1)日本で婚姻届を提出する(夫来日)

2)日本から配偶者ビザ申請(夫帰国で、再び遠距離)

3)受理(だいたい2ヵ月後)

4)夫日本へ

夫は、引越しの直前まで仕事をする予定だったので、結婚を決めてから、上記のプロセスの間も仕事を探してもらうようにしたのです。

まず第一弾は、夫の働く会社からの日本転勤に二度目の挑戦。

しかし、これはうまくいきませんでした。
理由は、夫がそもそも転勤に前向きではなかったこと。
前回の失敗があって、日本支社で働くことのモチベーションが落ちていたのと、
その後、自国の仕事でも会社との信頼関係が崩れるような出来事があり、そもそも転職を考えていた、ということがあります。

私は、一度失ってしまったら、きっと日本で一から仕事を探すのは難しいから、嫌でも何でも、最大限の努力をしてほしいとお願いしました。
夫はOKと言ってはいましたが、結局、今回はアプライできるようなポストがなかった、との返事。
このあたり、本当に夫は頑固なので、私もそれ以上はどうしようもできず、結局退職することが決定的となってしまいました。

そうは言っても、日本に来る前に仕事を決めたい!というのは二人の共通の想いでもあったので、第二弾として、アメリカからインターネットで就職活動を始めました。
私も、日本の転職サイトを紹介し、夫はそこからいくつか応募しました。

実は、このとき、夫に興味を持ってくれる会社がいくつかありました。
すぐにメールで、面接をしたい、という連絡が来たのです。

ところが、夫が「まだビザの申請中で、自分はアメリカにいる」という話をすると、いずれも、「まずビザを取ってから応募してください」との返事。
もう結婚もしているし、日本に引っ越してくることも確実なのですが、採用しようとする会社からすると、ビザがまだない、という事実が不確定要素らしい。。。

一社からは、ご丁寧に、「日本で仕事をしたいと思うなら、まずビザを取ることをお勧めします。こちらは、あなたの(日本で働いてくれるという)信用度を、ビザでしか判断できません。」というアドバイスまで頂きました。

ビザ・・・もちろん、大事なものだという認識はありました。
ただ、申請中ということでも受け入れてもらえないとは、考えていませんでした。
そもそも、私の事情からも、夫の事情からも、ビザが却下される理由は皆無でしたし(一応法律家にも相談していました)、2ヵ月後には確実にビザが下りるのに。
でも、会社はビザが下りるかどうか、言葉だけでは信用できないのですね。

そういうわけで、応募した会社いずれも、ビザが理由で不採用。
夫が無職のまま日本に引っ越してくることが決定的となってしまったのです。

ただし、応募した数社からすぐに返事が来たことで、日本での就職活動も案外うまくいくのではないか、という楽観的観測を私たちは持ちました。

それが、大きな間違いだということに気づかずに。。。

※仕事が決まらないシリーズは、こちらにまとめています。

2011年7月19日火曜日

大人のニキビには

夫がアメリカ人だからなのか、単純に夫の家族が変なのか。
夫の「おばあちゃんの知恵」的なものには、しばしば驚かされます。

私は、顔に吹き出物ができやすいのですが、そのたびに夫は
「歯磨き粉をつければすぐ治るよ」
と言ってきます。

歯磨き粉・・・なんで??
刺激が強そうだし、すごく肌に悪そう。

と言うわけで、今まで散々聞き流していたのですが、
先日、朝起きてきた夫の顔を見ると、何やら口元に白いものがついている。。。

「口に何かついてるよ」と言うと、
「ああ、これ、昨日ニキビができたから歯磨き粉塗ったんだよね☆」と夫。
しっかり実践してました。本気だったんですね。

何でも、歯磨き粉が水分(油分?)を吸って、乾燥して治るらしいです。
ほんとかよ。。。

2011年7月16日土曜日

仕事が決まらない!(やる気もない?編)

昔の話はちょっと休憩して、今の話を。

異国で就職活動を続ける夫を、私はパートナーとして全力で応援しなければならない
・・・はずなのですが、正直、かなりイライラしながら見ています。

なぜイライラするのか。
それは、夫と私の物事の取り組み方が、根本的に異なっているからだと思います。
「自分ならもっとこうするのに・・・」そういう気持ちで、もどかしい気持ちになるのです。

私は、とにかく何かしていないと落ち着かないタイプ。
目の前に目標がなかったり、何にも属していなかったりすると、不安になってしまいます。

夫は、いい意味でも悪い意味でも現状を受け入れるタイプ。
何もしていないから不安、ということはなさそうです。
※ある意味、悲観的にならずに日本で生活できているのも、この前向きな性格のおかげですね。

そういうわけで、もし私が「就職できない」となったら、とにかくなんでも見える成果を出そう、
生産的なことをしなくちゃ、と思うわけです。
それは、人脈を広げたり、勉強したり、資格を取ったり、ということです。
あるいは、何でもいいからお金を稼ごうとするかもしれません。

もちろん、このアプローチが必ず正しいのだ、とは思いません。
資格を取れば仕事が見つかるなら、誰も苦労はしないし、
がむしゃらにお金を稼ぐことだけ考えても、将来にはつながりませんしね。
が、「頑張ってるよ」と言いながら、何も形になっていないのは、横で見ている妻としては、
なかなか受け入れがたいものもあるのです。

夫の成果が見えない例は色々あるのですが、よくケンカになるのが「日本語資格」です。

夫は、日本で1年ほど、日本語学校に通っていました。
収入が私だけの我が家にとって、学費を払うというのは、簡単なことではありません。
(私だけが学費を出したわけではないですが。)

ですので、私は夫と、下記のような約束をしました。
「学費は安くないのだから、必ず履歴書に書ける成果を残してね。」と。
つまり、「日本語能力試験を受けて、合格してね」とお願いをしたのです。
「テストは苦手だけど、頑張るよ」と答えた夫。

未だに、その約束は果たされていません。

これまで、テストを受けるチャンスは、確か3回あったのですが、
1回目→願書を出すのを忘れる
2回目→合格点には程遠い成績で不合格。そもそも買った問題集、全部やってない。
3回目→願書を出すのを忘れる
という有様。

もう・・・思い出しても腹の立つ、ひどい約束破りだと思いませんか?

とは言え、夫の行動に心当たりはあるのです。
夫は、なぜか「試験に落ちる」(もしくは、何かに失敗する)ということにひどく恐怖心があるようなのです。
3回目は、確信犯のような気さえしました。
「オレには、あの試験はまだ早い」とか何とか、言っていたので。

私だって、勉強でも何でも、失敗することは怖いです。
でもだからこそ、そうならないように、無我夢中で努力するものだと思うのです。
私は、そうやって手に入れてきたものがたくさんあります。
だから、成功のイメージが自分の中にあるし、もし失敗したとしても、それで絶望したり、あきらめたりすることはあまりありません。

夫は、今まで成功体験がないのかしら、と思うくらい、失敗を恐れている、気がします。

これが、外国生活だから来るものなのか、プライドなのか、はたまたただの怠慢なのか、私にはわかりません。
そして、そのことを尋ねる術も、私は持っていません。
夫の気持ちを理解したいという気持ちはあるものの、それでもやっぱり、自分の経験から、
夫の行動は甘えなんじゃないか、という思いが抜けないからです。
このことについて話すと、どうも相手を否定するような言葉でとげとげしくなってしまう私。
ケンカ回避不可能です。。。

夫にとって日本は外国。
私より苦労していますし、何より自分らしく頑張ってほしいと思うので、
私のやり方を押し付けることなく、何とかうまいこと夫を導ければと思うのですが、、、
なかなか難しいです。

※仕事が決まらないシリーズは、こちらにまとめています。

2011年7月9日土曜日

仕事が決まらない!(終わりの始まり編)(2)

前回の記事はこちら。
仕事が決まらない!(終わりの始まり編)(1)

仕事を終えて、どきどきしながら向かった待ち合わせ場所。
そこには、初めて見るスーツ姿の夫がいました。
(アメリカではビジネスカジュアルだったので。)

いやー新鮮!!なんて、一瞬ハイテンションになるのもつかの間、
顔を見て、一目で「面接うまくいかなかったんだなー」ってことがわかりました。

とりあえず、予約していたレストランにて一息つき、
面接の詳細を尋ねました。

「あんまり受け入れられている気がしなかったんだ。」と夫は言いました。
面接をしてくれた日本支社のボスは、終始面倒そうな態度で、
最終的に、「君に合うポストはないね」と言ったそう。

そして結局、採用の連絡はありませんでした。

正直、私には「なぜ不採用になったか」の理由はわかりませんでした。
夫は、この面接が相当トラウマだったらしく、あまり詳しく教えてくれなかったからです。
私も、夫の日本での就職は、このときはマストではなかったので、
そこまで追求しませんでした。
(今思えば、もっとしっかり聞いておくべきでしたが。)

当時の夫の話を総合すると、考えられる原因は下記。

1)政治的な理由で、面接だけはしてもらえたが、そもそも採用する枠はなかった
→アメリカ側と日本側で力関係があった、とか。

2)一目見て、嫌われちゃった
→なんでも、事前の電話面接は、割といい感じで進んでいたそう。見た目=差別的な感じもしますが、夫は電話面接と実際の面接の扱いのギャップにびっくりしたようです(面接官は同じ人物なのに)。

3)面接の中で不採用が決まった
→単純に、求める人物ではなかった。夫は、最初から最後まで、自分の話は聞いてもらえなかったと言っていましたが、それは勘違いだった、とか。

夫的には、「取り付く島無し」という感じで、1)2)が理由だと思っているようですが、
私はなんとなく、会社として1)2)で不採用って、
あまりないんじゃないかなぁーと思っています。
つまり、正当な理由があって、不採用だったと。

ただ、夫の説明からは、3)だとしても何が不採用の理由かは読み取れなかったので、
真相はわかりません。。。

と言うわけで、私たちの夢の日本生活は、夢のまま終わってしまいました。

転勤がなくなってしまったことも残念だったのですが、もっと残念だったのは、
夫が自分の勤める会社で、日本のポストを探すことに、とても消極的に
なってしまったことです。
あの面接は、よっぽど嫌な思い出になってしまったんですね。。。

結婚を決めて、日本に来るときも、転勤という形にできないか、
聞いてみてほしいとお願いし、夫も合意してくれましたが、
結局どこまで積極的に動いてくれたのかは、わかりませんでした。

日本支社は大きくないので、またあのボスなのではないか、ということで、
モチベーションがあがらなかったのかもしれませんが。

そんなわけで、夫の日本での就職活動第一幕は、苦い結果で終わりました。

※仕事が決まらないシリーズは、こちらにまとめています。

2011年7月8日金曜日

仕事が決まらない!(終わりの始まり編)(1)

仕事が決まらない!の第一弾です。

思えばこれが、夫の終わりなき就職活動の始まり・・・「the beginning of the end」でした。
夫の日本での初めての就職活動は、実は私たちが結婚する何年も前のことなのです。

交際2年と少し。日本とアメリカでの遠距離。
とは言え、遠距離のまま結婚に踏み切る気などさらさらなかった当時の私。
なんとか、自然な形で一緒に過ごす→結婚というプロセスを踏みたいと思っていました。

その方法のひとつが、夫が転勤して日本に来る、というもの。

住む国の違う二人が、結婚せずに一緒に暮らす方法って、そんなにたくさんはありません。
ビザが必要ですからね。
夫が日本で仕事を見つけ、労働ビザで日本に滞在できるとなれば、
じっくり結婚の見極めができるし、最高の方法に思えました。

運良く、夫の勤める会社はインターナショナル企業。
日本にも支社があったため、そこにポストがないか、問い合わせてみることにしたのです。

そのときは、色々なラッキーが重なったのだと思います。
日本支社に、夫のキャリアに合った空きポストが!
そしてなんと、日本支社の責任者が、夫の面接をしてくれると言うではありませんか。

こんなにとんとん拍子に事が運んでもいいのかしら。
一緒に日本で住めるなんて、夢みたい。
でも、結婚するってまだ決めたわけじゃないのに、急に決まったら心の準備が・・・。

私は、期待と戸惑いの入り交ざった気持ちで、事の成り行きを見守っていました。

面接は日本支社で。
ちょうど私に会いに日本に来る予定だった夫は、
滞在初日に面接をセッティングしてもらいました。

日本に来る予定の、このタイミングで面接のチャンスが巡ってきたこと、
これは運命だと思えました。

夫の会社のHRも、後押ししてくれているように見えました。
夫のポストでアメリカから日本への転勤は珍しいけれど、これが日本支社とアメリカの
人材交換の先駆けになればいい、と、夫には伝えてくれていたようです。

それから面接までは、二人でどこに住もうとか、二人でどういう生活がしたいとか、
完全に面接に受かる気で、色々話しました。
だって、採用する気がないのなら、面接そのものをしないじゃないか、
そういう強気な気持ちでした。

そして迎えた夫の来日の日。
その日、私は仕事で、夫は昼過ぎに日本到着。夕方から面接の予定でした。
ホテルに荷物を置いて、その後着替えて面接へ・・・という予定でした。

私は結果が気になって、仕事が手につきません。
とは言え、長期休暇(夫が来るので)の直前、やるべきことは山ほどあったので、
無理やり終わらせて、夜の待ち合わせ場所へ向かいました。

長くなったので、(2)へ続きます。

※仕事が決まらないシリーズは、こちらにまとめています。

仕事が決まらない!(導入編)

ブログを初めて約2ヶ月・・・
ついに、禁断の(と言うと大げさですが)話題に触れることにします。
それは、夫の就職についてです。

就職活動って、かなりプライベートな内容ですし、うっかりしたことを書いて
守秘義務違反なんてことになったら困ります。
そういうこともあって、なかなかこれについて書けずにいました。

ただ、私たちの心配事の中心は、夫の就職のこと。
そして私たち、本当によくケンカをするのですが、その原因も90%以上が
夫の就職のことだったりします。

期待とがっかりを繰り返し、二人で悶々と悩んできたこの2年強。
自分のイライラ、もやもや、を整理するためにも、昔のことから思い出して、
少しずつ書いていこうと思います。
いつまで続くかわかりませんが、「仕事が決まらない!」シリーズで不定期に。
今のところ、エンディング未定なのがつらいところですが。。。

読んでいて、「あなたたち、そんなんだから決まらないのよ」と気づきのある方は、
ぜひコメントいただければと思います(^-^)
※仕事が決まらないシリーズは、こちらにまとめています。

2011年7月3日日曜日

メロン談義

実家の母から、メロンが送られてきました。


「melonもらったよー。」と夫に見せると、
「We call it grapefruit in English」との賜る。
「そんなバカな!グレープフルーツって、シトラス系の果物だよ。」
いくら日本語と英語が違うからって、全く違う果物を同じ呼び名で呼ばないでしょう。。。

私:「これはね、アンデスメロンって言うんだよ。アンデス山脈のthe Andes
知ってるでしょう?」
夫:「聞いたことない。これはgrapefruitだ。」

埒が明かないので、二人で調べたところ、夫が言いたかったのは、「cantaloupe」でした。
grapefruitをイメージ検索すると、もちろんグレープフルーツの画像が出てきて、
自分の間違いに気づいたようです。
メロンとグレープフルーツを(言葉として)間違えるなんて・・・笑えます。

とても不思議なのですが、夫は英単語をよく忘れます(母国語なのに)。
「○○って英語でなんて言うの?」
「・・・忘れた。」(そして検索→思い出して答える。)
もちろん、日本語と英語は一対一ではないので、「どう訳せばいいかわからない」
という意味で、答えられないことは私にもあります。

でも夫の場合は、今回のように、普通に単語を忘れる/間違えるが結構あるのです。
英語って忘れるほど単語が多いのでしょうか。本当に不思議です。

さて、この話には続きがあります。

cantaloupe」を辞書で調べると、「マスクメロン」とあったので、
マスクメロンじゃないんだよなー・・・と思い、今度は「アンデスメロン」を検索。
すると、アンデスメロンはアンデス山脈とはまったく無関係なことが発覚!

「安心ですメロン」の略で、完全な日本産だそうです。(Wikipediaのエントリー
勝手に南アメリカから来たと思っていたよ。。。
通りで、「Andes melon」とか言っても、通じないわけです。
※アンデス山脈のメロンだったら、「Andean melon」と言うべきかも。

とにかく、日本産のメロンで、もちろん夫は知る由もなく、
マスクメロンほど高級なメロンじゃないのだけど、
cantaloupe」で問題ないような気がしました。

日本にあって、アメリカではメジャーではない食べ物は結構あるので、
「これは何?」という話はよく出てくるのですが、
今回はお互い納得するまで、かなり遠回りをしました。

あー、疲れた。

2011年6月29日水曜日

ちょっと気になる

おそらく日本限定の、かなりくだらない話です。

私たちは、外国人が珍しくない地域に住んでいますが、
それでも、二人で歩いていると、なんとなくチラ見されることがあります。
夫は声も大きいし、英語だし、なんか「あれ?」と思われるんでしょうね。

仕方のないことですが、そんなに気分のいいものでもないので、
自分は、国際カップルが周りにいようと気にしない・・・

と、言いたいところなのですが、実は気になるのです。

夫と結婚してから、日本にいる外国人/国際カップルに興味津々になってしまいました。
一人で歩いている人なら、
「この人、どんな理由で日本にいるのかな。」
背広を着ている人だと、
「どんな仕事してるのかなー」(夫が求職中のため)
なんてことが気になって、そっとチラ見。

これがカップルになると、もう、意識せずにはいられません。
「何語でしゃべってるのかな?」
「日本に住んでるのかな?」
「結婚してるのかな?」
全く気にしてなさそうなフリをして、耳はダンボなんてことがよくあります。

以前、私の誕生日にちょっとお洒落なバーに行きました。
有名ホテルの最上階。
ある映画の舞台にもなったところで、半分は外国人客でした。
Jazzバンドの目の前のいい席に通されたので、「やったー」と思い、席に着くと・・・
両隣とも、私たちと同じように、外国人男性×日本人女性のカップル。
さすがに、こういうことは珍しいです。

むむむ、こういうカップル用にあつらえられた席なの?(まさかね)
なんとなく気付かないフリをして普通に着席。
もちろん、音楽もお酒も楽しんでいたのですが、
両隣のカップルも、心の中でちゃっかりチェックしてしまいました。
(どうやら恋人同士みたい。もうすぐ結婚するのねー。)
(左の彼、アレはダメだな。言ってることが軽薄すぎる。遊びだな。)
等々、本当に余計なお世話なんですが、、、すみません。

国際結婚、とひとくくりにするのはおかしいかもしれないですが、
自分で得られる情報って限られているので、
どうも周りの似たようなカップルが気になってしまいます。
もちろん、話しかけたりするわけではないのですが。

いやー、でもおかしいよね、こんなの私だけだよね。。。
とひそかに思い悩んでいたら、なんと夫もよくそういうことがあるのだとか。

向かい側から、似たような組み合わせの男女が歩いてくると、
「お、お前の奥さん、日本人かよ。日本に住んで長いのかよ。」的な
「どっちが日本に慣れてそうか大会with目線だけ」が繰り広げられるそうです。
本当かどうか知りませんが。

みなさんは、周りのカップル気になりますか?

2011年6月25日土曜日

婚約指輪がしたい

みなさんは、婚約指輪を日常的に着けてますか?

私の経験では、
アメリカでは結婚指輪と婚約指輪をセットで
着けている人が多く、
日本では、一部の人がセットで着けているかなー
という印象です。

私自身は、婚約指輪も日常的に着けたいなーと思っています。
せっかくもらった大事なものだし、毎日着けて眺めたい。

しかし、私の婚約指輪はジュエリーボックスの中です。
登場するのは、お友達の結婚パーティーくらい・・・。

なぜ、こんなことになったのか。
実は、セットで着ける結婚指輪がないからです。
私たち、結婚して3年目なのに、
結婚指輪をしていないのです(泣)

そもそも、結婚式は二人の生活が
落ち着いてから、と考えていました。
落ち着く=夫の仕事が見つかり、
日本に二人の生活基盤ができる、だったので、
結婚式をしないまま、今まで経ってしまったのです。

結婚指輪を買うかということは、
夫が日本に来るときに考えました。
が、私たちは、結婚式は後日と考えていたため、
「指輪交換は新しい物でしたいよね~」
ということで、式をするときに買おう、ということに決めました。

結婚当初は、婚約指輪だけを着けていたのですが、
不思議なもので、婚約指輪だけを着けていると
「We've got engaged, yay!!(私たち、婚約したの!!はぁと)」的な
キャピキャピ感が漂う感じがして。。
結婚した後も、単品で着け続けるのに違和感があったのです。
※私個人の感覚です。

というわけで、さっさとはずしていまい、
「無事に結婚式ができたら、またお目見えね!!」
と、夫にプレッシャーをかけつつ、
ジュエリーボックスにしまったわけです。

夫の就職に、ここまで時間がかかるとは、
見立てが甘かったの一言です。。。
でもそもそも、結婚式は二人でするものだし、
私が面倒見るとかご勘弁!なので、
ここまで来たら、夫の就職まで待つことにします。
(何年後になっても、結婚式は挙げたいのです。。。)

私の婚約指輪の日常着けは何年後になるでしょうか。
近い未来でありますように!

2011年6月21日火曜日

夫と父

日曜日は父の日でしたね。

私は、実家の父にカードを添えて贈り物をしました。
夫にも一筆書いてもらいました。
「Thank you for being my family in Japan」
と言いたかったようで、どう書けばいいのか悩みました。
結局、「日本の家族でいてくれてありがとう」にしましたけど、
もう少し自然な言い回しがあったかな。。。

さて、夫側の父の日は、なかなかストレスフルです。
と言うのも、夫と夫の父はあまり折り合いが良くないのです。

2011年6月18日土曜日

夫の人間ドック(実践編)

前回の記事はこちら

さて、準備万端で迎えた人間ドック当日。
さすがに初病院で一人では不安でしょうということで、私も一緒に行きました。

待合室で待ってるので、困ったら呼んでねー、
ぐらいのつもりだったのですが(甘やかしすぎると良くないし!)、
実際の検査と待合室は階が違うということで
結局検査するところまで一緒についていくことに。

夫は、説明はだいたい理解できていたよう。
ちょっと細かい部分とか、間違えたら困るところだけ、補足で説明しました。

ただ病院で使う英語って、普段使わないため、私には全くなじみがなく、
通訳としてほとんど役立っていませんでした。。。

例えば、腹部の超音波検査。
「これ、何の検査?」と聞かれ、
看板の「エコー」という文字を見た私は、「echoだってさ。」と伝えたのですが、
あまり通じていない様子。
検査を終えた夫に、「ultrasoundだったね」と言われて、
あー、そうなんだー(よく考えたらそのまんま)、なんて勉強したり。

また、問診のなかで腰の手術について説明したとき、
「ヘルニアですか?」と聞かれ、
ヘルニアって英語でなんて言うんだろう・・・。
それっぽく発音してみたものの、夫に通じず撃沈。
ヘルニアの手術でないことは知っていたので、「違います」
と独断で返答。
※でも、今調べたら英語でも「hernia」みたいですね。私の発音・・・。

とある検査では、検査員の方が「私、英語ダメなんで、奥さんよろしく!」
と私が呼ばれて、一通り日本語で説明。
その後、「通訳よろしく」と期待のこもった目で私の方を見つめる。
これ、人間ドックに限ったことではないのですが、この手の期待って、
かなりプレッシャー。
英語が若干喋れるくらいでは、通訳は無理なんですよ、すみません。
と思いながら、身振り手振りも交えて説明。

そして最後は、検査の結果を先生が説明してくれるのですが、
これが一番難関だー!と緊張していたら、
なんと、先生は英語が堪能で、すべて英語で説明してくれました。

横で聞いていたのですが、臓器の名前をほとんど知らなかった。。。
勉強になりました。

結果は、ちょっと脂肪肝だけど、概ね大丈夫だよ、とのことでした。
脂肪肝って大丈夫??と若干不安にはなったものの、
特に対応は不要と言われたので、とりあえずそれを受け入れることにします。

・・・・・・

医療周りは、国によってだいぶ違うので、異国だと不安になる気持ちも
あると思います。
私は、アメリカで医者にかかったことはないのですが、
なんとなくアメリカの方が進んでいるのかなーっていうイメージがありました。
(実際は知りません。たぶんドラマ等の影響(笑))

そういう意味で、夫が今回(検査とは言え)日本の病院にかかって
きちんと安心できるかどうかが不安でした。
が、検査を受けて、夫も「しっかりしてるね」と安心していたようなので、
良かったです。

次の難関は歯医者だな。。。

2011年6月17日金曜日

夫の人間ドック(準備編)

先日、夫の人間ドックに行ってきました。

昨年は、あまり日本語が話せなかったので、病院は無理だよなー
と思い、申し込みを見送った人間ドック。
今年は、夫の日本語も上達したことだし、丸2年メディカルチェックしてないし、
ということで、申し込みました。

ところが、行く準備段階から一波乱。

事前に、アンケートや検便キットなど、必要書類が一式送られてくるのですが、
まず、名前が違う。
さらに、性別が違う。
ご丁寧に婦人科検診の案内まで。。。

慌てて病院に電話し、名前と性別が間違っている旨を報告。
ひとしきり謝られた後、
「では、申し込みはご本人様ですね?」と言われました。

私は自分の会社で、扶養家族として夫の人間ドックを申し込みました。
ですが、あちらは、男性である=(扶養家族ではなく会社員)本人の申し込み
だと思ったよう。

「あ、いえ、本人ではなく(扶養)家族です。」
「え、奥様のことではなくてですね・・・」
「あ、ですので、夫が私の扶養家族なんです。」
私が代理で電話したものですから、事を余計ややこしくしてしまい、
ひと悶着。

最後は何とか話が通じて、電話を切りました。
思い込みの力ってすごい。
※ちなみに、同じやり取りを当日の病院の受付でも行いました。

ここからは検便の話。お嫌な方はスルーを・・・。

2011年6月12日日曜日

脳みそまで筋肉

私は、「the 体育会系」が、少し苦手です。
いわゆる、精神論命!なのが駄目なんです。

中高生のとき、「体調が悪いので休みます」と言うと、
「体調なんて悪いと思うから悪いんじゃ。運動すれば治る」とか言う先生、
ああいうのが、苦手なのです。

というわけで、私の好みのタイプはすらっと背の高いメガネ男子。
中身はもちろんインテリジェンス。
・・・結局、それとはちょっと遠い夫と結婚したわけなのですが、
とりあえず、夫は少なくとも「the 体育会系」ではないと思っていました。

が、それは間違いでした。

夫はランニングが好きで、週3回くらい、近所の河川敷を走っています。
私も走るのが好きで、最近あまり運動していなかったこともあって、
一度夫と一緒に走ってみようと、声をかけました。

「私、走るの久しぶりだから、ゆっくり走ってね。」
「わかったよー。」

走るペースは良かったんです。
ただ、相当運動不足の私は、すぐ疲れる。。。
今回のランニングは、別にトレーニングでもなんでもないので、
疲れて歩こうとした、その時。

「止まっちゃ駄目ー!」

え?

「歩くと余計に体に負担がかかるんだ。ペースを落としても止まっちゃ駄目だ。」
「とにかく、あのポールまで走ろう!You can do it!!」
コイツ、、、熱すぎる。。。気づいたときには時すでに遅し、でした。

何とか往路は、夫の言うままに走り、復路に入るところでやっと歩くことができました。
私:「じゃあ、次はあの橋を越えたところから走るよ」(←すでに夫のペース)
夫:「そんなに歩くと次がつらいよ。あの手前の看板からだ。Yes, you can.」

いやいや、イエスユーキャンって言われても・・・。

結局、途中で吐きそうになりながら、
最後まで夫の言うままにランニングさせられたのでした。
その間、夫が横から、「やればできる」「君ならできる」「自分を信じろ」とか
なんやかんやの精神論応援メッセージ付き。

負けず嫌いの性格が出て、思わず完走してしまった私でしたが、
帰ってきて夫に、
「あなたが脳みそまで筋肉だったとは知らなかったよ!!」
と言っておきました。

イジワルのつもりで言ったのですが、夫はこのフレーズがお気に入りみたいで、
最近事あるごとに、
「でもー、私の脳みそは筋肉ですからぁ」
と言われるので、ちょっとイラっとします。

2011年6月11日土曜日

家計の管理

全く気が早いのですが、共働きになったらどう家計を管理するのが良いか、
とよく考えます。

私たちは、結婚をする際に、銀行口座をひとつ開設しました。
私名義の口座です。
私は結婚後、お給料のうちの決まった金額(ほとんど全額ですが)を
新しく作った口座に入れるように変更し、我が家の生活費はそこから出ています。
夫は、お小遣い制です。

結婚前は、夫婦名義の口座を開設しよう、と思っていて、
もちろん日本にも共同名義の口座があるのかと思っていたのですが、
どうやらあまり一般的ではない様子。

自分のイメージでは、夫婦の口座はひとつ。
そこに全額入って、家計の支出/収入が一目瞭然、というのを想像していました。
しかし、夫婦の口座が私名義だと、そうはいきません。
(他人名義の口座にお給料は振り込めなさそうなので。)

そこで、「主な収入源は夫で、妻が家計を預かる」という、典型的な(?)日本家庭で
育った私は、一度、夫の財布を握る、こともやってみようと試みたのです。

と言うのも、夫は不定期ですが派遣で働いたりもしており、
一応日本に自分の口座があるんですね。
ですので、「あなたの通帳も私に預けて」、と言ってみたのです。

すると、夫、断固拒否。

「なんか、身包みはがされるようで嫌だ」と。
そのうえ、「二人の関係が壊れるようなことになって、通帳まで取り上げられていたら、
異国の地で不安だ。」と。
!!!

たとえ離婚ってことになったって、人の通帳取り上げて返さないほど鬼じゃないわ!
と言いたくなりましたが、まあ何事も可能性は0ではない。。。
夫の言い分を聞いて、結局、通帳は各自で管理、ということになりました。
まとまったお給料が入ったときは、二人の口座(私名義の)に入金する、
ということで、落ち着いています。

私の周りの共働きの同僚に聞くと、
結構このパターンの夫婦が多いです。
お互いの口座を持ちつつ、決まった金額を二人の生活費口座に入れる、
というパターンです。

これだと、へそくりし放題なんだよなー。
※かく言う私も、二人の口座にお給料全額入れているわけではなかったり(汗)。

家計は全部妻に預けて、お小遣い制って、日本特有のものなのでしょうか。
(それとも、私たちの信頼が薄すぎるのか。。。)
何か、もう少し家族として一体感の沸く管理のやり方はないものか。
悩みどころです。

・・・まあ、まだしばらくの期間は悩み続けられそうですが。

2011年6月4日土曜日

カタカナ姓

夫がアメリカ人だという話を人にすると、「あー、じゃあなんていう苗字になったの?」
とよく聞かれます。

私は自分の姓を変えていません。

戸籍のない国の外国人と結婚すると、
パートナーの戸籍に入る、もしくは、パートナーが自分の戸籍に入る
ということがないので、自動的に同じ苗字になることはないです。

もちろん、希望して姓を変えることは可能です。
(婚姻届日から6ヶ月以内なら簡単な申請のみでOKです。)

ですので、アメリカ人と日本で結婚した私は、
1)旧姓のままでいるか(夫婦別姓)
2)夫の姓に変えるか(カタカナ姓)
3)夫に姓を変えてもらうか
のいずれかの中で選択をすることになります。

3)については、妻が常に夫の姓になるのか、という一般的な議論があると思いますが、
とりあえず我が家の選択としては、なし。

というわけで、1)か2)の選択肢が残ったのですが、
私は期限ぎりぎりの6ヶ月まで悩みました。
(ちなみに、6ヶ月を過ぎても、家庭裁判所に申請をすれば改姓は可能です。
ちょっと面倒くさいだけです。たぶん。)

自分の家庭観としては、夫婦は同じ苗字であることが自然でした。
ただ、選択肢を与えられると、迷ってしまうのもまた事実。

実は、迷っていた最大の理由・・・
それは、夫の苗字をカタカナにするとすごく変、ということです。
すみません、つまらない理由で。

音的には、日本語の単語を二つ組み合わせたような苗字になるんですね。
しかも、どちらも微妙な単語。
言うなれば、「ラッパンツ」のような感じです。
子供が生まれたら、絶対「ラッパ」とか「パンツ」とか呼ばれるんだろうなーとか。
変に日本語っぽく聞こえるから、「どんな漢字ですか」とか聞かれそうとか、
色々と妄想が止まりません。
夫の家族にも、Family Nameが「ラッパとパンツ」って意味なんですよ、
って言ったら笑ってたしなぁ。。。(言うなよって感じですが。)

つまらない理由、だけど名前となると、小さなこととも片付けられません。
ですので、結局私は旧姓で行くことにしました。
もし、子供が生まれたら、日本では私の姓になるけど、
夫はそれでも良いとのことでしたし、私の両親も(一人娘なので)結果的に
喜んでくれているのではないかなーと。

・・・・・・

ところが、この前大きな発見をしたのです。
カタカナ表記なんて、どうとでもなったんだ、ということを。

夫の日本における申請は、ほとんど私がしています。
婚姻届の提出、ビザの申請、外国人登録証・・・
ことあるごとに、夫の名前をカタカナで書く必要があります。

私は、夫のFamily Nameのスペルを元にして、いつも「ラッパンツ ○○」
のように書いていました。
よって、夫の身分証明書である外国人登録証にもカタカナで
「ラッパンツ」の記載があります。

ところが、この前、夫がハローワークの紹介状を家に持って帰ってきた日のこと。
カタカナで記載された名前を見ると、「ラッパンツ」じゃない!!

おそらく、ハローワークの方は、夫が発音する音を聞いて、
それをカタカナ化して書いてくださったのだと思います。
「ワーパーツ」のような記載になっていました。

目からうろこでした。
確かに、mやnを「ン」と表記する必要もないし、wrappaをワーパと書いてもいいわけです。
そうか、、、自分で笑えるような名前にしてしまっていたのか。。。

あの日、婚姻届に「ラッパンツ」とカタカナ記載してしまったあの日から、
夫の苗字を「ラッパンツ」にしてしまったのは私だったんだなー。
ごめんよ、夫。

夫婦別姓で2年間過ごしてきましたので、それに慣れてしまって、
今さらどうこうしようとは思っていません。
ただ、もしパートナーのお名前で迷ってる方がいらっしゃったら、
こういうこともあるんだよーということで。。。

※「ラッパンツ」は仮名です。あしからず。

2011年5月31日火曜日

夫の料理②

前回の記事はこちら

夫婦関係にひびが入りかねない夫の料理。
もちろん、作ってもらっているので感謝はしていますが、
でも、主夫としては食べられるものを作ってもらわないと!

そんな話をちらりと実家の母にしたところ、
夫の誕生日に、母が料理のレシピ本 in Englishをプレゼントしてくれました。

それが、これです。
「英文版 小林カツ代のホームクッキング - The Quick and Easy Japanese cookbook」
※実はもう一冊同じような本をもらったのですが、そちらはあまり活用してないので、小林さんの本だけ紹介します。

特に期待もせず、「せっかくだし、何か作ってみたら?」
という感じで渡したところ、「できそうな気がする」と夫。

そして、半信半疑でその夜・・・普通の味付けのご飯が食卓に!!
しかも、いい感じで日本的な味付け。
まったく、あの意味不明な炒め物を作った同一人物の料理とは思えません。

実は、常々夫は、何かいいdirectionがあれば、きっと料理はできるのに。
と言っていたのです。
言い訳だと思ってあまり取り合わなかったのですが、
結局、何をお手本に作ればいいのか、わからなかっただけなのですね。

それ以降、レシピを見ながらつくる、ということを習得したようで、
小林さんレシピに加えて、夫の母のレシピ、ネットに転がっているレシピ、
などを参考にして、作ってくれるようになりました。
お友達が家に来たときに、料理を振舞ってくれることもあります。

本当のことを言うと、バリエーションが5、6個しかなくて、
月に4回は同じご飯を食べることになることや、
時々新しいメニューに挑戦して、しっかり私のおなかを攻撃されて
次の日の仕事を休まなくてはいけなかったこと、
まだまだ色々問題はあります。

が、あの最初の3ヶ月に比べたら、本当に進歩。
まだまだ伸びる余地ありですが、感謝しています。

最近では、私のほうがめっきり料理をしなくなってしまった。。。
夫もいつかは就職してほしいので、私も週末くらいは作る練習を
した方がいいのかもしれません。

2011年5月29日日曜日

夫の料理①

図らずも2年間主夫業をやっている夫ですが、
一番上達したのは、料理です。

自慢ではありませんが、夫が日本に来たばかりの頃、
とにかく家事という家事全般ダメでした。

特に料理はひどいもので、
味付けの基本を知らない(というか、味付けをしない)
焼く、煮る等のやり方を知らない
といった感じでした。

結婚して最初の3ヶ月、晩ご飯の食卓は、毎日チキンでした。
フライパンで焼いただけの、塩もふられていないお肉。
付け合せは、アスパラガスとブロッコリーが日替わりで。

ある日、「たまには違うものが食べたいなー」
と言った私に、何を思ったか夫は、レシピも見ずに自己流の
炒め物を作成。
味付けのない、ささみ、にんじん、ブロッコリー(結局材料は一緒!)。
夫はそれを別々に炒めて、最後にひとつのお皿へまとめました。

「別々に炒めないで、一緒に炒めたらよかったのに」
と私が言うと、
「だって、それぞれの具材で炒める時間が違うでしょ」と夫。
「(いや、だったら、順番に入れれば・・・)」
とは言わずに、にんじんを口に運ぶと、ゴリッ・・・と。

わざわざ時間を気にして別々に炒めた割には、
にんじん生ですけどー!
(ちなみにやっぱり味付けは皆無。)

私は、基本的にグルメでもなんでもないのですが、
初めておいしくないと言う理由で、人の作った料理を残しました。

と言うわけで、平日は適当に会社で済ませて帰ったり、
週末の料理は私がしたり、
という感じで、何とかやり過ごしていました。
でも、食事って、生活の基本ですからね。。。やっぱりストレスが
溜まってきまして、ちょいちょいケンカのネタになるようにもなってきました。

で、これではいけない、と思っていた私たちの間に救世主が。

ちょっと長くなりそうなので、次回に続きます。

2011年5月26日木曜日

Do you want to?

どうしても好きになれない英語表現があります。
夫がよく使う言葉なのですが、これって一般的なのでしょうか。

題名にもありますが、「Do you want to ~?」という表現です。
もちろん一般的な英語表現だと思うのですが、
使うシチュエーションがちょっと、、、なのです。

ある日、夫の履歴書の添削を頼まれていました。
けれど、家に帰ったのが夜10時、
晩ご飯を食べて、一息ついて、11時過ぎ。
大事なことだからやらないと、、、でも、、、つーかーれーたー。

そこで、夫が言うのです。
「hey, do you want to check my resume?」と。

これ、私にはどうしても
「よし、じゃあ、僕の履歴書チェックしたいよね?」
って聞こえてしまうんです。

したいかしたくないかと言えば、したくない(疲れているから)。
けれど、頼まれたことだから、頑張るか。
そんなシチュエーションのときに、夫はこの言い回しを使うのです。

一度、
「何か頼むときに、"do you want to?"って聞くの、おかしくない?
私はあなたのためにやってあげるんだから、
もっとplease的な感じで言ってほしいんだけど。」
と言ってみたことがあるんですが、
「いや、そういう思いをこめて言ってるよ」とのことでした。

ということは、私の脳内和訳がイケてないのか。
同じようなシチュエーションで他の人にこの言い方をされたことは
ない気がするのですが。

とは言え、夫はお願いの気持ちをこめて言っているということですから、
「履歴書チェックしてくれない?」
くらいの脳内和訳で、片付けるしかないのかもしれません。

うーん、、日本語も英語も両方ぺらぺらな人に聞いてみたいです。

2011年5月22日日曜日

日本語化する

以前の日記で、我が家の会話は99%英語だと書きました。

が、私たち、気持ちを入れ替えて日本語で会話することにしました。

心境の変化の理由は、ずばり、就職のためです。
夫が日本に引っ越してきて2年。日本語学校に行ったりで中断していたこともありますが、
ずっと就職活動をしてきました。

でも、全然仕事が決まらないんです(泣)。
理由はいろいろあるんでしょうけど、一番の理由と思われるのが、「日本語」。

結婚前は、英語さえ喋れれば、仕事はすぐ見つかると思っていました。
(だから、夫が日本に来る前に仕事が決まっていなくても、OKかと思っていました。)
確かに、日本でも外資系で英語さえ使えればOKという仕事はあります。
でも、ターゲットをそこに絞ると、絶対数がとっても少ない。

絶対数が少ない=ライバルも多いですから、
そこを勝ち抜けるほどの能力が夫にはないようで、、
今まで仕事が見つからないのだと思います。

じゃあ、日本語も必要とされる仕事は?となると、今度は問題になるのが
夫の日本語能力。
日本に来てからの努力は認めますが、ビジネスレベルにはまだまだ。
やっと会話になるか、ならないか、そんなレベルです。

いったん働けば、すぐ覚えるよ、と思うのですが、
その一回目が難しいのです。確かに、日本語のおぼつかない外国人と一緒に
働きたいなんて、奇特な会社なのかもしれませんね。
私の働く会社にも外国人はいますが、確かにみんな日本が堪能です。

と、言うわけで、日本語強化計画です。
家でも日本語を喋る、というルールにしました。

まだ3日目なんですが、、、一応続いていますよ。
でも、日本語だけってとても難しいです。
言ってることが伝わらないと、すぐ英語で説明しそうになります。
自分の日本語の語彙力(いかに同じことを違う方法で伝えるか)が必要になりますね。

でも、私があることを言って、夫がわからないとき、
英語でちゃんと説明するのがいいのか、
あくまで日本語で違う言葉で言ってみるのがいいのか
どっちがいいのでしょうね。

私は、日本語を教えたことがないので、むちゃくちゃ手探りです。
でもとりあえず、頑張ります。

2011年5月19日木曜日

夫婦の節度

先日、夫が突然「Language Exchangeをする」、と言い出しました。

Language Exchangeとはすなわち、英語を勉強したい人と日本語を勉強したい人
が時間を共にして、お互いの言語を使ってお話しようというものです。
(言語は必ずしも日本語と英語でなくて良いですが。)

夫の日本語はまだまだですし、私たちの会話は99%が英語です。
ですので、日本語を話す機会を作りたいという気持ちはわかります。
が、Language Exchangeだぁー?

聞けば、女性のお友達と、毎週平日の夜に会って
カフェでお話をする、というではありませんか。
そのお友達、私も知っている人なのですが、なんかしっくり来ない。。。

「私、なんかあんまり気持ちのいい感じがしないんだけど、それ。」
「でも、あなたも知ってる友達だし、別に何も心配することないでしょ。
向こうも彼氏いるし。」
「何かあるとかないとかを疑っているわけじゃなくて・・・。」

要は、相手に対する思いやりだと思うのです。
毎週夜、話をするためだけに二人で会うって、気分的に嫌じゃないですか?
しかも、既婚男性なのに、どこか無責任というか。
自分のパートナーがどう考えるか、という想像力のない夫に、ちょっとがっかりしました。

結局、私の言い分でこの話は流れたのですが、結果的にやめさせたことが
正しかったのかどうか、少しもやもやしています。

相手の女性も、この話に乗り気だったのだから、
別に私がどう考えるかなんて気にしてないんだろうなぁ。
ということは、2対1で、私が神経質すぎるのかしら。

遊びに行ったり飲みに行ったりとかは、いいんです。
定期的に話すという目的で会う、というのに、ちょっと違和感を感じたのです。

そんな遊びみたいなことではなくて、さっさとバイトでも見つけて、
働きながら必死に覚えた方が上達するのに、、、と思うのは
私だけでしょうか。

2011年5月17日火曜日

焼肉、やきにく、ヤキニク

私は、焼肉が大好きです。
何かご褒美と言えば焼肉!
社会人になって一番うれしかったことは、
ちょっと高級な焼肉屋にも行けるようになったことです。
(学生時代は、もっぱら○角でした。)

なのに、それなのに、、、
私の夫は牛肉を食べません。
ベジタリアンというわけではないのです。牛肉「だけ」食べないのです。

その驚くべき理由といったら!
なんと、「自分で人体実験」なんだとか。

夫の親戚は、心臓の疾患で亡くなった方が多いそう。
そして、そういう方の好物はだいたい「牛肉」だった、と。
高校生のとき、その法則を発見(夫曰く)した彼は、
ある日突然思い立ち、牛肉断ちをしたそうです。
自分の身をもって、牛肉の食べすぎが心臓に負担をかけるのだ、
という事を証明するんだと。

私から言わせれば、なんて短絡で馬鹿な行動!!
確かに、毎日大量に食べるのは駄目かもしれません。
でも、全く食べないって・・・しかも自分の勝手な思い込みで。

全く納得がいかないのですが、これも個人のポリシー。
強制するわけにもいかない(というか、説得が面倒くさい)ので、
お付き合い時代から、受け入れてきました。

ただし、焼肉は別です。
私は、定期的に食べたくなりますし、そういうときに夫と一緒に行けない
のは、やっぱり寂しい。
でも仕方ないよね、我慢かな。。なんて色々葛藤していたのですが、、

日本に来て、だんだん夫のポリシーが薄れている、ような気がします。

あるとき、たまたま入った韓国料理レストランが、実は焼肉店だった
ということがありました。
仕方が無いので、豚トロをオーダー。あとは、冷麺やらビビンバを食べたのですが、
そのとき、七輪で焼いて食べるお肉(豚ですが)に、
「いやーこんなに楽しくておいしいものがあるんだねぇ。」と夫。

そう言えば、夫の地元には、こういう焼肉店は無いのです。
お肉といえば、BBQかステーキ。
私から言わせると、そんなにおいしいものでもありません(失礼)。

「もしや・・・」と思ったわけではないのですが、
また別のある日、私は急にどうしても焼肉が食べたくなって、
地元の駅前にある焼肉店に夫と行きました。
いつもなら友達を誘うところですが、急だったので。

夫は鳥と豚でも食べればいいわーと思っていたのですが、
「いや、「私」と一緒のもの食べるよ。せっかくだし。」と夫。
その日は、ふつーに、牛の焼肉を二人で食べたのでした。

ポ、、ポリシーないやん!とは言いませんでしたが、
まあ、たまにならいいんだな、かつ、日本の焼肉は好きらしい
ってことがわかったので、折を見てまた誘ってみようと思います。

2011年5月16日月曜日

大黒柱になるということ

私の夫は無職です。
我が家の家計は、私が支えています。

夫が日本に来るとき、できれば事前に仕事が見つかれば、
と希望していたのですが、時はリーマンショックの真っ只中。
そううまいこと事が運ばず、日本に来てから就職活動をすることにしました。

夫の就職活動のことは、また別で書こうと思いますが、
とにかくそれから今まで、定職が見つからず、今の状態です。

私は、卒業後会社員としてずっと働いてきましたが、
この状態は、やっぱり時々つらくなります。

学生時代から、いつか結婚しても、子供を持っても、
一生仕事は続けていきたいと思っていました。
仕事を始めた今でも、毎日仕事に行って、自ら生計を立てる、
という生活に、喜びを感じています。

ただ、私はいわゆるバリバリのキャリアウーマンではありません。
仕事で成功する才能はなさそうだし、それをカバーする努力ができるほど
仕事に対するモチベーションが高いかというと、そうでもありません。

仕事がうまくいって、気分がいい時もあれば、
失敗をして、このまま仕事を失うんじゃないか、と不安になることもあります。

うまくいっているときは、夫を支えて頑張るぞ、と思えるのですが、
失敗をして仕事に行くのが嫌だなーなんて時期は、
色々とマイナスなことを考えてしまいます。

いくらつらくても、辞めるという選択肢は私にはないのだな、とか、
このまま夫の仕事が見つからず、私一人が働き続けることになったら、
バリバリ昇進していかないと厳しいな、とか。
不安が、無駄なプレッシャーをかけて、余計にしんどくなることもしばしばです。

夫も、自分が働きたいのは山々なので、
責めるわけにもいかないのですが、ときどきこのイライラの矛先は夫に。。。
「夫婦は二人で助け合うものなのに、どうして私だけがこんな思いを」
こういう思いを、ぶつけてしまうことがあります。

きっと、私たちカップルの男女が逆だったら、
そんなに問題にならなかったのかもしれません。
でも私は女性で、キャリアを追求いく上で、女性特有の問題もあると思いますし、
子供もいつかは欲しいです。

夫がきちんと定職について、二人で働いていく。
どちらかが仕事に悩んでも、ちゃんと片方が支えて、
余計な不安を抱えなくてすむようにする。
子供ができたら、相当の期間は休めるようにする。

これが私の理想です。
ですので、夫には本当に早く、定職を見つけてもらいたい、
そう思います。

とは言え、今の状態を嫌だといって放棄するわけにはいきません。
腹を据えて頑張っていくしかないのかもしれませんね。
女性のキャリアアップセミナーでも探してみようかなぁ。。。

2011年5月15日日曜日

異文化を(ちょっと)感じるとき

夫とは、かれこれもう8年くらいの付き合いになるので、
アメリカ人ならではのカルチャーショックは、少なくなってきています。

最初は色々とあったのかもしれないですが、
もうあまり覚えていません。

でも今日、久々に「アメリカ人だな」と思う瞬間がありました。

今日のお昼は某SUBWAYにて。
メニューを見ながら、「どのサンドにしようかなー」と迷う私の横で、
「俺ターキー♪」と言いながら、さっさと前に進んでいく夫。

「ターキーサンドなんてどこにも書いてないよ」と言うと、
「SUBWAYにターキーがないなんて聞いたことない。」
「しかも、出来合いメニューじゃなくて、好きな具が選べるんだよ」と、夫。

そう言えば、アメリカではそういうシステムだったなぁ、、でもここ日本だしなぁ。
なんて思っていたのですが、全くノープロブレム。
ターキーはあったし、アメリカと同じように自分で好きな具を入れて
無事サンドを注文できたのでした。

私はというと、結局出来合いのサンドを注文。
ドレッシングも具も、店員さんの言うがままに。。。
選んだのは、パンの種類くらいかな。

なんとなく、色々言って時間かけるのも後ろの人に悪いし(ファーストフードなのに)、
そこでわざわざ自己主張するより、おススメを・・・と考えてしまいます。
他の人も、そう考えているのかはわからないですが、
ほとんど出来合いサンドの注文でした。

満足顔の夫を見て、久々に彼がアメリカ人なのを思い出しました。

<おまけ>
しかしながら、飲み物コーナーにファウンテン(自分で飲み物を入れる)
があったのですが、「no refill(2杯以上飲まないでください)」の文字に
夫はかなり不満気でした。。。
※アメリカではソフトドリンクはおかわり自由が普通です。もちろんSUBWAYでも。

2011年5月11日水曜日

ブログのこと

私がブログをはじめようと思ったのは、もちろん自己満足が主な理由なのですが、
あわよくば、同じような境遇の人と知り合いになれればなー
という期待があったからです。

私自身、恋愛中から結婚に至るまで、
たくさんの方のブログやHPを参照し、それらに助けられてきました。
情報を得たり、「あ、他の人も同じようなことで悩んでいるんだなー」と共感したり。

国際結婚だから特別、とは思わないのですが、
やはり、国が違うということから生じる独特の問題は、あるような気がします。

外国人がめずらしくない町に住んでいますが、
私は、日本で、旦那さんが外国人というお友達って、すごく少ないです。
ましてや、相手が無職で奥様が大黒柱というケース(ウチもこれ)はすごくまれです。。。
あぁ、どこかに同じ境遇の方、いないでしょうか。

こんなことを書きつつ、今このブログは特に読者もいらっしゃらないようなので、
まずは読んでいただく方法を考えないと、ですね。

とは言え、中身のない日記を広めるのも気が引けるので、
しばらくはこのまま細々と個人的に書いていきます。




2011年5月9日月曜日

なれそめ③

※前回の記事は、なれそめ① なれそめ② からどうぞ。

思ったよりなれそめ話が長くなってしまいました。。。これで最後です。

結婚を決めて、まず悩んだのが、どちらの国に住むか、ということです。
当時は二人とも会社員でしたので、どちらかが安定した(?)生活を捨てて
移住することになります。

私たちは、日本に住むことにしました。
普通に考えれば、もともとアメリカで出会った二人、
私がアメリカに移住する方が自然なのですが、
家族のことを考え、躊躇してしまいました。

私は、数年前に兄弟を亡くし、両親にとって一人娘になっていました。
海外に住むことに不安はありませんでしたが、両親を残して永住することは、
どうしても決断できませんでした。

もちろん、夫にも家族がおります。
ですので、ここは夫に折れてもらった、の一言に尽きます。

私の心情を理解し、アメリカでの生活を捨てて、言葉もわからない国へ来る。
簡単な決断ではなかったと思いますが、結婚を意識し始めたときから、
ずっと考えていてくれたようです。

これは、本当に感謝、、ただただ感謝です。

私も、一大決心をしてくれた夫を守っていくぞ!と心に決めました。
これが後に、どんなに大変なことか思い知ることになるのですが。。。

何はともあれ、二人の決断を両方の両親も受け入れてくれ、
晴れて結婚することができたのです。

2011年5月8日日曜日

なれそめ②

※前回の記事は、なれそめ① からどうぞ。

再会後、アメリカで半年ほどお付き合いをしたのですが、
そのあと私は日本へ帰国することが決まっていました。

二人で過ごした時間はとても楽しかったのですが、帰国後のことは未確定。
夫は遠距離でも続けられる!と自信を持っていましたが、
私は半信半疑のまま、遠距離生活が始まりました。

会うのは年に1・2回、1週間~2週間。
毎週末Skypeで会話。毎日の短いメール。

特に気負わなかったのが良かったのでしょうか。
上記のペースで、約4年間続きました。
もちろん、常に順風満帆だったわけではないですが。。。

結婚の話が出たのは、なにかのケンカの拍子でした。
「これ以上遠距離を続けても、前にも後ろにも進まない」
「じゃあ、次のステップに進んでみようか」
そんな感じだったと思います。

遠距離が長かったのと、相手が外国人であることで、
なかなか結婚の決心がつきませんでしたが、
この4年という月日は、相手を知り、気持ちを決めるには十分でした。

この期間があって良かったな、と今でも思っています。

2011年5月7日土曜日

なれそめ①

私と夫は、アメリカの某田舎(夫の出身地)で出会いました。
私は、その地に留学していたのです。

第一印象は、握手のときの「手のやわらかい人」。
それ以降は可もなく不可もなく、ただ、馴れ馴れしく話してくる早口のアメリカ人
=英語わかりにくいから避けたいなー、な人でした。

というわけで、特に親しくなることもなく、私は州内の別の都市へ引っ越したのですが、
数ヵ月後、共通の友人の集まりで再会。
そこで色々話すうちに、仲が深まり、程なくお付き合いすることになりました。

全く興味がなかったのに、なぜ再会して惹かれるようになったのか、
理由はいろいろあったのですが、第一は、夫が激痩せしていたからですかね。。。

初めて出会った頃は、典型的な小デブさん(しかも坊主)だったのに、
再会したときは髪ものびて、ちょっとシュッとなってました。

ただし、あなたが痩せたから興味持ったのよ、なんてことは、夫にはナイショです。

はじめまして

はじめまして。かいばしら(♀)です。

2008年にアメリカ人と結婚、日本に住む30代です。
結婚生活は3年目に突入しましたが、理想とする穏やかな日々には程遠いです・・・。

夫だから?アメリカ人だから?
まだまだ不完全な夫婦の日々の出来事を記録していきます。