2011年7月8日金曜日

仕事が決まらない!(終わりの始まり編)(1)

仕事が決まらない!の第一弾です。

思えばこれが、夫の終わりなき就職活動の始まり・・・「the beginning of the end」でした。
夫の日本での初めての就職活動は、実は私たちが結婚する何年も前のことなのです。

交際2年と少し。日本とアメリカでの遠距離。
とは言え、遠距離のまま結婚に踏み切る気などさらさらなかった当時の私。
なんとか、自然な形で一緒に過ごす→結婚というプロセスを踏みたいと思っていました。

その方法のひとつが、夫が転勤して日本に来る、というもの。

住む国の違う二人が、結婚せずに一緒に暮らす方法って、そんなにたくさんはありません。
ビザが必要ですからね。
夫が日本で仕事を見つけ、労働ビザで日本に滞在できるとなれば、
じっくり結婚の見極めができるし、最高の方法に思えました。

運良く、夫の勤める会社はインターナショナル企業。
日本にも支社があったため、そこにポストがないか、問い合わせてみることにしたのです。

そのときは、色々なラッキーが重なったのだと思います。
日本支社に、夫のキャリアに合った空きポストが!
そしてなんと、日本支社の責任者が、夫の面接をしてくれると言うではありませんか。

こんなにとんとん拍子に事が運んでもいいのかしら。
一緒に日本で住めるなんて、夢みたい。
でも、結婚するってまだ決めたわけじゃないのに、急に決まったら心の準備が・・・。

私は、期待と戸惑いの入り交ざった気持ちで、事の成り行きを見守っていました。

面接は日本支社で。
ちょうど私に会いに日本に来る予定だった夫は、
滞在初日に面接をセッティングしてもらいました。

日本に来る予定の、このタイミングで面接のチャンスが巡ってきたこと、
これは運命だと思えました。

夫の会社のHRも、後押ししてくれているように見えました。
夫のポストでアメリカから日本への転勤は珍しいけれど、これが日本支社とアメリカの
人材交換の先駆けになればいい、と、夫には伝えてくれていたようです。

それから面接までは、二人でどこに住もうとか、二人でどういう生活がしたいとか、
完全に面接に受かる気で、色々話しました。
だって、採用する気がないのなら、面接そのものをしないじゃないか、
そういう強気な気持ちでした。

そして迎えた夫の来日の日。
その日、私は仕事で、夫は昼過ぎに日本到着。夕方から面接の予定でした。
ホテルに荷物を置いて、その後着替えて面接へ・・・という予定でした。

私は結果が気になって、仕事が手につきません。
とは言え、長期休暇(夫が来るので)の直前、やるべきことは山ほどあったので、
無理やり終わらせて、夜の待ち合わせ場所へ向かいました。

長くなったので、(2)へ続きます。

※仕事が決まらないシリーズは、こちらにまとめています。

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