2011年8月28日日曜日

ハゲ日記(1)

国際結婚とあまり関係ないのですが、人に大っぴらに話せる話でもないので、私の10円ハゲについて、引き続き書きます。前回の話は、こちら

先日、重い腰を上げて、病院に行ってきました。
インターネットで調べたところ、円形脱毛症は皮膚科に行くのが良いらしい。

ストレスでハゲたのであれば、やっぱり都会の病院の方がいいなー(きっと同じようなサラリーマン、OL患者がいっぱいいるはず)と思って調べてみたのですが、
「円形脱毛を治療します」と表立って謳っているような病院は、発毛のための治療が主で、イマイチ保険が適用されるのかもわからない=病院かどうかすらよくわからない、ところが多かったため、結局近所の皮膚科を受診することにしました。

私は、小さい頃から何かと皮膚に関する問題を抱えていて(どれも深刻なものではありませんが)、皮膚科には何度もお世話になっています。
でも、もちろん頭皮問題で行くのは初めて。

別に恥ずかしいことではないのですが、やっぱり女性で「ハゲがあって」ってなかなか言葉にしにくいものですね。
まず、受付で「診療する部位を書いてください」と言われ、「頭」と書いた紙を提出するときの、あのなんとも言えない気まずい感じ・・・。
そして診察室に呼ばれ、先生に「頭ですかね」と言われ、「ええ。ハゲまして。」と答えるときの、恥ずかしい感じ。なんでしょうね、ハゲって言っちゃうからダメなんでしょうか。
でも、この切羽詰った困った問題をただ「脱毛」と表現するのは、何か違うのです。やっぱり「ハゲた」というのが、問題を端的に表していると思います。

結果は、やっぱり「円形脱毛症」でした。自分ではなかなか見にくいのですが、2.5センチもあるみたいです。。。しくしく。
ただ、おそらくストレス性のもので、他の病気から現れたハゲではなさそうということで、一応安心しました。

美容師さんに発見されるまで、全く気づかなかったため、もしかすると、数ヶ月前には発生していて、今は治り中・・・なんて淡い期待を持っていたのですが、先生いわく、「絶賛進行中」のハゲだそうです(頭皮がちょっと炎症している)。

一通り抜けたあと、少しずつ産毛が生えてきて、その期間が終わるとしっかりした毛が生えてくるそうな。
「完治は6ヶ月から1年ですね。他の場所にも円形脱毛ができないとも限りませんし。まあ、一ヶ月ごとに見せてくださいな。」
って、先生ー、、、簡単に言いますね。。。とりあえず、塗り薬を処方されました。
というわけで、少なくともあと半年は、ハゲを気にして生きていかなくてはいけないようです。ああ、本当に、これ以上増えないで欲しい・・・祈るのみです。

でも、結局気になるのが原因。
どのレベルまでストレスが溜まればハゲるのか、それはもちろん人によって違うのでしょうが、自分の過去と比較して、ここ2、3ヶ月で特別ストレスがあったかと言うと、ないのです。
でも、6月から仕事で少し変化があったのと、夫の無職による将来不安が重なって、募り募った結果なのかな・・・と思っています。まあ、ストレス皆無!は私の現状では無理ですので。
今回、思ったより自分がダメージを受けていたということがわかったので、もう少しストレスを溜めないように工夫して、生活をしていこうと思います。頼むぞ、夫!

最後に、処方箋を手にして向かった薬局では、受付の方と薬剤師さんの両方に2回も(!)「頭皮の円形脱毛ですね!」とロビーで大音量で繰り返されました。。。もうちょっとプライバシー尊重して欲しい。

あいまいな地図

夫が、日本で好きではないもの・・・それは地図です。
パンフレットやWEBサイト、看板などに出ている、ちょっとデザイン的な道案内の地図、アレがどうも好きになれないそうです。

事の始まりは、日本に来たばかりの頃、とある面接にて。
会社のHPに載っていた地図を参照し、面接に向かおうとした夫は、その地図のあいまいさに、会社の場所がわからず迷ってしまい、結果、面接に遅刻してしまいました。

「地図上では、道路は二本しかないのに、実は間に細かい道路がいくつもあるんだよ!」
「地図上では、駅から距離的にいくらもなさそうなのに、実際歩いたら20分もかかる。縮尺が全然違う!!」
と、かなりご立腹でした。(数分の遅れだったので、面接はさせてもらえましたが・・・。)

それ以来どこへ行くにも、もとから付いてくる地図に頼るのは一切やめて、自分でGoogle Mapで検索して行くようになりました。

先日も、雑誌で目的地を探していたとき、ページの左端にオシャレな地図が載っていました。「ここを曲がって・・・」と私が言いかけると、「いーや、この地図は信用できない。ちゃんとしたMapで調べます!」と、雑誌には見向きもしない夫。

確かに、言っていることはわかるのですが(道の本数が足りていないとか)、私はそのあいまいな案内図で、とくに苦労したことはありません。
地図の縮尺なんて見ていないし(徒歩10分とか書いていたら、それを信じる)、細い道だったら、勝手に頭の中で地図からはずします。
よくよく考えると、そもそも地図にそこまでの正確さは求めておらず、「あ、そっちじゃなかった、こっちだ。」とか「あ、曲がるのもう一本先っぽい。」なんて、考えながら行くことを、すでに頭の中で期待(覚悟?)しているような・・・。

「君は日本で育ったから、このあいまいな地図に慣れてるんだよ。ストリートにわかりやすく名前の付いているアメリカならいざ知らず、こんなに道の入り組んだ日本で、こんなにあいまいな地図で、どうやってみんな目的地にたどり着くんだ・・・ぶつぶつ。」なんて言われましたが、私は苦労したことないからなぁ。。。

最近は私も、GPSのケータイで、居場所から目的地まで、全く迷わずにたどり着くのですが、とは言え夫とは違って、あいまいな案内図でも、さほど苦労しない私です。
これも、お国柄の違いでしょうか(なんとなく、男女の違いのような気がしないでもないですが)。

2011年8月18日木曜日

10えんハゲ

10円ハゲができました。。。夫・・・ではなく、私に!!

先日、美容院に行った際に発覚したのですが、これがもう、最悪のタイミングでした。
私は、生理前のとても精神不安定な状態(毎月PMSがひどいのです。。。)、そんなときに、こんな未経験なショックな出来事!!

「何かストレスがありましたか?」と美容師さんに聞かれて、考えてみたけど、うーーん。。。
仕事はいつでもストレスフルで、今に始まったことではありません。
さらに、無職の夫を抱えての将来不安はあるし、ストレスにもなっています。でもこれも、最近起こったことでもありません。
突然ハゲるほど悩んでないハズなんだけどなぁ。。。

笑顔で美容院を出たものの、一人になると悲しくて悲しくて、とりあえず夫に話そうと電話。
でも、これもまたバッドタイミング。
夫の方も何やら取り込み中で、きちんと話を聞いてもらえそうになかったため、「あとで大事な話がある」とだけ伝えました。

そして、夜、夫が電車の中で、「で、大事な話って?」と聞いてきたので、「いや、ここでは無理」みたいなやり取りをしているうちに、大喧嘩に。。。
※だいぶ端折ってしまいましたが、要は、お互いすでに別のことでイライラしていて、一触即発状態だったのです。

私のイライラは次の日になっても収まらず(たぶん夫も)、話し合いを持ったものの、結局、「私がハゲたのはあんたのせいだ!!」「そんなわけない!」みたいなやり取りになってしまい、またまた大喧嘩。。。
もう、最悪の週末でした。

私たち、一度ケンカになると、なかなかその場で冷静に話せるようにならないのです。
ただ罵倒し合う、みたいな状態になってしまって。結婚して時が経つにつれて、そこまでのケンカはあまりしないようになったのですが、一度スイッチが入ると、かなりバトルしてしまいます。困ったものです。

でも今回は、夫が反省して(?)仲直りのしるしに花を買ってきてくれました。
が、それがちょっと笑えました!

家に帰る私に、ちょっと照れた様に花を差し出す夫。
その花束は・・・菊の花束でした。そう、お盆用のお花だったのです。

「・・・(言おうか言うまいか悩む私)。」
「(やっぱ言おう。)これ、お供え用のお花だよ。」
「ほんとにぃー?!」

面白さも手伝って、今回のケンカは丸く収まりました。いつも花さえあればOKってわけじゃないですけどね☆

ちなみに、ハゲの方は、原因がストレスだけじゃない場合もあるそうなので(体のどこかが悪いとか)、ちゃんと病院に行こうと思います。あー、、こっちは本当に憂鬱です。。。。。

2011年8月7日日曜日

海はないけど

先日、夫と海水浴に行ってきました。

私は、ビーチと言えば、砂浜でゴロゴロしているのが好きなのですが、夫は海に入ってガシガシ泳ぐのが好きです。

先日も、しばらく海で泳いだ後、私が疲れて戻ろうとすると、夫が「えー、もう戻るのー?」と残念そうに言うので、仕方なく海に留まる。。。の繰り返しでした。
泳ぐと言っても、私は浮き輪でぷかぷか浮いているだけなのですが、夫は顔をつけて本格的に泳ぐのはもちろん、時には潜水して海草や海底の砂を取ってきたり、まるで少年のようです。

でも、待てよ・・・夫は内陸の州出身で、実家の近くに海はないのです。
なのに、なぜ海で泳ぐのがこんなにうまいんだろう。

夫と初めて一緒に海に行ったのは、カリブ海でした。
私が日本に帰国して初めての夏休みを、カリビアンクルーズで過ごすことにしたのです(夫が会社員をしていた時代・・・)。
そのとき私は初めてシュノーケリングに挑戦したのですが、結果、惨敗。二度とやりたくないマリンスポーツのひとつとなりました。

ちなみに、私は人並みに泳げます・・・と思っています。でもなぜか、あの色々道具をつけて、うまく呼吸しながらというのが、全然うまくいきませんでした。
結局、海の表面に死んだ様に浮かびっぱなしで、遠く下の方を泳ぐ魚を遠目に眺める・・・というなんとも残念な結果に。

しかし、その横で夫は、浮かんだり潜水したりしながら楽しく魚と併走しているではありませんか。
大げさかもしれませんが、この人、魚だ!と思いました。

と言うわけで、今回あらためて、泳ぎをどこで習ったのか、ということを聞いたのですが、
「近所のプールで覚えたよ」とのこと。
「いや、でもプールで潜水まで習わないでしょう」(→私も昔スイミングスクールに通っていたので)と聞くと、
「プールの水深は5メートルくらいあったからねぇ。」と。
水深5メートルのプールで泳ぐ子供・・・すごい。

さらにしつこく、「でも海とプールって違うじゃない。波があるし、塩水だし、プールでできることが海でもできるとは限らないと思うんだけど。」と聞くと、
「あんまりそう感じたことはないよ。」と答えました。「シュノーケリングも、初めてやったときに苦労なくできたよ」と。

結局、運動神経の差かぁ。

私の方が海で泳いだ回数は多いと思うし、なんとなく、あんなに広い国で、海のない州で育った人だから、「海を見てびっくりする」くらいの感じなのかと思っていましたが、私の偏見だったようです。。。

2011年8月4日木曜日

会話のない夫婦

私の週末の楽しみは、夫とカフェに行ったり、ディナーに行ったりすることです。
何にも邪魔されず、二人向き合って会話をする時間が、すごく大切なのです。

と言うのも、私たち、普段は本当に会話のない夫婦なのです。。。

夫は、ゲームを含め、テクノロジー大好き人間。
情報を得るのもほとんどインターネットからなので、放っておいたら、一日中パソコンデスクの前でも苦にならないタイプです。

私も、一人で時間を過ごすのが好きです。
特に平日は、帰りが遅いため、家に帰ってから寝るまでは、自分の好きなことをして過ごしたいのです。
好きなことと言っても、テレビを見たり、インターネットしたりと、大したことではないのですが・・・とにかく一人でゆっくりしたい。

そういうわけで、平日の私たちといったら、帰宅→夕食→各々ばらばらに過ごす→寝る、という感じで、とても淡白なのです。

もちろん、夕食時に、今日あったことなどゆっくり話せばいいのですが、これもどうも盛り上がりません。
私は、仕事の愚痴を夫に話したくはないし、夫も就活中の身で、そうそう毎日新しいことが起こるわけではありません。今日は一日家事をしていたよ、なんて日もありますし。
ですので、「今日どうだったー?」「まぁ、ぼちぼち」なんて、中身のない言葉を交わした後は、各々の机へ・・・という具合。
そして、たまに二人で何かしようか、というときも、映画やドラマを見る(=結局会話なし!)ことが多いです。

あるとき、二人で背中を向けて会話をしない毎日に嫌気が差して、
「テレビやパソコンというデバイスに頼らなくても、楽しく過ごせるカップルになりたい!!!」
と言ってみました。
「そうだねぇ」と、なんとなく同意する夫。
ですが、やっぱり家だと、気づくとまた背中合わせに・・・。

こんな私たちなのですが、不思議と外に出ると、真っ当に会話ができるのです。
特に、外食して二人で向き合っていると、話したいことが色々出てくる・・・。
やっぱり、テレビとパソコンって、会話をするには害なんだなー、と思います。特に夫のようなパソコン中毒の人には。

このことに気づいてからは、何かと理由をつけては外に出かけて、お茶なりご飯なり、二人で過ごす時間を持つようにしています。
本当は、家の中でもこんな風に過ごせるといいのですが、そこはどうも意志の弱い二人です。。。

ちなみに、パソコンとテレビがなければ、絶対大丈夫かと言うとそうでもなくて、ケータイ電話も立派な妨害要素。
一緒に食事をしてる横で、写真を撮ったりSNSのチェックインしたり、「アナタは私と過ごす時間より、どこかの誰かに自分の食事や居場所を伝えることの方が大事なわけ?!!」とケンカになることもよくあります。
とりあえず、二人でいるときに電話をいじるのは禁止です。
ほんと、小学生みたいなルール。。。

みなさんは、旦那さんとたくさん会話しますか?