2011年10月27日木曜日

仕事が決まらない!(ハローワーク編)

最近めっきり触れることが少なくなりましたが、まだまだ続いています、夫の就職活動(悲)。
今回は、おなじみのハローワーク。愚痴も入りますが、あくまで個人ブログなのでご容赦ください。

ハローワークで尽力してくださる職員の方には申し訳ないのですが、ハローワークでは仕事が決まらない!これが概ね夫の経験です。近くに外国人専用のハローワークがあり、夫はそこへ通っていました。しかし、実際の就職につながるような経験はほぼナシに等しいです。

まず、書類を出した企業からの返答率が半分よりかなり下。

ハローワークで紹介してもらった企業への応募は、紙の履歴書を郵便で送るように指定される場合がほとんどで、かなり手間がかかります。履歴書を印刷して、写真を貼って、郵便局へ行って・・・もろもろですね。

就職活動をしていれば当たり前だ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、他の就職活動では、一回目の応募はほとんどオンラインです。また最低限、「応募を受け付けた」「今回は残念です」の連絡は(e-mailですが)あります。

ハローワークでは、一度行くと5、6件の就職先を紹介してくれますが、すべての書類を準備して、応募して、返答率が5割に満たないと言うのは(何度やっても結果が同じ)、やる気の下がるものです。

夫の能力が足りないからだ、と言ってしまえばそうです。しかしそれ以前に、紹介されている仕事が外国人向きでない(日本人前提)、という理由もあると思います。

夫は、アメリカで専門職に就いていたので、紹介してもらうのも専門職で、英語を使う仕事がほとんどです。しかし、募集要項をよく読んでみると、「TOEIC800点以上」とか、「英語日常会話以上」とか、どう読んでも日本人を前提にした記述のみ。
ハローワークでは、応募する前に「これから○○さんが応募しますけど、良いですか」みたいなことを事前に確認してくれるのですが、電話口では企業はOKというのです。しかし、案の定、応募後の音沙汰はないのです。

夫だけでは埒が明かないので、一度一緒に行ったことがあるのですが、そのときに、「事前にデータベースで申し込みたい仕事を探してくるといいですよ」とアドバイスをしていただきました。早速、家に帰ってデータベースをチェック。そこでわかったのは、いくら外国人専用のハローワークとは言っても、データベースは他のハローワークと共通。あの場所は、外国人向けにオペレーションをしてくれるだけで、紹介する仕事はあくまで「日本人を前提」にしたものが多くなってしまうのだなーということです。

第二に、応募する前から断られるケースも多々あるということです。

先に述べたように、仕事のほとんどは日本人を前提としたもの。紹介を受けようと、ハローワークから応募の可否の連絡をしたとき、「外国人はダメです」と(信じられないのですが!)言われることが結構あるようです。

ハローワークに通い初めてすぐ、「外国人」であることを理由に、応募することすら断られた夫は、怒り心頭でした。それを大っぴらに本人に言うのもどうなのよ、と思いますが、その後も応募を断られたのは一度や二度ではないようです。
就職活動で企業に拒否されたことにいちいち傷ついていたら、前に進めません。でも、自分でどうにもならないことを理由に、応募すらできないなんて、やる気が下がる以上に、自尊心が傷つけられます。

実際は、「外国人だから」ではなくて、「日本語が流暢ではないから」が理由(それを詳細に説明しないで、外国人はダメと言っている)と信じたいですが、こういうことがあって、夫は、ハローワークへすすんで行こうという気が起きなくなってしまいました。

他にも、いつ行っても待ち時間がバカみたいに長い、とか、色々理由はあるのですが、結果的に、ここで仕事を見つけようとするのは最も非効率な方法だ、という結論に至りました。
残念ながら、ワガママを言える立場ではないので、今でもたまーに行っては紹介を受けていますが、私がお尻をたたいて渋々向かう、という感じです。

ハローワークで仕事を探せれば、それが一番いい気がするのですが(何しろ数は多いし)。やっぱり、夫の活用の仕方が良くないのでしょうか。。。疑問です。

※仕事が決まらないシリーズは、こちらにまとめています。

5 件のコメント:

Alice さんのコメント...

ハローワークは、私達が地方在住だから特にだとは思いますが、全く使えなかったです。おっしゃるとおり、外国人は全くウェルカムではないです。

1回行ったようですが、私の住む場所ではハローワークの外国人求人は、工場での単純作業(きつい・きたない)みたいなのばかりでしたし、そもそも英語ができるハローワークのバイトの人が月に2回(1回当たり3時間)しか出勤しないというやる気の無さ…。専門職求人なんて1つもありませんでした。

アメリカでの専門職にはこだわっておられますか。自営で何かやっちゃうとかもありかな、と思うのですが。うちはいずれそんなことを考えています。

かいばしら さんのコメント...

Aliceさん
夫は特に職種にはこだわっていないです。が、経験上職歴があるものの方が、まだ食いつきがいいというか、就職できる望みがありそうだなーという感じですかね。(ハローワークでその職種しか紹介してもらえなかったのは、「職歴を活かさないともったいない!」というあちらの強い推しのためです。。)

自営は、できたらいいなーと思います。ただ、私も私の周りも今まで会社に属する働き方しかしたことなく、なんとなくアイデアや経験談に乏しいというのがありますね。そんな突飛なことをする必要もないのでしょうけど。

匿名 さんのコメント...

はじめまして。
ブログを書かれたのがちょっと前のようですが、私には今まさに進行中の内容だったので、コメントを書かせていただきました。
私の夫はなんと7年!仕事を探し続けています。
最初の出だしが悪かった。自国ではやはり専門職だったので、日本で英語の先生として働くなんてさらさらなし。
そのくせ、日本語はできない。今でも国際的な仕事をするのに日本語は必要ないと思っています。
ありとあらゆるサイトで外国人向けの求人広告を見ては履歴書を送っていますがなかなか見つからず。
面接までいっても、その後連絡なかったりです。英語の先生も探していますが、経験がないのでダメです。
ハローワークも一度行ったきりで最近は行っていないので、また行こうと思いましたが、こちらのブログを読んで
無駄足になるのなら、やっぱりインターネットで探すしかないですね。
コネはなかなかないです。7年間仕事をしていないので、アメリカでの就職も厳しいようで、辛いです。
子供も欲しいけど、今の状態では無理ですね。
もし何かいいサイトがあったら教えていただければと思います。

かいばしら さんのコメント...

匿名さん

コメントありがとうございます。
忙しさにかまけて全然更新していなかったのに、読んでいただいて嬉しいです。

7年求職中とは長いですね。ご本人もつらいと思いますが、パートナーである匿名さんも大変だろうと思います。。。

4年前に書いたものなので、今は状況が変わっているかもしれませんが、ハローワークはあまり役に立たなかったですね。でも、たまに行ってみるのはいいと思います。うちも、面接までいった企業もありましたから。数ある中で、見込みのある仕事を紹介してくれる割合が低いということですね。

別の記事に書いたかもしれませんが、一番仕事につながったのは、外資系の人材紹介会社だったと思います。きっかけはdaijob.comのようなメジャーな求職サイトで、そちらから申し込んで面接を経て会員登録をすると、その後も技能に合った仕事を紹介してくれます。最初は単発の派遣の仕事ですが、そのうち「社員登用あり」のような仕事にも関われるようになりました(うちは登用の面接で落ちてしまって駄目でしたが)。コネがないとなると、そういう派遣の仕事から人脈を広げるのもいいかな、と思います。人材紹介会社の営業さんと仲良くなると、そこから得る情報も多いですしね。

英語の先生でも良ければ、個人でやってる英語の先生を紹介する、みたいなサイト(先生探す.com?だったかな)にも登録していましたよ。ほとんどが継続してくれないハズレの生徒(笑)ばかりですし、嫌な思いもたくさんしましたが、夫はそれがきっかけで、個人経営の英語学校の先生の職(パートですが)を得ました。別の仕事が見つかって辞めることになりましたが、無職の時期に継続的な仕事を得て、本当にほっとしたのを覚えています。

どれも種をまきながら機会を待つ・・・みたいな気の遠くなる話ですが、努力は実ると信じて動くしかないですね。って、私も今だから偉そうに言えますが、当時はめちゃくちゃ焦ってました。でも終わりはきっと来ます!ので、お二人で乗り越えてくださいね。

匿名 さんのコメント...

ありがとうございます。
夫は定期的に鬱のような感じになり、求職に心が折れ、一生こんなことをやってるんだ。みたいなことを言い出します。今がまたその時期で、それを繰り返します。元々の性格もあると思いますが、様子を見てサイトの件を伝えようと思います。
とにかく誰かにこの状況を聞いてもらいたく、また、この状況の突破口を教えて欲しいと思い、コメントを書きました。
もう少し頑張ってみます。

ありがとうございます。