2012年4月15日日曜日

やっと半分

夫が4月から、フルタイムで働くことになりました。扱いは正社員ではなく契約社員なので、アルバイトとどこまで違うのか・・・ですが、とりあえずはフルタイムのお仕事。やっと半分まで来たという感じです。

会社専属の英語講師になったので、これからは社会人相手に英語を教えることになります。英語学校ではないので、後々は英語講師以外のこともするようですが、そのあたりはまだよくわかっていません。

このブログ、「外国人の仕事が決まらない」関連の検索でたどり着いてくださる方が多いので、役立つことが書けるといいなーと思ったのですが、結局夫の場合、ハローワークや人材紹介などの就職活動では定期的な仕事には結びつかず、最終的には知り合いのコネで仕事が決まった感じになりました。仕事がもらえる具合で言うと、「ハローワーク < 人材紹介会社 < コネ」ですね(こう書くと悲しいものがありますが)。

1)ハローワーク
以前の記事(こちら)で詳しく書きましたが、投資した時間の割に、あまり身になる紹介はしてもらえませんでした。面接までたどり着いたのが一社くらいですかね。英語教師のアルバイトであれば、もう少し役に立つ紹介をしてもらえたのかもしれませんが、なぜかあちらが夫の前職にこだわり、あまり紹介はしてもらえませんでした(基本的に、担当の方とは日本語で話すので、夫と職員の方とのコミュニケーションがうまくいかなかっただけかもしれませんが)。

2)人材紹介会社
夫は、外資系の人材紹介会社にいくつか登録していました。これは、自分で企業に直接応募するよりも面接→採用までたどり着く可能性が高く、(残念ながら就職までは至らなかったものの)役に立った就職活動でした。外資系の人材紹介会社に登録していたので、担当の方とは英語で、細かいところまで話せるのも良かったです。

夫の場合、正社員のオファーはなかなか紹介されず、ほとんどが短期(数ヶ月単位)の派遣ポジションでした。ただ、短期派遣で何ヶ月か働いたあと、タイミングが合えば年単位の長期派遣、その後うまく行けば正社員という風に進めそうな仕事もいくつかあったので(夫は残念ながら長期派遣の面接でダメになってしまいましたが)、根気良く続けていれば、仕事につながりそうな気がしました。

ここで紹介してもらった数々の会社で就職が決まらなかったのは、主に夫の日本語能力が低かったからかなーと思っています。いくら外資系企業のお仕事でも、一緒に働く人もお客さんも、半分は日本人なのですから、日本語能力は必要です。面接も、英語と日本語と両方でというパターンが多かったようです。

3)コネ
これは、知り合いにひたすら、「仕事を探しています」と言うだけです。地道な努力ですが、中身を具体的に話せば、運も開けていくのかなー、と思いました。欲を言えば、夫の方でもう少し外国人ネットワークがあれば良かったのですが、夫のように無職の人は、「仕事をしている外国人」と知り合うのが難しかったように思います。日本語学校には平日昼間に通っていたので、そこで会うのは、学生か奥様か、という感じだったのです。私も、同僚に外国人はいなかったです。そこができていれば、もう少し早く決まっていたのかもしれません。

先日、仕事を始める夫に、改めて「ありがとう」と言われました。「強くいてくれて、ありがとう」と。いつも、他の人に私の好きなところを聞かれたとき、「一緒に旅行とか、何かするのが楽しい」と言う夫。いや、それ別に夫婦でなくてもいいじゃん、、、と密かにがっかりしていたのですが、このときは夫が、「日本で、夫が働いてなくて、妻が養っているという状況が、どれだけ奇異の目で見られて、やりにくいことかわかっていた。それでも、stay strongで、根気よく応援してくれて、どうもありがとう。」と言いました。

「うん、まだゴールじゃないけどね。」と心の中で思いつつも、ちゃんと気持ちは伝わっていたんだなーと、嬉しくなった夜でした。

まだ道半ばですが、これからも二人で頑張ります。

※仕事が決まらないシリーズは、こちらにまとめています。

2012年4月14日土曜日

桜の木の下で

先週末は、お花見日和でしたね。
私達も、毎年恒例となった公園までお花見に行きました。

そして見事な桜を愛でながら、、、、、ケンカをしてしまいました。挙句の果てに、さようならーと、バラバラに帰宅。最近あまりケンカをしなくなっていたのですが、やっぱり私達の関係の本質はここ(ケンカ)にあるようで。。。残念な週末でした。

もめた原因は、夫の趣味。

私の夫は、趣味がいくつかあるのですが、それに対する「こだわり」が半端ないのです。その趣味のひとつが写真。なので、今回のお花見でももちろん、「写真を撮るぞー」と息巻いていました。

私、夫のこの趣味があまり好きではないのです。なぜなら、一緒に出かけても、写真を撮るのに一生懸命で、ちょっと冷めることがあるから。さらに、夫が好きなのは風景のポートレートで、人を撮らないため、私にしてみたら、二人の思い出にもならない代物なのです。私はもちろん思い出の写真は欲しいので、私達が出かけるときは、私が家族の思い出写真担当で、夫は好きな写真を撮っている、という感じでした。

先週私達が行ったのは桜の名所で、びっくりするほどの賑わいでした。夫がめずらしく、「二人で写真を撮ろうよ」と言ってきたので、いいねー、と賛同したものの、「夫のベストスポット」を探すのに一苦労。私も飽き飽きしてしまって、投げやりになってきました。そして、夫がやっと見つけてきたスポットには、これまたありえないほどの人だかり・・・。

イライラして私、「あんなに人が多いところは嫌だ。別のところを探そう。」と夫に言いました。だって、写真を撮りに来たのじゃないですもん、桜を見に来たのですもん。ここまでだって、写真を撮るために散々不要に歩き回っているのに。

まあ、ここまではよくあるやり取りなのですが。。。写真のこととなるとこだわりのある夫は、私の態度にプッツン切れまして。色々とすごーく嫌なことを言われました(思い出すのも嫌ですが)。そして、私も黙っている性格でもないので、「あんた、何様のつもり?!」・・・となって、バラバラ帰宅となったのでした。

今回のことで、夫は「こだわりのあるもの」について思い通りに行かないことがあると、短気になるのだなー、と気づきました。もともと気が長い方ではないのですが、プッツンスイッチは「こだわり」なんだな、と。

とは言え、私の周りには穏やかな人しかいませんし、「切れる」なんて到底受け入れられません。しかも、結婚して3年でこれに気付くなんて(結婚当初はこんなことなかった?)、夫が私に対して気を緩めて感情的になりすぎている証拠だ!と思いました。夫は、その日のうちに謝ってきたのですが、なんかイマイチ論点がずれていて、話し合う気にならず、冷戦に突入してしまいました。

夫は、無視されるのが一番嫌いなので、冷戦にはならないように頑張っているのですが、今回は何か色々腑に落ちなくて。だいぶ後になってやっと、夫がこだわりがある事について切れやすいと思うということと、そういうことで切れるのはおかしいよ。家族だからと言って、感情のままに当り散らしていいわけではない(だから怒ったんだよ)、ということを伝えたのですが、ちゃんと伝わったかな。。。

桜はこんなにキレイなのに、大人になってまでくだらないケンカはしたくないですね。反省。