最近めっきり触れることが少なくなりましたが、まだまだ続いています、夫の就職活動(悲)。
今回は、おなじみのハローワーク。愚痴も入りますが、あくまで個人ブログなのでご容赦ください。
ハローワークで尽力してくださる職員の方には申し訳ないのですが、ハローワークでは仕事が決まらない!これが概ね夫の経験です。近くに外国人専用のハローワークがあり、夫はそこへ通っていました。しかし、実際の就職につながるような経験はほぼナシに等しいです。
まず、書類を出した企業からの返答率が半分よりかなり下。
ハローワークで紹介してもらった企業への応募は、紙の履歴書を郵便で送るように指定される場合がほとんどで、かなり手間がかかります。履歴書を印刷して、写真を貼って、郵便局へ行って・・・もろもろですね。
就職活動をしていれば当たり前だ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、他の就職活動では、一回目の応募はほとんどオンラインです。また最低限、「応募を受け付けた」「今回は残念です」の連絡は(e-mailですが)あります。
ハローワークでは、一度行くと5、6件の就職先を紹介してくれますが、すべての書類を準備して、応募して、返答率が5割に満たないと言うのは(何度やっても結果が同じ)、やる気の下がるものです。
夫の能力が足りないからだ、と言ってしまえばそうです。しかしそれ以前に、紹介されている仕事が外国人向きでない(日本人前提)、という理由もあると思います。
夫は、アメリカで専門職に就いていたので、紹介してもらうのも専門職で、英語を使う仕事がほとんどです。しかし、募集要項をよく読んでみると、「TOEIC800点以上」とか、「英語日常会話以上」とか、どう読んでも日本人を前提にした記述のみ。
ハローワークでは、応募する前に「これから○○さんが応募しますけど、良いですか」みたいなことを事前に確認してくれるのですが、電話口では企業はOKというのです。しかし、案の定、応募後の音沙汰はないのです。
夫だけでは埒が明かないので、一度一緒に行ったことがあるのですが、そのときに、「事前にデータベースで申し込みたい仕事を探してくるといいですよ」とアドバイスをしていただきました。早速、家に帰ってデータベースをチェック。そこでわかったのは、いくら外国人専用のハローワークとは言っても、データベースは他のハローワークと共通。あの場所は、外国人向けにオペレーションをしてくれるだけで、紹介する仕事はあくまで「日本人を前提」にしたものが多くなってしまうのだなーということです。
第二に、応募する前から断られるケースも多々あるということです。
先に述べたように、仕事のほとんどは日本人を前提としたもの。紹介を受けようと、ハローワークから応募の可否の連絡をしたとき、「外国人はダメです」と(信じられないのですが!)言われることが結構あるようです。
ハローワークに通い初めてすぐ、「外国人」であることを理由に、応募することすら断られた夫は、怒り心頭でした。それを大っぴらに本人に言うのもどうなのよ、と思いますが、その後も応募を断られたのは一度や二度ではないようです。
就職活動で企業に拒否されたことにいちいち傷ついていたら、前に進めません。でも、自分でどうにもならないことを理由に、応募すらできないなんて、やる気が下がる以上に、自尊心が傷つけられます。
実際は、「外国人だから」ではなくて、「日本語が流暢ではないから」が理由(それを詳細に説明しないで、外国人はダメと言っている)と信じたいですが、こういうことがあって、夫は、ハローワークへすすんで行こうという気が起きなくなってしまいました。
他にも、いつ行っても待ち時間がバカみたいに長い、とか、色々理由はあるのですが、結果的に、ここで仕事を見つけようとするのは最も非効率な方法だ、という結論に至りました。
残念ながら、ワガママを言える立場ではないので、今でもたまーに行っては紹介を受けていますが、私がお尻をたたいて渋々向かう、という感じです。
ハローワークで仕事を探せれば、それが一番いい気がするのですが(何しろ数は多いし)。やっぱり、夫の活用の仕方が良くないのでしょうか。。。疑問です。
※仕事が決まらないシリーズは、こちらにまとめています。