2011年9月25日日曜日

夫のファッション

私は自分の服や小物をあれこれ考えるのが昔から大好きなのですが、男性のファッションとなると無頓着・・・というか、よくわかりません。夫のファッションについても、「あり得ない」レベルではないので、特にあれこれ言うこともなく、お付き合い時代はそうやってやり過ごしてきました。

ですが、結婚してからというもの、口出しする回数が増えてしまいました。なぜって、一緒に暮らしてみて初めて、夫のファッションについて驚くことが結構あるからです。

驚いたことその1:
西洋人(=洋服の国から来た人)のくせに、ジャケットを持っていない!

あるとき、ちょっとしたラッキーで、ホテルの豪華ディナーに行けることになった私たち。
老舗ホテルのレストランのフレンチコースなので、それなりにオシャレをして出かけるつもりでした。私は、お出かけ用のワンピースに、髪もきっちりセットして、さあ出かけようと夫を見ると・・・チノパンにシャツ&セーター。
完全に「休日のお父さん」ルックでした。

休日だから、ビジネススーツは何かが違う。でも、ホテルのレストランでディナーとなったら、ジャケットでしょ!と思った私は、「ちょっとー、なんかもうちょっとかっちりした服持ってないのー?」と尋ねたのですが、出てきたのは、ジップアップのブルゾン(超カジュアル)。
・・・もういいよ。
仕方なくその日は、夫=お父さんルックと私=気合の入ったワンピという、よくわからんカップルでお出かけとなったのでした。なかなかない機会だったのに、かなり無念!!!

その後、夏用と冬用、それぞれジャケットを揃えました。ええ、揃えましたとも。

とは言え、予算は限られてしまうわけで(夫は無職)、結局UNI○LOとG○Pで、それっぽいものを買いました(本当はBANANA REPUBLICで買いたかったみたいですけど。。。)
でも、夫は体格がいいので、安物のジャケットでもそれなりに着こなせるのですね。
私なんかは、体が薄くて、どうも着られてる感じがしてしまうのですが、さすが西洋人(=洋服の国の人)!と変なところで感心してしまいました。

おかげで、次の結婚記念日のディナーはそれなりにオシャレをして出かけられました。一張羅ですので、たぶん今後も全く同じ格好をして出かけるんだと思いますが。。。

驚いたことその2:
同じ服ばっかり買う

夫は、とにかく「アーガイル柄」が好きなんです。あの、ひし形がいっぱい重なっているような模様ですね。タンスを整理していて気づいたのですが、本当にアーガイル柄のセーターが多い。

先日、一緒に買い物に行ったとき、お店で(私が)アーガイル柄のセーター発見。
「きっと、夫は欲しいと言うだろうな・・・」と思いつつ、様子を伺っていると、セーターの前を素通り。
「はぁー、良かった。」と安心したのもつかの間、どうやら単純に目に入っていなかっただけのようで、振り返りざまにセーターを発見、「これいいね」と私に。。。やっぱりー!
「もう、同じようなのばっかりでしょ。」と伝えて、何とか違う感じの服を勧めるも、「うーん、イマイチぴんと来ない」と拒否。

とりあえず、「もうちょっと考える」ことにして、その場は買わずに去ったのですが、なんなんでしょう。放っておくと違うパターンのアーガイルセーターが、どんどん増えていく・・・。こんなの、アリですか?

男性のファッションって、なんとなく「こういうのがいいな」というのはあるのですが、具体的に何と何を組み合わせるか、となると、とたんにボヤーっとしてしまう。
結果、服屋さんのディスプレイをそのままを揃えてみたり、勧められるままに買ってしまったり・・・「何か違うー!」の繰り返しなのです。
アメリカに比べると、日本の男性の方が遥かにオシャレに敏感で(・・・すみません、アメリカの人)、夫もそれを微妙に感じ取り、「ファッションのアドバイスをしてくれ」と言ってくるのですが、イマイチ役に立てません。しかも、アドバイスを求めつつ、微妙に頑固な夫!

君は君のままでいいよ、と優しくなだめ、アーガイルのセーターを買い続けるべきなのか、それなりに男性のファッションも研究するべきなのか、悩ましいところです。

2011年9月3日土曜日

真夏の争い

今年の夏は節電だったので、我が家の真夏の争いがひとつ減りました。
それは・・・エアコンの温度対決。

私の夫は暑がりで、放っておいたらエアコンの温度を18度か、それ以下に設定するのです。
私はというと、28-29度設定が最適設定です。

去年の夏は、クーラーの効きすぎた寒いオフィスから帰宅すると、自宅も底冷え・・・なんて事がしばしば。「何でこんなに寒くするのー!?」「でも暑いんだもん。」体感温度が違うのですね。夫の体に触ると、確かにいつも熱があるのかと思うくらいあったかいんです。夫は、「僕は寒い土地から来たから、夏に向いてないんだ」なんて言ってましたが、なるほどと思わせるくらいの体温(実際測ったわけではないのですが、私よりは確実に暖かい)。

とは言え、電気代もばかにならないので、なんとかお互い歩み寄り、我が家の設定温度は27度になりました。

が!それでも私の目を盗んで、こっそり設定温度を一度か二度下げてみたり、無駄な努力を続ける夫。私も常にエアコンの設定温度に目を光らせる・・・しょうもないバトルが続けられていたのでした。

でも、今年の夏は違いました。節電の影響で、毎年いつからつけるかで揉めるエアコンも(ちなみに去年は6月からつけたがっていた)、今年はぎりぎりまで我慢。7月も末になってから初めてつけました。しかも寝るときだけつけるようにして、設定温度は驚きの29度です。なんて快適なんでしょう~。なにより、いちいち揉めなくていいから嬉しい☆

夫も、無理をしているのかと言うと、そうではなく、暑さにある程度慣れてしまったそう。
人間はある程度適応能力が備わっているのでしょうか。日本に来て一年目の夏は、この蒸し暑さにすっかりやられていて、2年目はちょっとマシになって、3年目の今年は、エアコンなしでも過ごせるように。すごいですね。

代わりと言ってはなんですが、夫は冬の寒さにとことん弱くなってしまいました!
夫の地元は、雪こそそんなに降らないものの、冬はマイナス20度の極寒地帯。私も留学して初めて、「コートのフードってオシャレじゃなくて、かぶるためにあったんだ!」(じゃないと耳が凍る・・・)と発見した土地です。
以前、夫の地元の友達が日本に遊びに来たのですが、彼が真冬にフリースのみで外に出かけるのにもかかわらず、夫はダウンコートとマフラー完備。「なんだよ、こんなにあったかいの、冬でもないぜ」と言っている友達をよそに、「もう僕の体は日本に適応しちゃったんだよ・・・」と夫。今年の冬は夫の実家に帰省する予定ですが、どうなることやら。。。

夏のしょうもない争いが減って嬉しい私でしたが、冬が来ると「シャワーの温度」争いが始まります。夫はバカみたいに熱いシャワーが好きなのです。しかも無駄に長風呂(もとい、長シャワー)!!
夏は快適になりましたが、冬に向けて、すっかり寒さに弱くなった夫と、仁義なき戦いの始まりです。。。