2012年7月20日金曜日

結婚式の費用は誰が払うか?

安くない結婚式の費用。みなさんの場合、費用は誰が出しましたか?

夫とまだお付き合いをしていた頃、何かのきっかけで結婚式の話になりました。そのとき夫が、「アメリカでは、新婦の両親が結婚式の費用を出すのが慣習なんだよ。」と言ってきたので、びっくり!「アメリカって男女平等じゃないの?なんでお嫁さん側がお金出すわけー??」と驚いて聞くと、「まあ、昔の話だから、今はそんなことないけどね。」とのこと。

そのときは結婚を考えていたわけではなかったので、そのまま忘れていました。しかし、別のシチュエーションで夫の兄と話していたとき、また何かのきっかけで結婚式の話に。式をするならどこでしたいか、みたいな話になったので、(当時は結婚も現実的ではなかったため)「○○アイランドー!でも高いね。」なんて夢見がちに話すと、「あ、でもお金は新婦の両親が出すんだからいいじゃーん。」と冗談口調で言われました。

「なに?やはり新婦の両親が出すのが慣習なのか?」と、若干不可解に思いながらも、そのときも具体的に結婚の話など出ていなかったので、聞き流しました。

そしてやってきた、具体的な時期。まさに今ですよ。
「夫がアメリカ人だから、お父さん、お母さん、お願い☆」・・・なーんて言うわけはなく。

私達は二人とも社会に出てしばらく経っている大人ですし、結婚式は自分達の貯金で、と考えていました。夫の仕事が決まってから結婚式がしたいというのも、費用を自分達で出したかったからです。いや、はっきり言うと、私のほうは貯蓄があったので、すぐに結婚式でも良かったのですが、夫のほうが・・・まさかの貯金(ほぼ)ゼロ!で日本にやってきまして。今から考えると、無職で貯金なしの男とよく結婚を決意したなーと思うのですが、まあ、そういうわけで、結婚式に夫の仕事はマストだったわけです。

結婚式の費用は自分達で、と考えるにあたり、思い出したのが、冒頭の「アメリカの慣習」のお話。夫の両親に限って、「何ですぐ結婚式をしないの(あなたの両親がお金出すのに)?」なんて思っていないことはわかっていましたが、そこは文化の絡む話。何が失礼にあたるかわからないので、夫にきちんと私達の思いを説明してもらうように頼みました。夫の両親も、それに対しては何を言うでもなく、もちろん理解を示してくれました(まぁ、そちらの息子のせいっちゃせいですからね)。

で、めでたく二人で貯金ができるようになり、結婚式までこぎつけたのですが・・・ここで現れたのが、私の両親。どこで調べたのか、「アメリカでは妻の両親が結婚式のお金出すんだってー?」と言ってきたのです。どうやら、ネットでアメリカの結婚式について色々調べたらしい。

「まあ、そういう話もあるみたいだけど、夫の両親とは話をしてるし、向こうはそんなこと期待してないよ」と伝えたのですが、やっぱり多少気にしている様子でした。

そしてつい先日、私の両親から援助の申し出がありました。「アメリカの話なら気にしなくていいよ」と伝えたところ、「日本の結婚式はお互いの両親が出すものよ。結婚は両家の話なんだから」と。そう言えば、私は日本の慣習というものを何も知らなかった!日本の友達とも、結婚式の費用は誰が出したかなんて、話をしたこともなかったのです。お祝い事の裏事情ですからね。。。

結局、気持ちだけもらうことにして、大方針は変わらず。

それにしても、すべてを納得してくれた両家の両親にしたって、本音と建前はあるわけで、結局どうするのが正しかったのか、今でもよくわからないままです。

※ここで出てくる、アメリカの慣習、日本の慣習は、私の周りの人の言っていることをそのまま書いたもので、調査に基づくものではありません。なので、これが実は普通でも慣習でもなかった、ということもあり得ますので(すみません、一般論を調べるのが面倒くさくて・・・)、あしからず!!

2012年7月8日日曜日

ドレス選び

結婚式の場所を決めてから一ヶ月ですが、そのほか、必要なことも順次決まってきました。結婚指輪、ウェディングドレス、飛行機のチケットとホテル(まだ旅程の半分だけですが)です。

今回は、ウェディングドレスの話。

私は今まで、人生の節目の特別な服装、というのにあまりこだわってきませんでした。成人式はスーツで出席しましたし、大学の卒業式も(日本では大体の女性が袴を着ますが)成人式の時に着たスーツを着用。着物を着たい気持ちはあったのですが、レンタル代と天秤にかけると、「別にいいや」という感じでした。

とういわけで、ウェディングドレスについても、「予算内で、あまりこだわらずに準備しよう」と考えていました。が、蓋を開けてみると、しっかり日本のウェディング産業に貢献する結果に。。。周りの皆が、「知らない間に費用が膨れ上がっていくよー」と言っていたのが、わかる気がしました。でも、結果的に好きなドレスが見つけられたので、満足しています。・・・って、最初からこんな感じだと、先が思いやられますが。

さて、好きなドレスと似合うドレスは違うよ、とは良く聞きますが、私の場合、嬉しい誤算がありました。

私は、背は日本女性の平均、顔は童顔、痩せ型で、その分お胸も・・・(自粛)、という体系です。なので、スレンダーな形のドレスは似合わないと思っていました。きっと、プリンセスラインのかわいい感じのドレスが合うんだろうなー、と。実際に試着しても、大人っぽいスレンダーラインはどうも貧相で残念な感じ。プリンセスラインの方がしっくりきます。

ただ、私の好みは体にフィットした大人っぽいドレス。特に、ウェディング関連でアメリカのサイトをよく見るようになってからは、ますますスレンダーラインへの憧れが膨らみました。

で、あきらめずにさらに試着、試着。

そこで気付いたのが、「私はスレンダーなドレスが似合わないのではなく、スレンダーかつシンプルなドレスが似合わない」ということ。ドレスの型はどうあれ、私はシンプルなデザインが好みで、あまり装飾のないドレスを選んでいました。でもふと、ちょっとやりすぎかなー、くらいのデザイン性のあるドレスを試着してみたところ・・・「スレンダーでもいける!」。完全にスレンダーはダメだと思っていましたが、さすがに30代に入って久しい大人です。いくら童顔でも、大人っぽいドレスを着こなす力は備わっていたようで、、、嬉しい。

最終的に、「シンプルなプリンセスラインのドレス」と「デザイン性の高いスレンダーなドレス」で迷っていたのですが、一緒に来てくれた友人の「あの濃い顔の旦那の横に並ぶのだから、このくらい主張してたほうがいいよ!」の一言で、スレンダードレスに決めました。夫の顔のくだりは笑ってしまうけど、確かにもっともな意見です。

というわけで、めでたくドレス選びは完了。まわったお店は3件。1件目のお店が自分の好みと合っていたので、ほとんどそこに決めていて、あまり多くまわる必要はありませんでした。

ちなみに、アメリカでは結婚式前に新郎が花嫁のドレスを見るのはBad Luckらしいのですが、私達は全く気にせず、二人でまわっていました(結婚して3年も経ってますしね)。でも、First Meetを大事にする習慣って、日本でも割と知られているのですかね?ウェディングドレスのお店で必ず、「新郎様にお見せしても大丈夫ですか」と聞かれました。私は夫と結婚するまでは、そんなこと全く知らなかったなー。

しかしながら、ドレスを決めるのに夫の意見は全くもって参考にならないことがわかったので(基本的に全部「いいね」と言ってくる)、最終決断は友人にお願いして、一緒に来てもらいました。やっぱり女性の意見の方が断然参考になります。結果、夫は最終的にどのドレスに決めたのかを知らないので、これはこれで良かったのかな。

ドレスはいろいろ悩んでも、楽しい悩みのうちのひとつですね。