前回の記事はこちら。
仕事が決まらない!(終わりの始まり編)(1)
仕事を終えて、どきどきしながら向かった待ち合わせ場所。
そこには、初めて見るスーツ姿の夫がいました。
(アメリカではビジネスカジュアルだったので。)
いやー新鮮!!なんて、一瞬ハイテンションになるのもつかの間、
顔を見て、一目で「面接うまくいかなかったんだなー」ってことがわかりました。
とりあえず、予約していたレストランにて一息つき、
面接の詳細を尋ねました。
「あんまり受け入れられている気がしなかったんだ。」と夫は言いました。
面接をしてくれた日本支社のボスは、終始面倒そうな態度で、
最終的に、「君に合うポストはないね」と言ったそう。
そして結局、採用の連絡はありませんでした。
正直、私には「なぜ不採用になったか」の理由はわかりませんでした。
夫は、この面接が相当トラウマだったらしく、あまり詳しく教えてくれなかったからです。
私も、夫の日本での就職は、このときはマストではなかったので、
そこまで追求しませんでした。
(今思えば、もっとしっかり聞いておくべきでしたが。)
当時の夫の話を総合すると、考えられる原因は下記。
1)政治的な理由で、面接だけはしてもらえたが、そもそも採用する枠はなかった
→アメリカ側と日本側で力関係があった、とか。
2)一目見て、嫌われちゃった
→なんでも、事前の電話面接は、割といい感じで進んでいたそう。見た目=差別的な感じもしますが、夫は電話面接と実際の面接の扱いのギャップにびっくりしたようです(面接官は同じ人物なのに)。
3)面接の中で不採用が決まった
→単純に、求める人物ではなかった。夫は、最初から最後まで、自分の話は聞いてもらえなかったと言っていましたが、それは勘違いだった、とか。
夫的には、「取り付く島無し」という感じで、1)2)が理由だと思っているようですが、
私はなんとなく、会社として1)2)で不採用って、
あまりないんじゃないかなぁーと思っています。
つまり、正当な理由があって、不採用だったと。
ただ、夫の説明からは、3)だとしても何が不採用の理由かは読み取れなかったので、
真相はわかりません。。。
と言うわけで、私たちの夢の日本生活は、夢のまま終わってしまいました。
転勤がなくなってしまったことも残念だったのですが、もっと残念だったのは、
夫が自分の勤める会社で、日本のポストを探すことに、とても消極的に
なってしまったことです。
あの面接は、よっぽど嫌な思い出になってしまったんですね。。。
結婚を決めて、日本に来るときも、転勤という形にできないか、
聞いてみてほしいとお願いし、夫も合意してくれましたが、
結局どこまで積極的に動いてくれたのかは、わかりませんでした。
日本支社は大きくないので、またあのボスなのではないか、ということで、
モチベーションがあがらなかったのかもしれませんが。
そんなわけで、夫の日本での就職活動第一幕は、苦い結果で終わりました。
※仕事が決まらないシリーズは、こちらにまとめています。
0 件のコメント:
コメントを投稿