2011年6月4日土曜日

カタカナ姓

夫がアメリカ人だという話を人にすると、「あー、じゃあなんていう苗字になったの?」
とよく聞かれます。

私は自分の姓を変えていません。

戸籍のない国の外国人と結婚すると、
パートナーの戸籍に入る、もしくは、パートナーが自分の戸籍に入る
ということがないので、自動的に同じ苗字になることはないです。

もちろん、希望して姓を変えることは可能です。
(婚姻届日から6ヶ月以内なら簡単な申請のみでOKです。)

ですので、アメリカ人と日本で結婚した私は、
1)旧姓のままでいるか(夫婦別姓)
2)夫の姓に変えるか(カタカナ姓)
3)夫に姓を変えてもらうか
のいずれかの中で選択をすることになります。

3)については、妻が常に夫の姓になるのか、という一般的な議論があると思いますが、
とりあえず我が家の選択としては、なし。

というわけで、1)か2)の選択肢が残ったのですが、
私は期限ぎりぎりの6ヶ月まで悩みました。
(ちなみに、6ヶ月を過ぎても、家庭裁判所に申請をすれば改姓は可能です。
ちょっと面倒くさいだけです。たぶん。)

自分の家庭観としては、夫婦は同じ苗字であることが自然でした。
ただ、選択肢を与えられると、迷ってしまうのもまた事実。

実は、迷っていた最大の理由・・・
それは、夫の苗字をカタカナにするとすごく変、ということです。
すみません、つまらない理由で。

音的には、日本語の単語を二つ組み合わせたような苗字になるんですね。
しかも、どちらも微妙な単語。
言うなれば、「ラッパンツ」のような感じです。
子供が生まれたら、絶対「ラッパ」とか「パンツ」とか呼ばれるんだろうなーとか。
変に日本語っぽく聞こえるから、「どんな漢字ですか」とか聞かれそうとか、
色々と妄想が止まりません。
夫の家族にも、Family Nameが「ラッパとパンツ」って意味なんですよ、
って言ったら笑ってたしなぁ。。。(言うなよって感じですが。)

つまらない理由、だけど名前となると、小さなこととも片付けられません。
ですので、結局私は旧姓で行くことにしました。
もし、子供が生まれたら、日本では私の姓になるけど、
夫はそれでも良いとのことでしたし、私の両親も(一人娘なので)結果的に
喜んでくれているのではないかなーと。

・・・・・・

ところが、この前大きな発見をしたのです。
カタカナ表記なんて、どうとでもなったんだ、ということを。

夫の日本における申請は、ほとんど私がしています。
婚姻届の提出、ビザの申請、外国人登録証・・・
ことあるごとに、夫の名前をカタカナで書く必要があります。

私は、夫のFamily Nameのスペルを元にして、いつも「ラッパンツ ○○」
のように書いていました。
よって、夫の身分証明書である外国人登録証にもカタカナで
「ラッパンツ」の記載があります。

ところが、この前、夫がハローワークの紹介状を家に持って帰ってきた日のこと。
カタカナで記載された名前を見ると、「ラッパンツ」じゃない!!

おそらく、ハローワークの方は、夫が発音する音を聞いて、
それをカタカナ化して書いてくださったのだと思います。
「ワーパーツ」のような記載になっていました。

目からうろこでした。
確かに、mやnを「ン」と表記する必要もないし、wrappaをワーパと書いてもいいわけです。
そうか、、、自分で笑えるような名前にしてしまっていたのか。。。

あの日、婚姻届に「ラッパンツ」とカタカナ記載してしまったあの日から、
夫の苗字を「ラッパンツ」にしてしまったのは私だったんだなー。
ごめんよ、夫。

夫婦別姓で2年間過ごしてきましたので、それに慣れてしまって、
今さらどうこうしようとは思っていません。
ただ、もしパートナーのお名前で迷ってる方がいらっしゃったら、
こういうこともあるんだよーということで。。。

※「ラッパンツ」は仮名です。あしからず。

2 件のコメント:

nako さんのコメント...

気になったエントリーでしたので、またコメントいたします汗
かいばしらさんの旦那様はビザは何で日本に滞在されているのでしょうか?
私たちは当時結婚していなかったので労働ビザ(これの取得にはいろいろわけがありますが・・)でしたが、もし将来このまま就職が決まらない場合、再度日本へ戻ることも視野にいれています。配偶者ビザとかでしょうか?その場合労働等は問題なくできるのでしょうか?
質問ばかりでごめんなさい!

かいばしら さんのコメント...

nakoさん

コメントありがとうございます。

夫は、配偶者ビザで日本に滞在しています。本当は、労働ビザで日本でしばらく一緒に暮らしてから結婚したかったのですが、仕事が決まらず叶いませんでした。労働ビザは、敷居が高いと感じました。

nakoさんご夫婦が法律的に婚姻されているのであれば、nakoさんが旦那様の配偶者ビザを申請すれば良いと思いますよ。配偶者ビザは、(婚姻が継続している限りは)労働にも制限はありません。おそらくアメリカのビザ取得よりは楽で、私の場合は、取得期間も一ヶ月強だったと思います。最初は1年のビザで、更新して3年のものがもらえました。夫は、次は永住権を申請できると思います。

自分の経験なので、すべて正しいわけではないと思いますが、ご参考になれば。