2013年10月14日月曜日

マタニティマーク

日本で妊婦になると、「マタニティマークつける/つけない?」みたいなことがよく話題に上がります。私は、妊娠初期から今も、お世話になっている派です。

※マタニティーマークとは、妊娠していることを示すマークで、「妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。(厚生労働省)」らしいです。私は、母子手帳の発行時に役所からキーホルダーをもらいました。

通勤時間が長いこともあって、つわり中一番つらかったのが、電車でした。気分が悪すぎて、立っていられないのです。なんとか席に座って通勤したい・・・ということで、お腹も目立たない時期から、キーホルダーをかばんにつけることにしました。

とは言っても、首都圏の混雑路線。座っている人に「席を譲って」というのもあんまりな気もして、「優先席が空いていたら座らせて」という意味で付けていました。この辺の人(?)って、あまり優先座席には座ろうとしないので、混雑していても優先席は空いていることが多いのです。これはありがたかった。。。何本か待てば、席の空いているタイミングが必ずあったので。

(ちなみに、私の地元では優先席の意味をなさないほどに、誰でも座ります。でも、必要そうな人が来たら、声をかけて席を譲る人が多いです。どちらがいいかはさておき。)

しかし、いくらタイミングを見計らって乗っても、席に座れないこともあります。最初は、電車を降りてまた待って・・・を繰り返していたのですが、最近は体調がマシになってきたので、そのまま乗車して立っていることも増えてきました。

そういう時、声をかけてもらえると本当にうれしいですね。情緒不安定になっているせいもあるのでしょうが、毎回、嬉しくて泣くのをこらえるのに必死になります(冗談ではなく、本気で)。おばさんが、「ここ空いたよー」と言って、わざわざ遠くから声をかけてくれたり、若いお母さんが「お大事にしてくださいね」と、お子さんと座っていた席を譲ってくれたり。

こうなる前は、こういう気遣いがここまで嬉しいものだとは思っていませんでした。「妊娠は病気じゃない」とは、よく言われることです。でも、実際に体は苦しく、思い通りにならなくて、自分が一番もどかしいのもこれまた事実。自分が元気になったら、こういう周りへの気遣いをもっとできるようにしよう!と思っています。

ちなみに夫は、私が何度も電車を降りてゲーゲー吐いているのを目の当たりにして、マタニティマークにより敏感になったそう。(それまでは、なにかのグループのバッヂだと思っていたらしい!)「今日も席を譲ったよ」なんて、得意げに話すことも多くなりました。

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