2012年6月23日土曜日

両家晩餐のトラウマ

結婚式で私が一番恐れていること・・・それは、「レセプションが盛り上がるかしら?」ということです。
こんなことを心配する花嫁はいないかもしれませんが、私にはトラウマがあるのです。

結婚して二年目の春、アメリカから夫の両親と祖母が、日本へやってきました。
そこで果たした、両家の初対面!!
私の実家周辺は有名な観光地でもあるので、みんなで一緒に観光をした後、レストランでディナーという流れでした。

観光をしているときは、見るものがあるので、まぁ和やかに過ぎたのですが、問題はディナー。。。平たく言うと、話題が無くて全く盛り上がらなかったのです。お互い、会えることはとても楽しみにしていたのですが。

もちろん、言葉の壁が一番大きいのですが、原因は「みんなシャイだった」の一言に尽きると思います。私の母はもともとシャイなので、それほど期待していなかったのですが、夫の両親は社交的なイメージがあったので、大丈夫だろうとタカをくくっていたら、びっくり。ディナーでは借りてきた猫のように静かになってしまって、「なんでー?」って感じでした。

そのとき思ったのは、外国人とのコミュニケーション能力って一般的に社交的かどうかではなく、普段の生活が想像もつかないような未知の人々に対して、どれだけアグレッシブになれるか、が鍵なんだなー、ということ。地球人とのコミュニケーション能力と、エイリアンとのコミュニケーション能力は種類が違うとでもいいましょうか。。。もちろん、片方が得意な人は、もう片方も得意な人が多いのでしょうけど。

そういうわけで、ディナーの場で活躍したのは、期待していた夫の両親ではなく、意外にも夫の祖母と私の父でした。と言っても、私の父は仕事柄、「日本のいいところを知ってもらいたい」という気持ちが強くて、話題は提供してくれるものの、えらく宣伝トークになって、途中から閉口してしまいましたが。

しかしながら、その場で一番イケてなかったのは、私達夫婦です。こともあろうに、(今さら)大緊張してしまった二人は、盛り上がらない食卓に「どうしよう」と動揺してしまい、さらに無口に。話題を提供することも、しっかり通訳することもままならず、結果、残念な晩餐となってしまったのでした。

よく考えたら、夫なんて普段は超社交的で、家でも外でもうるさいぐらいに喋るのに、なぜあのときに限って場を取り仕切ってくれなかったんだろう。・・・思い出したら腹が立ってきました!

そういうわけで、レセプションでは同じ失敗は繰り返すまい!と意気込んでいるのですが、とは言え、言葉が通じない事実は変わらず、(対外国人への)シャイな性格も変わらず。。。

お祝いであることやハワイという場所柄が、もう少し場をリラックスさせてくれるだろうとは思うのですが、レセプションで何をしようか、、、というのが私のもっぱらの、そして最大の悩みです。

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