2012年3月20日火曜日

ジャンケン

私の夫は、英語の先生のアルバイトをしています。

生徒さんは、幼稚園から小学校までの小さな子供達。普段私達は、子供達と触れ合うことはない環境なので、色々と発見があるらしく、驚いたことなどをよく報告してくれます。

その中で面白かったのが、ジャンケンに関する子供達の態度の違い。

子供ですので、おもちゃや遊ぶ順番など、しょっちゅうケンカになるらしく、そこで万能なのが、「ジャンケン」だそうです。「ジャンケンをして決めると、驚くことに、みんな素直に結果に従うんだよねー。何でもジャンケンで決めちゃうよ。」と夫。

聞くとアメリカでは(少なくとも夫の経験では)、ジャンケンをして結果が出ても、そのあとも「でもでも」と自己主張が始まり、結果を素直に受け入れないそうです。だからジャンケンは、決して万能ではない。でも夫の学校の生徒さんは、ジャンケンで一度結果が出ると、みんなそれを受け入れて、ケンカが収まるのだとか。

確かに日本人って、「運命をありのままに受け入れる」という考えが、少なからず根本にある気がします(宗教や文化的な要因が関係しているのかな)。また、「責任の所在を明らかにしないことによって、全員が幸せになる」というのもよくあるパターンな気がします。このどちらも満たしているのが、実はジャンケンですよね。まぁ、そこまで大げさには考えないにしても、最終的に「ジャンケンで決めようぜ」というのは、大人になってからもよくあることです。

でも確かに、私と夫は、小さなことでもジャンケンで決めたことはないかもしれません。なんでも話し合いになってしまう。。。これは相手がアメリカ人だからではなく、夫婦だからかもしれませんが。

それにしても、夫の話を聞いて、こんなに小さな子供のときから、そういう(お国柄の?)違いが出るのって、面白いなーと思いました。

私は、もともと議論や衝突を避けたい性質があるため、アメリカでも、夫と話していても、意識して自己主張をしなければならず、とっても苦労します。もし、環境次第で「自然に自己主張」できる性格になれるんだったら、そうなりたかったなー、なんて。

0 件のコメント: